「中華そば 楽描(らくがき)」 浜北の人気ラーメン店「僕家のらーめん」がサンスト初出店
公開日:2020/11/04
浜松市浜北区の大型ショッピングセンター 「サンストリート浜北」に新しくラーメン店がオープンしました。
最近、肌寒い日も増えてきて、冬はもう間近。
美味しいラーメンで身体の内側からあったまろう♪
ということで、早速、気になる新店舗に行ってきました!
サンスト浜北 フードコートに新しくラーメン店がオープン
既に浜松市民にとって“おなじみ”の「サンストリート浜北」。
「ホームセンター バロー」や「SEIYU」、「TOHOシネマズ」、「天然温泉風と月」など個性豊かなテナントが入ったショッピングセンターです。
新しくラーメン店がオープンしたのは、サンストリート浜北の1Fフードコート。
お店の名は 「中華そば 楽描(らくがき)」。
浜北 遠州岩水寺駅から徒歩10分のところにある人気ラーメン店「僕家のらーめん おえかき」の姉妹店で、浜松のフードコートには初出店です。
10時開店の「サンストリート 浜北」ですが、開店してすぐの時間帯にも関わらず既にたくさんのお客さんがお店を訪れていました。
10/25(日)のオープン当日は大繁盛で、フードコート半分を囲んでしまうほどの行列を作ったそうですよ。
スタッフさんの制服は、温かみのある雰囲気の割烹着とかっちりとした装いのネクタイ。
割烹着、なんだかホッとします。
中華そば 楽描(らくがき) のラーメン
「僕家のらーめん おえかき」「中華そば 楽描(らくがき)」の店主 但田さんにお話を伺ってきました。
注文は券売機で
まず、気になるメニューはこちら。
- ・浜北コーチン 中華そば しょうゆ
- ・浜北コーチン 中華そば しお
- ・浜北コーチン 濃厚ふわまるラーメン
- ・遠州黒豚 しょうゆチャーシュー麺
- ・遠州黒豚 しおチャーシュー麺
- ・遠州黒豚 ふわまるチャーシュー麺
- ・浜北コーチン 塩たまご
- ・大盛
- ・浜北コーチン鶏ぎょうざ3個
- ・浜北コーチン鶏ぎょうざ5個
- ・鶏飯
- ・白米
- ・ペプシコーラ
- ・ポップメロンソーダ
- ・梅スパーリング
- ・サントリーウーロン茶
- ・なっちゃんアップルジュース
- ・なっちゃんアップルソーダ
- ・オレンジ100%
本店の「僕家のらーめん おえかき」は豚骨ラーメンでふんわり泡立ったスープが特徴 。
それに対し、新店舗「中華そば 楽描(らくがき)」は「浜北コーチン」を鉢全面に出した中華そばが売り。
「浜北コーチン」とは、浜北区にある「青い鳥牧場 浜北農場」が飼育している浜北産名古屋コーチン。飼料に浜北産のお茶の葉の粉末を混ぜ込み、飲み水は浜北区の地下水。浜北の恵みをたくさん受けて育っているんですね。
お茶を与えて育った鶏は、味の臭み、癖がなくなり、たまごの白身の透明感が増し、アレルギーも出にくくなるそうです。(青い鳥牧場 浜北農場:http://www.aoitoribokujo.com/)
これまで、豚骨にたっぷりのチャーシューなど、豚をメインの食材に据えてラーメンを作っていた但田さん。
鶏をメインにしたラーメンでお店を出店するきっかけは、本店「僕家のらーめん おえかき」でのイベント。それまでにもお付き合いのあった青い鳥牧場 浜北農場の澤田さんとのお話の中で、大寒の日に卵を食べてその年一年の金運と健康を願う風習を知ったそうです。
これは面白そうだと、大寒の日にお店の限定メニューとして、青い鳥牧場 浜北農場と 卵かけご飯とコーチンを使ったラーメンでコラボを実施。
但田さんと澤田さんは、そのラーメンを食べて、あまりの美味しさに驚いたそう!
