風をとらえて海を走る!村櫛のWIND VILLAGEでウインドサーフィンしてみた
公開日:2021/04/14
4月に入り、気温が20度前後の日が増えてきましたね。
朝から晴れた日は、ひなたや車内にいると少し汗ばむくらいに暖かい。というか暑い!
こんな暑い日には海に入りたくなりますよね。
─── え?夏はまだ先なのに、海なんて少し気が早いんじゃないかって?
いえいえ、今から始めるのにちょうどいいマリンスポーツがあるんです。
それはウインドサーフィン。
ウインドサーフィンのメッカ 浜名湖 村櫛海岸
マリンスポーツが盛んだと言われる浜名湖ですが、浜松市西区にある村櫛海岸はウインドサーフィンを楽しむ人たちの姿で賑わいます。
晴れた日の村櫛海岸では、ビーチの景観の一つとしてウインドサーファーの姿を見ることができます。
広々とした湖面を色とりどりの帆を張ったウインドサーファーがゆったりと、時には疾走しながら自由に行き来していますよ。
6月某日の村櫛海岸
マリンスポーツと言うと「夏にやるもの」というイメージがありますが、実はウインドサーフィンは四季を通して楽しめるマリンスポーツ。
初心者が一年を通してウインドサーフィンを楽しむには、今が習い始めるベストタイミングなんです。
とりあえずお試しで!ウインドサーフィン体験に申し込んだ
さて、先ほどからわかったようなクチですが、実は私、マリンスポーツを一切やった事がございません!
どちらかというと湖面、海原は眺めるものだと思っているタイプの人間。
そんなマリンスポーツ初体験の人間がウインドサーフィン体験をしてみよう、という企画。
正直、運動神経も良い方ではないので、数時間の体験で何かできるようになるのか…。
周りも不安そうに首をかしげる中で、私にウインドサーフィンを教えるという大役を担ってくださったのが、村櫛海岸にあるウインドサーフィンスクール 「WIND VILLAGE」。
ウインドサーフショップ WINDS171
「WIND VILLAGE」は、会員制ウインドサーフィンクラブやウインドサーフショップを運営する「WINDS171」と提携しているウインドサーフィンスクール。
WIND VILLAGEでは、初心者向けの体験コースとして二つのコースを選ぶことができます。
- ・半日体験コース ¥6,600
- ・1日体験コース ¥8,800
初心者向けなのでもちろん、道具一式(ウインドサーフィンの器具、ウエットスーツ、ライフジャケット)のレンタル料込み。
水着と運動靴(マリンブーツ)、バスタオルのみの持参で体験することができます。
スクールのメインインストラクターを勤めているのは、現在もプロでご活躍の山本卓史さん。
山本卓史さん 「村櫛海岸へようこそ!」
山本さん |
こんにちは!インストラクターを務めさせていただきます、山本です。 本日は、よろしくお願いします! |
─── ゴリゴリの初心者なのにまさか現役のプロに教えていただけるとは!これはちょっぴり「乗れるようになるかも」という希望が見えてきたなあ。
早速、体験するぞ!の前に、室内レクチャーで概要を掴もう
レクチャーの様子
体験の前に安全に体験できるよう、申込書と出艇表、体調チェックの用紙を記入。
─── “出艇”表ですか。
山本さん | ウインドサーフィンは、セーリングやヨットとかと同じカテゴリーになるので“出艇”と言うんですよ。 |
必要書類の記入後はDVDを見ながら、器具の名称や原理などのレクチャーを受けます。
ウインドサーフィンって何?
─── あの…、そもそもウインドサーフィンって何ですか。サーフィンという割に見た目はヨットのそれに近いようですが…?
