深さ3mの滝壺に清流が流れ込む 仙厳の滝
公開日:2021/08/11
涼を求める季節になってまいりましたね。
初夏から秋にかけて人気のスポット、それは滝!
浜松には10ヶ所以上の滝がありますが、今回ご紹介する「仙厳の滝」は初心者向けのイージーな滝。
- ・市街地からアクセスが比較的簡単
- ・滝にたどり着くまでさほど歩かない
- ・滝までの道がしっかり整備されている
- ・駐車場がある
アクセスのしやすさが魅力的でお子さん連れでも安心して訪れることができます。
駐車場入り口に看板
駐車場あり
駐車場は散策目的のみで1時間程度の駐車が可能。
一部、近くの滝川キャンプ場の利用者のための駐車スペースが確保してありましたが、それ以外は自由に駐めることができます。
入り口
滝への道は遊歩道になっていて歩きやすいです。
ただ、コンクリート舗装ではないのでスニーカーなどの歩きやすい靴を推奨します。
景観の良い場所に必ずある「新・浜松の自然100選」
森林浴
秋には紅葉も楽しめそうな良い感じの橋
橋の上から
苔むす木陰
歩いていると暑い〜!
ですが、木陰が多くて日差しを遮ってくれるのでだいぶ楽。
シャワシャワとそこら中で蝉が鳴いていて、夏を実感。
道の中腹に下に降りる階段を発見!
下に降りてみた
水が綺麗
水は透明感があって綺麗です。
水の流れもしっかりあるので、川底の石が藻などに覆われておらず良いですね。
ところどころ、地形上の窪みなどで水が滞ってしまうところは若干澱んでいましたが、全体的には申し分ない綺麗さ。(経験上いろんな川を見ているので少々シビアな目で見ています)
この辺は水遊びできそう
階段の辺りからすでに滝が見えた
おお〜!到着!
滝自体は小さな滝ではありますが、どっしりとした滝幅にたっぷりと水を湛えた滝壺。
とても美しいです。滝の高さは約4m。
綺麗
ちなみに、「仙厳の滝」の読み方ですが、「せんがんのたき」と読みます。
ずっと「せんげん」と読んでました。すみません。
また、仙厳の滝は「牛淵」という名でも呼ばれています。
今は昔、都田村に住む牛馬の商人が、紅葉の美しい山道を牛をひいて歩き帰途に着く道でのこと。
見事な景色に見とれていた商人がちょうど仙厳の滝の脇に差し掛かったとき、牛が何かに驚いたのか手綱を引きちぎり、滝壺へ落ちてしまったそうです。
突然の出来事にパニックになった商人は「牛が滝壺にはまった!」と大声で何度も叫びましたが、如何せん、近くに人里もない山道でのこと。
そのまま、牛は滝壺に飲み込まれ、見殺しにしてしまったそうです。
それから、牛が溺れ死んだというので誰彼ともなく次第に「牛淵」と呼ばれるようになったそうです。
悲しや、恐ろしやの滝壺は深さ3m。
人間も滝壺への飛び込みは禁止ですよ。
目に見えている部分は4mなので小さな滝に見えますが、滝壺を含め落差は7mありますから大人でも溺れるには十分な深さがあります。
見た目に騙されるな!危険!
滝の付近にも下に降りられる階段
下から見ると迫力あります
秋には紅葉も楽しめそうですね。
滝の絶景を眺めたい人は秋に行くのもありですね。
夏よりは人が少なくなると思うのでじっくり景色を堪能できそうです。
素敵な滝がすぐに見られる、滝ビギナーの絶好スポット。
市街地からちょっと外れて森林浴したい、涼を感じたいという方にかなりおすすめです。
言われんでも分かっとるわいという感じだと思いますが、お子さんが水遊びする際には、ゴツゴツした岩場が多いのと流れが早いところがありますので、そういったところには近づけない&目を離さないように注意!
滝の水は陣ノ谷川に流れて、都田川に合流
この記事を書いた人
- 猫と一緒に暮らし始め、猫アレルギー疑惑が払拭されました。猫の毛ってすごい空中に舞いますね。ふわふわ。
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