断崖絶壁からの絶景!獅子ヶ鼻公園

磐田市

磐田市の北部、豊岡地区にある、獅子の鼻の形をした大岩をご存知ですか?
弘法大師が修行をしたという伝説が残るその岩山は、現在「獅子ヶ鼻公園」として整備されています。
今回はその「獅子ヶ鼻」を現地調査!断崖絶壁からの絶景をご報告致します!

獅子ヶ鼻公園とは?

獅子ヶ鼻公園は、磐田市岩室にある公園です。遊歩道やアスレチックが整備され、春は桜やつつじ、秋は紅葉を見物する人々でにぎわいます。

獅子ヶ鼻公園_断崖絶壁からの絶景!獅子ヶ鼻公園|ハマラボ[ハママツ研究所]

岩山の上に位置し、標高はおよそ260m。断崖絶壁の展望台からは、遠くアクトシティまで見渡すことができます。

獅子ヶ鼻公園の名前の由来となった大岩は、既存の岩石などが破砕され、機械的に運ばれて堆積することによってできる堆積岩で、その昔は「牛ヶ鼻」と呼ばれていたようですが、安政の大地震で一部が欠け落ちたことによって今の名前になったのだとか。
獅子の鼻の形をした大岩、迫力のある素晴らしい景色が撮れそうでワクワクします!

名物!?獅子のトイレ

駐車場に車を停め、早速公園内へと向かおうとした研究員の目に飛び込んできたのは、とてもユニークな形のトイレ。

獅子ヶ鼻公園_断崖絶壁からの絶景!獅子ヶ鼻公園|ハマラボ[ハママツ研究所]

大きな獅子が描かれたこちらのトイレは獅子ヶ鼻公園の名物になっており、テレビで取り上げられたこともあるのだそう。
入口のサイズから、その大きさや迫力が伝わるかと思います。

獅子ヶ鼻公園_断崖絶壁からの絶景!獅子ヶ鼻公園|ハマラボ[ハママツ研究所]

ちょっと怖い

目にはガラスがはめられており、その昔は人が近づくと光る仕掛けがあったのだとか。夜景が美しいことでも知られる公園ですが、このトイレは夜見たら少し怖そうです。

獅子ヶ鼻公園_断崖絶壁からの絶景!獅子ヶ鼻公園|ハマラボ[ハママツ研究所]

横から見ると意外と薄い

立体的で今にも飛び出してきそうな獅子は、「獅子ヶ鼻にちなんだものを」と、ここ豊岡で明治25年(1892年)から創業の「広瀬タコヤ」凧職人の方がデザインしたものです。
広瀬凧は天竜川流域に生える良質な竹と豊かな水を使った手漉き和紙で作られた「遠州名物」。
地域らしさがつまった自慢のトイレなんですよ。

公園内を散策!

広大な園内には、獅子のトイレのほかにも多くの見どころがあります。

獅子ヶ鼻公園_断崖絶壁からの絶景!獅子ヶ鼻公園|ハマラボ[ハママツ研究所]

こちらはそのひとつ、岩室廃寺跡。
平安時代にこの地、岩室に作られた真言宗の寺院、「岩室山 清瀧寺」の遺構です。

獅子ヶ鼻公園_断崖絶壁からの絶景!獅子ヶ鼻公園|ハマラボ[ハママツ研究所]

戦国時代、織田信長によって、この寺院は一部を残して村落もろとも焼き尽くされてしまったため、現在形に残る遺構はこの観音堂のみ。静かで、厳かな雰囲気です。
少し離れた場所には塔跡もあり、大寺院であったことがうかがえました。

獅子ヶ鼻公園_断崖絶壁からの絶景!獅子ヶ鼻公園|ハマラボ[ハママツ研究所]

こちらも見どころのひとつ、崖下を見下ろすことのできる吊り橋です。「獅子ヶ鼻」大岩の奥にあるためか、獅子の尾橋という名前がついていました。
この吊り橋を渡り奥に進むと、公園内の遊具にたどり着きます。