山本さん |
ウインドサーフィンは、ヨットのセイル(帆)とサーフィンボードを組み合わせたような乗り物を使ったスポーツです。 1967年にアメリカのカルフォルニアで「サーフィンのロングボードみたいなボードとヨットの帆を合体させて乗れないか」ということで発案されたのが始まりなんだそうですよ。 |
─── アメリカの方は面白いこと考えますねえ。
山本さん | ウインドサーフィンは風を使うスポーツなんですが、揚力って知っていますか? |
─── 凧や飛行機を飛ばす時にも働く力ですね。
山本さん | 風をセイルで受け流す事によって風力を動力へと変え進んでいく乗り物なんですよ。 |
山本さん |
ヨットも同じ原理で前に進むのですが、ヨットとウインドサーフィンの一番違うところはセイルが固定されていないこと。 ヨットは船体にセイルが固定されていますが、ウィンドサーフィンではユニバーサルジョイントになっているんです。 |
─── なるほど。帆が可動式なだけでなく、可動域も自在だと。
山本さん | 前後左右どちらにも動かすことができます。ボートのようにマストが垂直方向に固定されていないので、何もしないと帆は寝たままです。ですので、ボートに乗ってから自分で帆を揚げるんですよ。 |
本日の目標は“真っ直ぐ進む”こと
山本さん |
今日、やっていただくのは ウインド・アビーム(wind-abeam)と言って、風向に対して横に走ること。 ウインド・アビームは車に例えると“真っ直ぐ進む”ようなイメージ。とても基本な動作です。 |
─── 風向に対して横方向が一番基本的な動作なんですね。風下や横に進むのはイメージできるのですが、ウインドサーフィンは風上に向かって進めるものなんですか。
山本さん |
一応風上にも行くことはできますが、デッドゾーンと言うものが存在します。 風向きに対して45度の方向。これ以上行ったらデッドゾーン。デッドゾーンに入ってしまうとボートが止まってしまいます。 |
360度移動できるわけではない
山本さん |
斜め45度の角度でジグザグとターンして風上を目指す必要があるんです。 デッドゾーンの範囲も厳密に言うと、道具の性能や操縦者の技術によっても変わってきますね。 何回かスクールで練習してもらうと、いろんな方向に行けるようになりますよ! |
山本さん |
ヨットや船外機には「ラダー」っていう舵が後ろについているんですけど、ウィンドサーフィンには舵は付いていません。 では、どうやって曲がるのというと、セイルの向きを自由に変えることで舵を切っていきます。 今日は真っ直ぐ進むのでセイルと水面の向きをだいたい水平にして持つようにしてください。 |
─── セイルはアクセルブレーキでもありハンドルでもあると。難しそうだなあ、不安になってきちゃった。
山本さん |
海に出る前に陸上トレーニングという形で一度シミュレーションしていきますので大丈夫ですよ。 では、早速ウエットスーツに着替えましょうか。 |
陸上トレーニングで実際の器具を使ってみよう
絶対に日焼けしたくない構え
山本さん | あ、その帽子ちゃんと締まりますかね?結構風が強いから飛ばされちゃうかも…。 |
私 | え…?いえ。あ…(すごすごと帽子を脱ぐ)。 |
山本さん | まず、質問です。風はどっちから吹いていますか? |
─── え?…こっち?いや、こっちか?旗でも立てないとわかんない(笑)
山本さん |
普段、風向きは意識して生活してはいないですよね(笑) では、地元の人なのでさらに聞きますが、ここに吹く風は何風ですか? |
─── 何風?あ、西風!
山本さん |
そうです、今日は西風。冬も西風ですね。 WIND VILLAGEでは、西風の時、海の方向が風上になるんですね。 今日は晴れてはいますが、冬型の気圧配置になりかけていて、途中から風が強くなるかもしれませんので早いうちにどんどん練習して成功させましょう! |
山本さん |
ボードは行きたい方向に向けます。セールは基本的に風下側。人は風上からボードに乗ります。 ボードに乗ったら、ボードの真ん中に乗るようにしてください。真ん中が1番バランスがいいですから。 今このボートは左に行こうとしています。ですので、この場合、左足が前になります。 |
山本さん |
さあ、ボードの上に立ったら、「セイルアップ」というセイルを揚げる作業が始まります。 この時にセイルに取り付けられているロープを手繰り寄せてセイルを揚げていきます。 腰を痛めてしまいますので、ロープは手元に近いところから手繰り寄せるようにしてください。 |
くっ!
