アクティ森「カヌー体験」でリフレッシュ
公開日:2017/09/19
カヌーとは、小型船舶の名称。定義は広く「パドル(櫂)で漕ぐ小舟を総称した名前」ですが、専門的には使用するパドルや、乗り込むデッキの形の違いによって区分されているそう。
スポーツとしても人気があり、オリンピック競技にもなっています。リオ五輪で羽根田選手が日本人初の銅メダルを獲得したことは記憶にも新しいですよね。
今回はそんなカヌーに気軽に乗ることができる施設があると聞き、調査してまいりました!
アクティ森をぐるっと一周
噂の体験施設、アクティ森は、周智郡森町にありました。カヌーのほかにも、陶芸、和紙、鬼瓦、草木染などの伝統工芸品づくりや、テニス、パターゴルフ、手ぶらでのBBQなどを気軽に体験することができるそうですよ。
レストランや、特産物販売所も併設しているほか、周辺施設には宿泊できるコテージやキャンプ場、そば打ち体験ができるそば処もあります。
駐車場に車を停めると、森町のイメージキャラクター、「カワくん」と「セミちゃん」がお出迎え。
後ろが体験センターとなっており、こちらで陶芸や遠州鬼瓦、吉川和紙、草木染め、ポリマークレイをつくる体験ができます。
入ってすぐの特産物販売所「よんな市」と軽食が楽しめる八角庵です。地域の方やツーリング途中と思われる方が休憩されていました。
奥には森のレストランかわせみがありました。こちらでは、季節に合わせた森町の里山の自然を感じる食事を楽しむことが出来るそう。
太田川ダムカレーなんてユニークなメニューもありましたよ。
森のレストランかわせみからは、花木園が臨めます。遠くには東屋も見えました。座ってゆっくり花を眺めるのも気持ちよさそうです。
花木園からさらに奥に行くと、テニスコートや16ホールのグラウンドゴルフ場、そこから川沿いに歩いていくとカヌー乗り場や水辺のパターゴルフ場があります。
小さなお子様から楽しめるパターゴルフ場は18ホール。お友達同士で回るのも楽しそうですね。
一周回って八角庵やよんな市のあたりへ戻ってきました。
いざカヌー体験!
八角庵の脇にはクラブハウスがあり、こちらでアクティビティの受付をします。
入口の前にはかっこいいマウンテンバイク。こちらもレンタル可能で、自然いっぱいのサイクリングコースを楽しむことができますよ。
カヌーの受付もこちらで行います。
カヌー体験は平日は予約制。
事前に公式ホームページから予約時間を確認して、電話予約をしてくださいね。
中に入り受付を済ませると、早速カヌー乗り場へ向かいます。
こちらがカヌー乗り場。川を目の前にするとドキドキしますね。
パドルは左右に水を漕ぐブレードがついた「タブル・ブレード・パドル」。冒頭の専門的区分によると、体験するのは「カヤック」に分類されるカヌーです。
ちなみに片側のみにブレードがついたパドルは「シングル・ブレード・パドル」と呼び、これを利用するカヌーは国内では「カナディアンカヌー」と呼ばれています。
ライフジャケットの着用方法、パドルの選び方や漕ぎ方の説明を受けてから乗り込みます。
今回はハマラボ所長が挑戦しました!
スタッフの方に押し出してもらって着水。
地上では体重がぶれるたびにぐらぐらとしていたカヌーですが、水に入ってみると、意外に安定します。浮遊感はあるそうですが大きく身体ごと後ろを振り返ったりしない限り転覆はしないのではないでしょうか。
膝でカヌーの内側を押すように座ると、さらに安定するとの指示を受け、ニーブロックしながら漕ぎ出してみます。
ブレードが両側についているため、右・左・右・左と交互に漕いでいくのですが、慣れない間は変に力が入ってしまい、どちらかがうまく漕ぐことができず曲がってしまいます。
軌道を修正するため、右へ曲がりたいときは左のパドルで、左へ曲がりたいときは右のパドルで水をかくのですが、これがなかなか難しく、思ったように進んでくれないのだとか。
いつのまにやら生い茂る木の中へ。スタッフの方の指示を受けながら脱出しました。
どうやらあまり強い力で漕ぐ必要はない様子。
水面にパドルを少しひっかけるくらいの感覚でもそれなりに水をかくことが出来るので前に進みます。これをテンポよく続けると勢いがつくので、あとは進むスピードに合わせて少し押してあげるような感覚で漕いで行くのがコツのようです。
しばらく漕いでいるうちに上達し、ある程度思った方向へ進めるようになると、静かな森の中で、水に浮かび、鳥のさえずりが聞こえ…とても穏やかな気持ちに。
間近で水面を眺め、魚などの生き物を見ることができるのも楽しさのひとつ。
一人称視点でこんな動画を作成してみました。
日差しが強い日の体験でしたが、水面に近いため意外に涼しいらしく、1時間の体験はあっという間でした。
カヌー乗り場から上流へはある程度進むことが出来るので、冒険してみるのも楽しそう。
体験を終え、陸へと上がります。
スタッフの方がカヌーを引っ張って岸につけてくれるので、指示に従い濡れることなく無事地上に戻ってくることができました。
夢中になって漕いでいましたが、パドルを漕ぐ動作は普段使わない筋肉を使うのか、意外に体力を消耗していました。所長は力の入っていた前腕の甲の部分が痛くなったとのこと。
ゆっくり漕いでこれだけの疲労。
タイムを競うようなプロのレースはどれほどの体力がいるのか……。
少しネットで調べてみると、オリンピック競技である「カヌースプリント」の世界記録ではなんとおよそ20km/hで進むそうで大変驚きました。(スプリントカヤックシングル200m)
もちろん上手く漕ぐための技術も必要なのでしょうが、カヌー選手が筋骨隆々なのにも納得です。
スタッフの方に無事必要にならなかったライフジャケットを返却し、カヌー体験は終了。
今回の調査はここまでです。
緑に囲まれてのカヌーは癒しの体験だったそう。
漕ぐのに少々コツがいるため、進めたときにはより楽しく「また乗りたい」と思わせてくれます。
パドルの使い方次第ではありますが、パドルを伝って水が足にかかることがあるため、ホームページの注意事項をよく読んで、着替えとタオルは持っていきましょう!
ぜひ森の美しい自然の中でカヌーを楽しんでみてくださいね。
この記事を書いた人
- 浜松を愛し、浜松に愛されることを目指して日々研究に没頭中
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