「めちゃくちゃ旨い。これ、お店出せますね!」
このイベントをきっかけに、「但田さんは「こんな中華そばがやりたい」という熱を持ち続けていたそうです。
そして、その念願がついに叶ったのが、この「中華そば 楽描(らくがき)」。
このお店のすごいところは、浜松の生産者さん、企業が一丸となって作り上げたお店だというところ。
食材は地元産に徹底的なこだわりを持っています。
「浜松の食の素晴らしさを、浜松に住む人に伝えたい」そんな熱い想いをもった同志が作り上げたラーメンなんです。
遠州黒豚のチャーシュー
「僕家のらーめん」といえば、遠州黒豚チャーシュー。
ここ、「中華そば 楽描(らくがき)」でも存分に楽しむことができますよ。
遠州黒豚のチャーシュー
遠州黒豚吊るし焼き豚をローストするマシンの扉を開けていただくと、
めっちゃ良い香り〜〜!
燻製の良い香りが厨房中に広がりました。チャーシュー麺を頼むとラーメンの鉢一杯にチャーシューが敷き詰められたラーメンを堪能することができますよ。
丁寧に敷き詰められていくチャーシュー
このチャーシュー、口に入れると燻製の香りがしてとても美味しい。
しっかりとした歯応えのある肉で、噛むほどに肉の旨味がジュワッと広がります。
中華そばにも必ず一枚乗っているので、是非この旨味のジュワッと感を堪能してみてください!
脂が美味い 浜北コーチンのスープ
ラーメンのスープに浜北コーチンを贅沢に使用。
浜北コーチンのスープ
浜北コーチンの臭み、癖のなさはラーメンのスープにも良い影響を与え、まるでバターのようなまろやかさを生み出しています。
コーチンはもともとたまご用の品種ではなく、肉用の鶏なので旨味が強いのだそうです。
雑味が全くないので、その旨味がストレートに舌に届きます。
お店のオススメ商品をご紹介!
今回は、お店のオススメである「浜北コーチン 中華そば しょうゆ」「浜北コーチン 中華そば しお」「浜北コーチン鶏ぎょうざ」「鶏飯」「浜北コーチン 塩卵」をいただいてきました。
浜北コーチン 中華そば しょうゆ
浜北コーチン 中華そば しょうゆ
「浜北コーチン 中華そば しょうゆ」のスープは、浜松の加藤醤油さんがメインで関わっています。
このラーメンのために醤油をブレンドしたというかなりこだわった一品で、醤油のプロからみても推せるしょうゆラーメンに仕上がっています。(ヤマコウ・加藤醤油:https://www.katou-shouyu.co.jp/)
スープに使用しているのは、水と浜北コーチンと醤油だけ。
シンプルながらスープの味わいに深みが出るのは浜北コーチンならでは。
店主の但田さんによると、中華そばはシンプルが故に素材の味がもろに出るそう。
素材の味を堪能するのに最適なラーメンなんですね。
「僕家のらーめん」のラーメンは、1から100まで全て自家製。本店の裏に製麺工場を持っているそうで、麺も自家製麺。メニューごとに麺の細さや配分を変えており、基礎から美味しさを追求しています。
浜北コーチン 中華そば しお
浜北コーチンのスープをベースに塩であっさりと仕上げた、「浜北コーチン 中華そば しお」。
浜北コーチン 中華そば しお
サッパリといただける塩味ですが、浜北コーチンの旨味でコクのあるスープになっています。
浜北コーチンの脂がたっぷりなのに、食べても胃もたれしないのがすごい。
脂っこいのが苦手な方もペロリと完食できます。翌日にも響かない。
鶏飯
そして、ラーメンと併せていただきたいのが、「鶏飯」。
スープを堪能し尽くしたいのならば、鶏飯をセットにすべし
この旨味たっぷりのスープを…
鶏飯にたっぷりと注ぐ
鶏飯に使用している錦糸卵ですが、なんと浜北コーチンのたまごを浜松南区の卵加工品を扱う有限会社浜松玉栄(http://www.hamamatsu-tamaei.com/)に持ち込んでつくっているとのこと。素材にこだわっているのがここでも伺えますね。
上に乗っているお肉ももちろん浜北コーチン。
この錦糸卵の甘さとスープの塩気が絶妙なバランスでマッチ。
この味の重なりが癖になる美味しさです。好きなだけスープをかけて食べれるので、自分の好きな加減を探りながら食べるのがまた楽しい。オススメです。
浜北コーチン 塩たまご
但田さんによると、普通のたまごと黄身が全然違うという浜北コーチン。
違いを理解してもらうには、食べてもらうのが一番!とのことだったので、早速いただきました。
お店では、塩たまごにして提供。
この黄身の濃厚さ!
