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調査内容

法多山の時代の流れに触れてみた

女性のためのお社

法多山境内にある、鐘つき堂の陰に隠れるようにそっと佇む鳥居。
その幾つも連なる赤い鳥居をくぐると、小さなお社が現れます!「二葉神社」です。
法多山_二葉神社

戦前、浜松市の鴨江二葉町にあった「二葉遊郭」と呼ばれる場所に祀られていたものです。
二葉町は浜松一の歓楽街といわれ、花魁以外の店員さんもすべて女性という全国的にも珍しい遊郭だったそう。
このお社は、そんな二葉遊郭で働く女性たちがお金を出し合い、建立したものといわれています!
ご利益は恋愛成就、商売繁盛などだそう。

しかし、昭和31年に解体を余儀なくされます。信心深い彼女たちはお社を潰すことはできず、安住できる場所法多山へと移行しました。

健気な想いを持った女性たちとともに歩んできた二葉神社。言うなれば、多くの女性たちの心の支えだったのかもしれませんね。

厄除け団子を味わう

法多山の名物のひとつにご存知「厄除だんご」があります。手土産としても有名なだんごですよね!
今では、参拝に訪れたほとんどの人が買っていくほどの人気ぶりですが、ことの始まりは法多山に住んでいた、石川八左衛門が手作りのだんごを徳川家に献上したという逸話なんです。
当時、十三代将軍だった徳川家定公がその味を気に入り「串だんご」と命名しました。

法多山_厄除け団子

さっそく頂いてきました!よく知られた5つ連なった形です。
あんこがたっぷりですが、甘すぎず小ぶりなためペロッと食べられちゃいます。

現在、厄除だんごは1か所で販売されていますが、その昔、昭和41年以前は、なんと法多山境内に小さなだんご茶屋が15軒も立ち並んでいて、競うかのようにだんごを売っていたそうなんです!味やサービスは店ごとに異なっていたようですが、形はどこのだんご茶屋も今と変わらないあの形状だそう。
きっと参拝後に、自分お気に入りのだんご茶屋を見つけて立ち寄るというのが楽しみだったのでしょうね!
目移りしてしまいそう・・・!

本来の「お寺」

昔のお寺と、今わたしたちが感じているお寺の雰囲気は少し違うのかもしれません。
お気に入りのだんご茶屋で境内の美しい景色を眺めながらだんごを食べたひと、江戸からやってきた旅芸人の芸を楽しみにお寺へ向かったひと、お祈りしたいことがあって参拝しに来たひと。
寺に行けばおいしいものが食べられる、寺に行けば楽しいことがある。「寺」とは本来そういう場所だったようです。
いろんな人と出会い、楽しみ、学べる、各地域の“縁”の中心地だったといわれています。

変化というものはいいこともある反面、昔の風景が失われていくことは少しさみしくもありますね。
「昔はこういった文化があったみたいだよ」というのを、同世代や私より年齢が下の方にも知ってもらいたいなぁと思いました・・・!

法多山_土産屋

かわいいキャラクターお面とお土産屋さんが、なんだかレトロな雰囲気の写真を載せたところで、今回の調査を終了いたします。

結果報告

過去に一度だけ、法多山に行ったことがありましたが法多山の“時代の流れ”というのは、今回の調査で初めて知ったことばかりでした。
かつての、法多山という場所。浜松という場所。昔のひとびとの風習。それぞれの先に、今の法多山があるということ。とても深く、時代の流れを感じとることができました。
もし、法多山に行く機会がありましたら、少しでも思い出しながら巡って頂けたら嬉しいです。

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法多山 尊永寺

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