オフシーズンでも！1年中おいしい三ケ日みかん

三ケ日みかんを冬場にたくさん食べたけども、旬は冬の間。店頭に並ぶのはせいぜい4月上旬まで。5月にもなると春先に出回っていた貯蔵みかんもなくなってしまいますよね。でも、三ケ日みかんがおいしいのは冬だけじゃないんです。いつだって三ケ日みかんが食べたーい！そんな欲求を満たしましょう(笑)

5月の三ケ日みかん

まずは現在のみかんの様子を・・・

5月上旬に花が咲く

5月の上旬、三ケ日みかんの花が咲きます。
この時期、みかん畑に囲まれた三ヶ日町は甘いみかんの香りに包まれるそうです。

みかんがない一面緑の畑

5月下旬の様子

今回、5月下旬に知人のみかん農家を訪れたので残念ながら町に香りが満ちた状態は楽しめませんでしたが、花自体はまだ残っていました。

三ケ日みかんには、「早生（わせ）みかん」と「青島みかん」があります。

早生みかんは花が咲くのも早く、収穫も早いです。5月下旬には早生みかんの花はほとんど落ちていました。 写真はまだ残っていた青島みかんの花です。

青島みかんのつぼみ

花びらに薄っすらと見えるブツブツが、みかんの皮と似ています。

かわいらしい白い花

雌しべに囲まれた雄しべが見えますが、みかんは人の手による受粉作業が必要ありません。
知人農家は「りんご農家のように一つひとつめしべに花粉をつける作業なんてとてもじゃないけどできない」と言います。

花の奥、雄しべの根本にはみかんの元が見えます。

花が散ると色が濃くなっていく様子

写真を撮っているとポトポトと落ちてくるものがありました。

落ちてきた

みかんの元たちではないですか！

心配になったのですが、どうやら自然に落ちる「一次落果」だそうです。みかんの木自身が、成りすぎた実を自ら落とし、量を調整しています。果実が大きくなっていくと「二次落果」もあるそうです。

二次落果でも落ち足りない場合、ひとつの枝に沢山の実を付けたままにしておくと栄養分が分散され大きくなれないので手作業で実を落とすそうです。

作業は面倒なのでそれなりに落ちてほしいと言ってました(笑)

たしかにこんなに鈴生りでは、栄養が奪い合いになりそうです。

みかんの赤ちゃん

このあたりはもう小さいみかんに見えます。
これが大きくなって冬においしいみかんになるのですね。

昨年はみかんが少ない年、今年は花も多く豊作になりそうとのこと。
楽しみですね。

1年中おいしい三ケ日みかん

みかん畑に行った帰りにこちらにお邪魔してきました。

JAみっかびの特産物直売所！

ミカちゃんがお出迎え

メダカもいる

なぜかメダカも売っています。 そういえば店の表に「めだか」のぼり旗がありました。

5月は直売所にみかんは置いていないのですが、1年中食べられる三ケ日みかんたちがありますよ。

みかんのお菓子

まずは、三ケ日みかんのお菓子。

なつかし系

三ケ日みかんポテトチップス

三ケ日みかんチーズタルト

創作菓子の包装がみかんの箱と一緒でかわいい

みかんの飲み物

三ケ日みかん、飲み物もいろいろあります。
三ケ日みかんジュースはハイボールで飲まれたりもしますね。

三ケ日みかんジュースは濃～い

青島みかんを一番おいしい12月に収穫し、１缶につき約５個分を絞って製造しています。
その年の分が売り切れると終わりです！

箱入りかわいい

オススメ！

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ご当地サイダー

三ケ日みかんのお酒

みかんの夏

これからの季節にはゼリーやシャーベット、ソフトクリームがおいしいですよね。

冷凍みかんもあります。

氷美柑（こおりみかん）

冷凍みかんと言えば、昔は赤いネットにみかんがそのまま入っていた印象ですが、いつのまにか洗練されていました。

なんと、房ごとにわかれている！（親切）
完全に剥いたみかん。

味はみかん、全くもってみかんだ。
冬場のみかんそのものです。

裏面の食べ方には、解凍してとありますが凍ったまま食べてしまいました。
夏場にはさっぱりしていて良きかな。

【おいしい！】三ケ日みかんのシロップ漬け

さてさて、春先から夏にかけてイチオシなのが三ケ日みかんのシロップ漬け！
みかんの収穫作業が終わった2月頃から、それぞれの農家や農協で作っています。

知人農家からいただいたみかんの瓶詰め

実がゴロッゴロ

それでは、いただいた瓶詰めを開けます！

手作りの味mikkabiの蓋

固いので素手では開けられません。
マイナスドライバーで空気を抜くと、簡単に蓋が開きます。

ほんの少し隙間つくるとプシュッと空気が抜ける

蓋が開いたら みかーん！

こんにちは！

こんにちは！！！

おいしそう。

市販のみかんの缶詰めと比べてみる

これは三ケ日みかん

このみかんのシロップ漬けの何がそんなにオススメかって？
市販の一般的なみかんの缶詰と比べてみます。

並べてみました。 左側が三ケ日みかんです。

上から

横から

斜めから

なんということでしょう、この大きさの違い。

そして食べると・・・

甘みが濃い！

市販の一般的なみかんは酸味もあり、甘酸っぱくておいしいですが、三ケ日みかんのシロップ漬けは圧倒的な甘みです。

なんてファビュラスなみかんでしょう。

贅沢に盛ってみた

実に贅沢だ

シャーベットにしてもおいしい！

シロップ漬けのシャーベット

今回食したのはいただきものですが、それぞれの農家や農協で販売しています。

農協は袋詰め

いつも冬場にみかん収穫のお手伝いで畑に行くのですがこの季節に行くのは初めてで、みかんのない一面緑色の畑は新鮮でした。

今回ご紹介したもの以外にも、冬以外に食べられる三ケ日みかんはたくさんあります。 1年中おいしい三ケ日みかん、ぜひ味わってみてください。 シロップ漬けは本当にオススメなので一度お試しあれ。

私はいま、三ケ日みかんソフトクリームが一番食べたーい。

みかん畑にいるとブンブンブンブン音がします。

いました、いました。
長坂養蜂場のハチさんでしょうか？

ひときわ大きな音がすると思ったらこんな子も

（お、大きい） あんた誰さ！

クマバチでっせ

「やぁ、僕はクマバチ」
ミツバチ科クマバチ属に属するハチさ。性質は極めて温厚、ひたすら花を求めて飛び回るのさ。毒針を持つのはメスだけだよ。

どうやら人間にはほどんど関心を示さないハチさん。
たしかに少し邪魔そうにはしてましたが、どうでもよさそうでした。

羽音は大きいですが、結構丸くてかわいいらしいです。みんな仲良くしてね。