山本さん |
この時、セイルは水に浸かっているので重いです。 綱引きの要領で体重をかけて引っ張りあげてください。 はい、もう少し強く。もっと力使って良いですよ。 |
ぐぐっ!
山本さん | もっともっと!多分これじゃあ揚がらないですよ。 |
ぐぬぬっ!
山本さん |
セイルが水から上がった時には急に軽くなりますからその時は気をつけてくださいね。 えい!って力任せに揚げると急に軽くなってバランスを崩します。 では、今度はセイルの真ん中を両手で持って、V字バランスを取るようにします。 |
山本さん |
この体勢を「シバー」と言います。これが、ニュートラルポジションです。車で言うとギアをニュートラルに入れた状態。 走り出しの一番負荷がかかっていない状態です。風が強かったりしてセイルが重いって思った時はこのポーズをして風を逃してあげてください。 次は走り出しです。 |
山本さん |
軽くセイルを後ろに振って、身体の前に引き寄せてハンドルに手をかけます。その時、左手を前に、右手を後ろに。 進行方向の足と手を前にしてください。右手を身体に引き寄せすぎるとセイルが風を受け過ぎてしまうので、左手で支えて、右手は添えるだけ。 |
セイルが風を受けて重くなる
─── うわ〜〜〜!やばいやばい!持ってかれちゃう!
山本さん | はい、身体の力抜いてください。左手で支えてください。左手を軸にして。それで、右手離してみて。 |
─── あ、ちょっと楽になった!
山本さん | 軽くなったでしょ。じゃあ、右手でセイルを手前に少し引いてみて。 |
─── う、重くなった!
山本さん |
これがアクセル操作。セイルが風を受けて重くなった時はアクセルを踏んでいる状態。 風に結構引っ張られるでしょう。そのままじゃあ、踏ん張れないから、重心を踵寄りに、バランスを取ります。 |
山本さん |
左方向に行くときは左足が前ですが、反対側の右方向に行くときは右足が前。 全ての動作が逆向きになります。 |
一通り基本の動作を練習し、バランスを崩して落ちてしまった時の安全な落ち方をレクチャーしていただき、陸上練習は終了。
山本さん | 実際の感覚はやってみないと掴めないと思いますので、早速、海に出て練習してみましょう! |
海に出てみよう
村櫛海岸
ちなみにこの日の水温は19.8℃(5分間水につけて計測)
さあ、行ってきます!
─── おお、想像してたより水温高い。寒くないですね。
山本さん |
そうでしょう。今日は冬用のウエットスーツをご用意したのですが、少し暑いくらいかもしれないですね。 じゃあ、早速ボードに乗ってみましょう。セイルは風下、人間は風上でしたね。 |
─── うわ、水面なんで当たり前ですけど、体重預けるとボートが揺れますね。
山本さん | できるだけ真ん中に体重をかけて乗ると安定しますよ。 |
立てた!
─── ちょちょちょちょ!揺れる揺れる!あああああ!
打ち寄せる波に合わせて常にボートは揺れるのだ!
グアあああああ!
私 |
バランス取ってるだけでもう精一杯!何もできん! うおお…!開始2分でふくらはぎがつりそうッ!!!足がめっちゃ疲れる。 |
山本さん | 膝を使うといいですよ。力を抜いて、波の揺れに膝を柔らかく使って合わせるイメージ。 |
長い間、立てるようになってきた
─── 「膝を使う」って意味がやっとわかりました。波に逆らわない方が足が楽。
山本さん |
うん。感覚が掴めてきたみたいですね! そろそろ、セイルを引き上げる「セイルアップ」をしてみましょう。 |
ロープを掴んで
く!