獅子ヶ鼻公園_断崖絶壁からの絶景!獅子ヶ鼻公園|ハマラボ[ハママツ研究所]

山の傾斜を利用したローラースライダーを発見。二段階になっており、滑り降りることで楽に斜面を下ることができるようです。研究員も挑戦しましたがなかなかのスピードでした。木製アスレチックや、お弁当を広げられるようなテーブルと椅子もあり、ピクニックを楽しむ家族も見受けられました。
アスレチックでお腹を空かせて、大自然の中で食べるお弁当、おいしそう!

断崖絶壁!獅子ヶ鼻の絶景

獅子ヶ鼻公園の見どころとして忘れてはいけないのが、標高260mの断崖絶壁から見る絶景。園内には各所に展望スポットがあり、眼下に豊岡の町並みを見ることが出来ます。
まずは、獅子の鼻の形をした大岩、獅子ヶ鼻の上からの景色。

獅子ヶ鼻公園_断崖絶壁からの絶景!獅子ヶ鼻公園|ハマラボ[ハママツ研究所]

家がまるでミニチュアのよう。天気の良い日であれば浜松市街の方まで見渡せます。中央奥に見えるひときわ高い建物はアクトタワー!

獅子ヶ鼻公園_断崖絶壁からの絶景!獅子ヶ鼻公園|ハマラボ[ハママツ研究所]

柵はありますが、崖のギリギリまで行くことが出来ました。思わず足がすくみます。 今立っている獅子ヶ鼻が本当に獅子の鼻の形をしているのか確認するため、もう一つの展望スポットにも行ってみました。

獅子ヶ鼻公園_断崖絶壁からの絶景!獅子ヶ鼻公園|ハマラボ[ハママツ研究所]

こちらが横から見た獅子ヶ鼻。確かに迫力ある大岩ですね!左上に見える柵のあたりが、先ほどいた展望スポットのようです。
しかし…獅子の鼻の形には…見えるといわれれば見えるような気もしますがこれだけで「獅子ヶ鼻」と名前が付くほどではないように思えてしまいます。
ここはハマラボとして徹底的に獅子の鼻に見える角度を調査開始です!

獅子ヶ鼻公園の獅子の鼻を探す

行ったことのない道を行けば他の展望スポットに出るかもしれないということで、アスレチックがある広場から、少し下ってみることにしました。

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アスレチックのすぐわきにあった、伏見念力稲荷大神を抜けていきます。

獅子ヶ鼻公園_断崖絶壁からの絶景!獅子ヶ鼻公園|ハマラボ[ハママツ研究所]

立派な狛狐の石像がたくさん鎮座していました。
中央の「祈念力」と書かれた石碑も含めこのへんも改めて調査してみたいところですが、今回は獅子の鼻を探すことが目標!さらに山道を降りていきます。

獅子ヶ鼻公園_断崖絶壁からの絶景!獅子ヶ鼻公園|ハマラボ[ハママツ研究所]

何だかだんだん山道が険しくなってきました…。
山道の途中にも大きな岩がたくさんあり、不思議な雰囲気が漂っています。

獅子ヶ鼻公園_断崖絶壁からの絶景!獅子ヶ鼻公園|ハマラボ[ハママツ研究所]

岩陰に石仏が祀られていたりもしました。
実はこういった不思議なスポットが多いところも獅子ヶ鼻公園の見どころのひとつ。獅子ヶ鼻の大岩の歴史は古く、弘法大師が切り立った大岩を上って修行し、この獅子ヶ鼻を開山したという言い伝えもあるほどなのだとか。
2017年9月には、獅子ヶ鼻公園併設のトレッキングコースで謎の古い石仏群が見つかっていたりと、歴史的にも面白いスポットなんですよ。
険しい山道を上り下りしながらだんだんどこに向かっているかもわからなくなったころ、気になる看板を発見!