中身はトロットロの半熟で黄身がかなり濃厚。
こんな美味しいたまごが浜北にあったんだ!
ちょうど良い塩の効き加減で何個でも食べれそう。
浜北コーチン鶏ぎょうざ
浜北コーチンの旨味を包み込んだ餃子です。
味付けには加藤醤油の味噌を使用。タレをつけずに味噌と浜北コーチンを楽しむ一品です。
米酢と一緒に食べるのがオススメ。
お酢がいい仕事するんですよ、これがまた
実は、一時提供をお休みしていたことがある餃子。
「焼き加減を工夫することで今よりもっと美味しくできる」と判断し、改良を重ねたそうです。
さらに美味しく生まれ変わりました
いい焼き色
浜北コーチンの脂がジューシー
噛むとパリッと小気味良い音を立てて、ジューシーな浜北コーチンの脂が溶け出します。
味噌の優しい甘さがまた美味しくて、味付けもちょうど良い。
お酢をかけると、あら不思議!爽やかな風味に味変。さっぱりといただけます。
あまりの爽やかなお味だったので、「お酢が特別なお酢なのかしら」と思い、お酢だけレンゲで味見してみましたが普通の酸っぱいお酢でした。この浜北コーチン鶏ぎょうざと食べるからこそのマリアージュなんですね!
もっと詳しく知りたい!僕家のらーめん おえかき
そもそも、「僕家のらーめん」ってどんなお店なの?という方必読。
「僕家のらーめん」の4店舗あるお店のことをお聞きしました。
- 僕家のらーめん おえかき
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2014年オープン。
僕家のらーめんの本店であり、ラーメン好きなら知名度の高い有名店。
オープンしたその年に静岡県全飲食店で一位、全国のラーメン店で13位を獲得。
2年目からは食べログラーメンアワードで静岡県一位を二回連続で取得。
食べログの「百名店」に2年連続で選ばれる。 - 僕家のらーめん らくがき
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2018年オープン。
「僕家のらーめん おえかき」の別暖簾店。
今年、本店を離れ、掛川に新店舗をオープン予定。(twitter:@mennorakugaki) - 僕の青空まぜそば くれよん
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2020年 暖簾替えをしてオープン。
テイクアウトの需要を受け誕生した、まぜそば専門店。 - 中華そば 楽描(らくがき)
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2020年10月サンストリート 浜北のフードコートにオープン。
浜北コーチンの中華そばがメイン商品。
─── まず、僕家のらーめん おえかきについて教えてください。
2014年5月に「僕家のらーめん おえかき」を開店しました。
浜松で店を出す以前は、京都にある「俺のラーメン あっぱれ屋」という有名店で修行をしていました。
僕の修行先「俺のラーメン あっぱれ屋」に基いた豚骨ラーメンでふんわり泡立ったスープが定番メニューのお店です。
─── 2018年にオープンした別暖簾店「僕家のらーめん らくがき」についてお伺いしたいのですが。別暖簾店とは?
「僕家のらーめん」というのがショルダーネーム。「おえかき」や「らくがき」 というのが屋号になります。本店の同じ建物でやっているお店ですが、取り扱うメニューは異なります。
あえて、本店の看板には「僕家のらーめん」としか書いていません。暖簾を変えることで、全く別のお店になれるようなお店づくりをしたんです。
─── なるほど!フレキシブルな店づくりができるように当初から計画されていたんですね。メニューは「おえかき」と「らくがき」で違うのですか?