ロープを引っ張ると足場のボートが動く
山本さん | セイルを引き上げたらニュートラルポジションを取って風を逃がしてあげてください。 |
ニュートラルポジション「シバー」
うまくV字バランスが取れない
山本さん | セイルの重さがあるのでつま先重心だと支えられません。後ろ重心で踵に体重を預けて。 |
─── 後ろ向きに海にダイブしてしまうんじゃないかって怖くなってしまいました。
山本さん |
一気に重心を移動させるのではなくて、セイルと身体の重さが釣り合うところを探して少しずつ重心をずらしていくと怖くないです。 それに、セイルの前に落ちてしまうと器具にぶつかってしまって怪我しやすいです。実は後ろに落ちた方が安全なんですよ。 何度かやったら必ずできますから、感覚を掴むまで頑張って! |
もう一回チャレンジ!
山本さん |
今、風がすごくいいからこのまま走り出しのポーズをしましょう。 ハンドルに手をかけます。右手を前に左手を後ろ。 |
そろりそろりとハンドルに手をかける
何とか走り出しのポーズをとる
山本さん | そう!やや、左手を手前に引いて。そのままキープ! |
お!
お!お!お!
─── 出来てるッ!!!!とととと…
ブヘエッ
山本さん |
先程の陸上レクチャーでもありましたが、後ろに落ちてしまった時にはハンドルから手を離さないほうがいいです。 もし、離してしまったら、頭を守るためにすかさず腕を頭の前でクロスさせるのを忘れないように! |
感覚が掴めるまでチャレンジ
バランスが崩れる瞬間が見極められない
難しい!
だんだん走り出しのポーズがスムーズに出来る様になってきた
先生にアドバイスもらうと、どんどん試したくなってくる
段々と距離が伸びてきた
─── これ、やればやるほど上達していくのが自分でもわかるから夢中になりますね!もう今日の目標達成しちゃった!
山本さん | 海でレッスン始めて30分くらいかな。 |
─── まだ30分!私でもここまで出来るようになるとは予想外です。
山本さん | まだまだ時間があるからもっと練習して精度を上げていきましょう! |
─── はい!
レッスン終了間近にはかなり上達
Good!
プロの滑りが見てみたい
「せっかくなのでプロの走りが見てみたい!」と山本さんにお願いしてみたところ快諾いただきました。
山本さん | 今日は風が弱いからジャンプとかは難しいと思うけど、出来るだけやってみますね! |
─── お願いします!
先生だ!お〜い!!
すごく速い!
うお〜!かっこいい!!
─── これ、体験したから凄さがわかる!セイルが羽根のように軽く見える。さすがプロ!
インストラクターの山本さんにお話聞いてみた
─── ありがとうございました!すごくかっこよかったです!
山本さん | ありがとうございます。いい写真撮れました? |
─── はい!何とか(笑)凄くスピードが速くて驚きました。私の時と全然違う。
山本さん |
今日は初めての体験ですから頑張っても10km/h以下だったのかなと思うんですが、実は世界記録では100km/h出るんですよ。 自分は50km/hぐらいしか出したことはないのですが… |
─── 100km/h?高速道路の車と同じくらい!?いや、50km/hも十分に車のスピードですよ。
山本さん |
体感速度は3倍と言われてますから、上達してスピードに乗れるようになると、とても面白いですよ。 結構、スリリングな競技なんです。速さを競ったり、波に乗りながら飛んだり、技を競ったり、いろんなことができるんですよ。 |
─── 技?