獅子ヶ鼻公園_断崖絶壁からの絶景!獅子ヶ鼻公園|ハマラボ[ハママツ研究所]

衣かけの松…? 矢印のあったほうに向かってみると、松の木と看板、そしてなにか文字が彫られた岩がありました。

獅子ヶ鼻公園_断崖絶壁からの絶景!獅子ヶ鼻公園|ハマラボ[ハママツ研究所]

左:松の木、右:文字の彫られた岩

調べてみると、この衣かけの松には弘法大師が修行中、突き出た大岩石に文字を刻むと、この松に自らの衣をかけ、いずこともなく消えていった、という伝説があるのだそう。
岩石には伝説に副い、近世に彫り直されたものではありますが、弘法大師の御詠歌が刻まれていました。

"世をうしの はな見車に 法のみち ひかれて ここに 巡り きにけり"
(現代語訳)この世は悲しみや不安が多いけれど、牛の鼻に似た岩に、牛の花見車に引かれ、仏の教えを求めて巡礼にきた 「弘法大師 御詠歌」

獅子ヶ鼻はその昔「牛ヶ鼻」と呼ばれていたということですから、この地について書いたもののようですね。

御詠歌の彫られた岩から少し上を見てみると、どうやらここは獅子ヶ鼻のすぐ下のよう。絶景スポットは近いかもしれません!

獅子ヶ鼻公園_断崖絶壁からの絶景!獅子ヶ鼻公園|ハマラボ[ハママツ研究所]

衣かけの松からまた少し上ると、獅子ヶ鼻撮影ポイントと書かれた看板が!こ、これは…!

到着したのは今まで来たことのない小さな広場。歴史の広場と呼ばれているようです。
こちらにも小さな遊具が何点か設置されていました。

しかしお目当ては絶景ポイント。木々の間から、崖の向こうを見てみると…

獅子ヶ鼻公園_断崖絶壁からの絶景!獅子ヶ鼻公園|ハマラボ[ハママツ研究所]

突き出した大岩!ここからなら確かに獅子の横顔に見えるのではないでしょうか!
ようやく発見した「獅子ヶ鼻」に感動もひとしおです。

獅子ヶ鼻公園_断崖絶壁からの絶景!獅子ヶ鼻公園|ハマラボ[ハママツ研究所]

大きさもさることながら、不規則に欠けた岩肌や大きくせりだした崖の迫力。
古代日本では巨石を信仰する自然崇拝があったといいますが、思わず納得してしまいました。

歴史的なスポットから、アスレチックやローラースライダーなどの遊具、さらには絶景まで見どころ盛りだくさんの獅子ヶ鼻公園、ぜひ足を運んでみてくださいね。

おまけ

獅子ヶ鼻撮影スポットがある歴史の広場へは、駐車場から園内に入ってすぐ左手に向かえば行くことが出来るようです。迷子になりながらの山歩きもたくさんの発見がありましたが、ゆっくり絶景を楽しみたい方はそちらがおすすめ!

結果報告

獅子ヶ鼻公園、思った以上に見どころ盛りだくさんの公園でした。
断崖絶壁からの景色は本当に気持ちよかったですよ。
園内は家族連れのほか、NPO日本トレッキング協会にも認定された併設のトレッキングコースで山登りを楽しむ方も多くいらっしゃいました。
自然でいっぱいの園内では稀に野ウサギやカモシカを見ることもできるとか…!?
まだまだ追調査の余地がありそうです!

この記事を書いた人

ハママツ研究所
ハママツ研究所
浜松を愛し、浜松に愛されることを目指して日々研究に没頭中

1件のコメント

「 断崖絶壁からの絶景!獅子ヶ鼻公園 」についてのコメント募集中

  • モト より:

    めちゃくちゃ楽しいです。
    小学高学年くらいの子供には絶対にウケると思います。

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