古くから伝わる夏の風物詩・遠州大念仏

浜松市中区

時は元亀(げんき)3年12月…、家康さん最大の危機、三方ヶ原の戦いです! 武田信玄率いる約2倍の兵力を持つ武田軍に大敗を喫してしまいます。一矢報いようと反撃をしかけたのが、ここ犀ヶ崖(さいががけ)。
今は公園として整備されてますが、この辺りは断崖で武田軍は大混乱に陥り家康さんの作戦は成功! 
遠州大念仏はこの戦いで犠牲になった人々の魂を鎮めるために始まったとされています。

笛や太鼓、鐘に合わせて…

遠州大念仏_古くから伝わる夏の風物詩・遠州大念仏|ハマラボ[ハママツ研究所]

毎年7月15日、犀ヶ崖公園でこの“遠州地方だけに伝わる念仏踊り”を見ることができます。地域ごとに組があり、それぞれに伝承されているものを各組が順番で披露するそうです。今年は浜松上島組の念仏踊りが披露されました。
揃いの装束をまとい、笛や太鼓のバチで音を奏でながら隊列を組んでゆっくりと行進してきました!

遠州大念仏_古くから伝わる夏の風物詩・遠州大念仏|ハマラボ[ハママツ研究所]

大勢の観客に囲まれながら、両手に持ったバチを大きく振って舞い始めます。
この遠州大念仏は浜松市の無形民俗文化財に指定されていて、大切に受け継がれてきました。

遠州大念仏_古くから伝わる夏の風物詩・遠州大念仏|ハマラボ[ハママツ研究所]

日が落ちてきました。総勢30人ほどの男衆が代わる代わる踊り続けます。

遠州大念仏_古くから伝わる夏の風物詩・遠州大念仏|ハマラボ[ハママツ研究所]

力強く、踊るように太鼓を打ち鳴らし続けます。
一定の音のリズムにどこか懐かしさを感じ、死者の魂に想いを馳せて踊り続ける姿にすっかり見入ってしまいました。

遠州大念仏_古くから伝わる夏の風物詩・遠州大念仏|ハマラボ[ハママツ研究所]

その後はみんなで盆踊り大会! 
いちど輪に入るとなかなか抜けたくなくなります…。盆踊りも死者を想いながら踊り続ける、日本の夏の風物詩ですもんね。

結果報告
遠州大念仏_古くから伝わる夏の風物詩・遠州大念仏|ハマラボ[ハママツ研究所]

江戸時代には約280の村々で大念仏が行われていたそうですが、今は約70の組が遠州大念仏保存会に所属し活動されています。初盆を迎えるお家を回って、供養のために念仏踊りを演じるそうですがその数も少なくなってきているそうです。 遠州地方ならではの、郷土芸能を大切にしていきたいですね。

犀ヶ崖公園には、遠州大念仏や三方ヶ原の戦いについて知れる資料館がありますので、ぜひチェックしてみて下さい。次回は周辺の史跡探索にいざ、出陣!

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プライベートは全力、仕事はそつなく、脱力系女子。

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