師匠の味を大事にした「僕家のらーめん おえかき」に対し、「僕家のらーめん らくがき」は、「俺のラーメン あっぱれ屋」のテイストから離れて、僕のやりたかったことや弟子にいろんな技術を教えていくために暖簾を分けたお店なんです。
実は、お店を始めた当初は弟子を取るつもりはなかったのですが、熱意に押されて弟子を取ることにしました。「らくがき」という屋号は、遊び心を大事にしよう、楽しく描くで「らくがき」にしようと言ってつけました。
─── 「僕家のらーめん らくがき」の新店舗が掛川にできるとのことでしたが、本店での「僕家のらーめん らくがき」はもう無くなってしまうのですか。
そうですね。一番弟子に暖簾を譲って、お店が移転するという形です。 掛川の新店舗は、年内には完成予定です。
─── 今年は「僕の青空まぜそば くれよん」も新しく立ち上げましたね。
「僕の青空まぜそば くれよん」は、コロナ渦でテイクアウトの需要の高まりを受けて、テイクアウトもやっていかなければいかんなと思って始めたお店です。
ただ、ラーメンってテイクアウトに向かないんですよ。やっぱり冷めたら美味しくない。
テイクアウトでもラーメンを美味しく楽しんでもらうのってどうすればいいんだろうと考え出したのがまぜそばです。ただ、今は新店出店もありスタッフが出払っていますので、休店中です。
─── 「中華そば 楽描(らくがき)」は「僕家のらーめん らくがき」と店名が似ていますね?
弟子と一緒にやるお店として「らくがき」が誕生したのですが、「らくがき」っていい名前だなって思って。漢字で「中華そば 楽描」ってカッコいいなと。それで、新店舗にも名前を拝借して持ってきました。
ただ、提供するメニューは違います。中華そば 楽描(らくがき)の浜北コーチンを使用した中華そばは、中華そば 楽描(らくがき)でしか提供していません。
─── 「中華そば 楽描(らくがき)」はフードコートに出店ということですが、どんな方に来て欲しいですか。
サンストリートっていろんな客層に親しまれている施設だと僕は思っています。
しかも、地元に密着してる商業施設だから、地元のお客様が多いんですよ。
お子さんからお年寄りの方まで客層も広い。地元の方達に向けて、地元の味を、自分の住んでるところにこんな美味しいものがあるんです、ということをお伝えできるようなお店づくりをしたいですね。
そして、うちの店をきっかけに生産者の方にも興味を持っていただき、生産者の方のもとにも訪れてもらえるようなきっかけを作れたら嬉しいです。
─── 「中華そば 楽描(らくがき)」の今後の展望を教えてください。
限定商品をこれから展開していきたいと思っています。例えば、浜松の食材をひとつ選んで主役にした商品を開発したりなど生産者さん側と一緒になって新しいものを作っていきたいです。
─── 「中華そば 楽描(らくがき)」は生産者側と消費者側を繋ぐ出会いの場でもあるんですね。お話しいただき、ありがとうございました。
浜北コーチンの中華そば、すごく美味しかった!
脂にくさみがないというのがこんなに美味しいことだったとは…!
どちらかと言うと油には弱い方ですが、胃もたれもなくペロリと食べ切ってしまいました。
塩たまごはかなり濃厚。どのくらい濃厚かと言うと、とろりとした半熟の黄身を頬張る時に手についてしまったので水で洗い流そうとしたのですが、流水にさらすだけだとなかなか落ちない。そのくらい濃厚。かなり衝撃的でした。これは実物を是非一度食べてもらいたいです。
これだけ地産地消を体現したラーメンってない。こんな美味しいものがある浜松に暮らしている私は幸せだなと感じました。
これから、「中華そば 楽描(らくがき)」が巻き起こすであろう浜松の食のコラボレーションは必見です!
この記事を書いた人
- 猫と一緒に暮らし始め、猫アレルギー疑惑が払拭されました。猫の毛ってすごい空中に舞いますね。ふわふわ。
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