山本さん | フリースタイルと言って、波のない穏やかな海面でも風があれば、セイルの力を使って飛んだり、クルって回ったりとか、いろんな技ができるんですよ。僕もフルースタイルのプロとして活動しているんですよ。 |
村櫛海岸はウインドサーフィンをするのに適している
─── 村櫛海岸でこんなにウインドサーフィンが盛んなこと知りませんでした。知っている人に言わせれば、村櫛海岸はウインドサーフィンのメッカ(=あこがれの地)だと聞きました。
山本さん |
村櫛海岸はウインドサーフィンをするには最適な環境なんですよ。 ここら辺は、遠浅と言って、岸から沖の方まで水が浅いんです。だから、すぐ足が着くので溺れたりせずに初心者の方でも安全にウインドサーフィンを楽しむことができるんですね。 さらに、弁天島や太平洋が近いので潮の流れがあります。潮の流れがあるということは、水がよく動くので水が綺麗 なんですよ。 |
─── 溺れる心配がないのは嬉しいですね。水が綺麗なのもマリンスポーツには大事。
山本さん |
あとは、浜松は風がいいです。ウインドサーフィンは風を使うスポーツなので、安定した風があることが大切なんです。 秋冬には上級者向けの強い風が吹いて、春夏は初心者でも乗りやすいような程よい風が吹くんです。初心者にも上級者にも適した環境なんですよ。 他県のウインドサーファーはきっと羨ましがる環境だと思いますよ。 僕もいろんなところでウインドサーフィンをしてきましたが一二を争うくらい良い環境です。 |
遠州のからっ風はウインドサーファーに愛されている!
─── 秋冬に吹く風に乗るには中級〜上級のスキルが必要なんですね。初心者が、春に習い始めると秋くらいにはどのくらい上達しますか?
山本さん |
その人の頑張りや体格とかいろんなことがあるので一概には言えませんが、一つの目標として「プレーニング」というのがあるんです。 「プレーニング」というのは、強めの風が吹く環境で、綺麗に風を受けて走れるようになると、ある時ボードがぎゅっと浮き始めて滑走するようになるんです。 時速で言うとそれまで10km/hぐらいだったのが、20km/h後半のスピードが出るようになります。 |
山本さん |
今から始めると夏ぐらいにはプレーニングができるようになってくるんです。 プレーニングができるとやはり、見えてくる景色や爽快感が違ってくるのですごく滑るのが楽しくなってくると思いますね。 この楽しさを覚えると練習もどんどん楽しくなって中級者へと成長していきます。 |
─── プレーニングが最初の到達点なんですね。ところで、子供のスクールもあるそうですがいくつから参加可能ですか。
山本さん |
ジュニアスクールは小学校低学年くらいからが対象です。 直感的にやるので子供の方が上達が早かったりしますね。 ウインドサーフィンはオリンピックの種目にもなっていますから、将来はここ村櫛からオリンピックに出場するような選手も出てくるんじゃないかなと思います。 |
浜松市で開催される大会も
─── どんな能力が育ちますかね?バランス感覚とか?
山本さん |
バランス感覚ももちろんですし、体幹も鍛えられますよ。 それと、陸上だけじゃなくて、浜名湖で遊ぶっていうのが良い経験になるんじゃないかなと。 ただの磯遊びともまた違いますから。子供の頃からこういった遊びで浜名湖に親しみを持ってもらうことで、浜名湖や自然を大切にする人材が育ってくれるんじゃないかなと期待しています。 |
中級者の方のマンツーマンレッスンでは一緒に海に出る
─── ウインドサーフィンはどんな人におすすめしたいスポーツですか。
山本さん |
どんな人におすすめしたいか…。いろんな人にやってもらいたいからなあ…難しいなあ(笑) 活発な人だとか、アウトドアが好きな人かな。海のスポーツなのでリフレッシュには最適ですね。 体動かしたいとか、普段デスクワークとかでちょっとお疲れ気味な人とか。 あと、上達するのは負けず嫌いな人。 初めは大変なこともあるんですが、「この!」って負けん気で向かっていく人かな。 |
─── 山本さんにとってウインドサーフィンの魅力ってどんなところですか。
山本さん |
今までで、ほぼ話しちゃったけど(笑)どこまでいっても奥が深いスポーツってところかな。 二十歳くらいから初めて20年くらいになりますが、まだまだ出来ないことがいっぱいあります。 二十代の頃に比べると体力的には衰えていっているかもしれないけど、上手くなりたいって気持ちは途絶えずにずっと持ち続けています。 |
山本さん |
自然の中でやるスポーツなので、風の強さや波の高さでコンディションも変わってきます。穏やかな風の中では出来たことが強い風の中では出来なかったり。 そういった日々変わっていく環境を楽しみながら、自分の出来ることを増やしていくってところも面白いですね。 今は、インストラクターもしていますから、皆さんと切磋琢磨しながら楽しめたらいいなと思います。 海の上で走るのは気持ちがいいですよ! |
体験コースに申し込むには
体験半日コース
・短時間で体験できるお手軽なオススメプラン
・午前か午後の半日コース(所要時間は2時間半程度)
・体力に自信の無い方にもオススメ
・風を掴んで湖面をまっすぐ滑れるようになる事が目標です
体験一日コース
・1日かけてしっかりトライしたいという方にオススメプラン
・1日かけて全身運動でとても良い運動になります
・午前と午後の1日体験(昼食休憩1時間を含め所要時間は5時間程度)
・風を掴んで走れたら方向転換やカーブにチャレンジ! 往復できる事が目標です
対象
高校生以上で健康であり安全に運動、マリンスポーツを行う事ができる方
持ち物
- ・水着(夏季以外はウェットスーツの中に着られるもの、インナーなどでも可)
- ・バスタオル
- ・マリンブーツ(濡れても良い運動靴でも可) ※サンダルは不可、かかと用のベルトがあるタイプのサンダルも脱げやすい為不可
- ・飲み物(スポーツドリンク等)
- ・アウトドア対策(日焼け止め等)
- ・メガネ着用の方は落下防止バンド 等
- ・1日体験の方は昼食をご用意ください
やっぱりあると便利!
「WIND VILLAGE」 ウインドサーフィン | 体験コース
https://tarouw171.wixsite.com/windvillage/school
ジュニアスクール
4月〜9月の間に25回程度を予定しているジュニアスクール。小学生低学年から参加可能です。
浜名湖の自然環境で仲間(友達)と真剣に学び遊ぶ事で、自然資源を理解し、大切にできる人材を増やすことを目指しています。
対象
小学校低学年(応相談)〜中学3年生
健康であり安全に運動、マリンスポーツを行う事ができる子供
持ち物
- ・水着(夏季以外はウェットスーツの中に着られるもの、インナーなどでも可)
- ・バスタオル
- ・マリンブーツ(濡れても良い運動靴でも可)※サンダルは不可、かかと用のベルトがあるタイプのサンダルも脱げやすい為不可
- ・飲み物(スポーツドリンク等)
「WIND VILLAGE」 ウインドサーフィン | ジュニアスクール
https://tarouw171.wixsite.com/windvillage/junior-school
開催スケジュール
開催日は公式サイトのスケジュールページから確認ください。
「WIND VILLAGE」 ウインドサーフィン | CALENDER
https://tarouw171.wixsite.com/windvillage/calender
初めてのウインドサーフィンでしたが、凄く面白かった〜!
まさか初めてやったその日に乗れるようになるとは思わなかったので嬉しかったです。
眺望もいいし、アウトドアで力一杯運動して、いい気分転換になりました!
体験後に山本さんが「今日、初めて自転車乗った人みたいなイメージですよね。」とおっしゃっていましたが、まさにその通りだなと。こんなに上手く操縦できない乗り物に乗ったのは自転車以来。
子供の頃は自転車にうまく乗れなくて、でも早く上手に乗れるようになりたくて一生懸命練習したっけっと懐かしくなりました。
まさか、大人になってからあの感覚を味わうとは…!子供の頃の誰しもが経験したあの時のような濃密な体験がウインドサーフィンにはありますね。
やってみると改めてその凄さに気づく
習い事選びはフットワークよく色々試してみるのが1番の近道。
とりあえずで体験出来るのが体験コースのいいところ。
ここまで読んでみて心惹かれた方はぜひ、参加してみてはいかがですか?
この記事を書いた人
- 猫と一緒に暮らし始め、猫アレルギー疑惑が払拭されました。猫の毛ってすごい空中に舞いますね。ふわふわ。
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