いつでもどこでもアツアツ!あつみの加熱式「特撰うなぎ弁当」
公開日:2020/07/14
もうすぐ「土用の丑の日」!
暑くてジメジメする日が続いているし、いっちょ夏バテ解消に美味しい鰻が食べたい。
でも、土用の丑の日で混雑する店内は避けたい…。
そんな方でも大丈夫! おうちで味わえるアツアツの鰻がありますよ。
2021年の土用の丑の日は 7月28日(水)
今年の土用の丑の日は7月28日(水)。
夏にしかないと思われがちな土用の丑の日ですが、実は年に何回かあります。
「土用の丑の日」はたくさんあるらしい
「土用」は、中国伝来の五行説による「木火土金水」を四季にあてはめたもので、季節の変わり目である立春・立夏・立秋・立冬の前の約18日間の期間を示す言葉です。昔の暦では十二支(子・丑・寅…)で日にちを数えていたので「丑の日」は12日ごとにあり、春夏秋冬それぞれの「土用」の期間におとずれる「丑の日」のことを「土用の丑の日」と言います。 さらに、同じ季節に「土用の丑の日」が二度ある場合は、「一の丑」、「二の丑」と呼びます。
- 冬 1月17日(一の丑)・1月29日(二の丑)
- 春 4月23日
- 夏 7月28日
- 秋 10月20日(一の丑)・11月1日(二の丑)
昨年(2020年)は夏の土用の丑の日が7月21日(一の丑)・8月2日(二の丑)と2回あったから、鰻を2回とも食べた人もいるのかな~。
どうして「土用の丑の日」に鰻を食べるのだろうか
土用の丑の日は鰻を食べる絶好の機会!だけど、そもそもどうして鰻を食べるのか?その理由を気にしたことがありませんでした。せっかくなのでちょっと調べてみることにしました。
奈良時代も「夏バテ防止に鰻」を食べていた
約1,200年前につくられた 日本最古の和歌集『万葉集』で夏痩せ防止に鰻を勧める歌があるくらい、鰻は古くから滋養強壮に効く食べ物として注目されていたそうです。
“石麻呂に われ物申す 夏痩せに 良しといふものぞ 鰻とり食せ”
「(やせっぽちの)石麻呂さんよぉ、夏痩せに良く効くで、鰻捕って食いな」
“痩す痩すも 生けらばあらむを 将やはた 鰻を漁ると 川に流るな”
「痩せに痩せてても生きてりゃええんよ、もしや万一、鰻捕ろうとして川に流されんなよ」
『万葉集』第十六巻より
「痩せたる人を嘲笑ふ(わらう)歌二首」
上記はどちらも大伴家持(おおとものやかもち)が友人の石麻呂=吉田連老(きちたのむらじおゆ)に送った歌。
医師家庭の知識人である石麻呂に「夏バテに効くから鰻食え」と言って、からかっている歌です。(時は奈良時代、貴族は太った容姿が理想とされていた)
痩せすぎとからかわれていた石麻呂ですが、どちらの歌も万葉集に掲載希望として提出したのはからかわれた当人の石麻呂だそうです。(ただの仲良しやん)
家持も実は痩せていた説があるので、痩せ同士のいじり合いだったかもしれないのだとか
いつの時代から夏に鰻を食べ始めたのかはハッキリ分かりませんが、奈良時代には鰻を夏バテ防止に食べていたのが歌から確認できるっておもしろいですよね。
「土用の丑の日」は江戸時代のキャッチコピーから?
今では夏に食べるイメージのある鰻ですが、その昔 夏の鰻は人気がありませんでした。
天然ものの鰻の旬は秋から冬。冬眠に備えて栄養を蓄えた頃が、脂がのっていて一番美味しいとされていたそうです。
夏の「土用の丑の日」に鰻を食べる風習は、一説によると江戸時代の蘭学者として有名な平賀源内(エレキテルの人)が、旬ではない夏場に鰻が売れなくて困っていた近所の鰻屋に相談され、「本日、土用丑の日」と書いた看板を出したところ大繁盛したことがきっかけだと言われています。
近年は値上げが相次ぎ手を出しにくい価格となった鰻ですが、「土用の丑の日」ならば大手を振って鰻を食べられるのでありがたくもあります。
「うなぎ料理 あつみ」でうなぎ弁当を買ってきた
明治四十年創業、浜松市中区千歳町にお店を構える鰻の老舗「うなぎ料理あつみ」。
「2019年 食べログうなぎ百名店」にも選ばれ、浜松のおいしいうなぎ料理といえば「あつみ」と、市内では客足の絶えない有名なお店です。
あつみの鰻は国産・浜名湖産。鰻以外のあらゆる食材も国産にこだわり、食の安全を追求しています。 秘伝のタレで焼き上げた「蒲焼き」、鰻本来の旨味を味わえる「白焼き」、香りと脂の旨味を活かした「香味焼き」、臭みのない濃厚な味わいの「きも焼き」などが味わえます。
あつみの「特撰うなぎ弁当」
特撰うなぎ弁当(並)
「うなぎ料理あつみ」がお持ち帰り用のお弁当として販売しているのが「特撰うなぎ弁当」。
- 並(鰻1匹) 4,450円(税込)
- 並少(鰻1匹弱)3,500円(税込)
こちらのお弁当、なんと加熱式!
ヒモを引っ張るだけでいつでもどこでもすぐに温かく美味しい鰻を食べることができちゃいます。
お弁当箱に使用しているのは「加熱機能付き容器ナルホット🄬」。
お弁当箱のヒモを引っ張ると、特殊構造のお弁当箱の底にある発熱ユニットで「生石灰」と「水」が混ざり化学反応を起こし発熱。100℃の蒸気により対流熱、伝導熱、輻射熱を加えて温めるという優れもの。
- あぁ、懐かしの化学式
-
生石灰+水=消石灰+熱エネルギー
CaO + H2O = Ca(OH)2 + 熱エネルギー
食べる前から楽しいお弁当じゃないか。
アツアツにしてまうぞ!
ではさっそく、ウッキウキでお弁当を温めます。
お召し上がり方
まずは、お弁当の「紙ケースをしたまま」黄色いヒモを引き抜きます。
「お弁当から蒸気が出る」とあったので、蒸気を撮影すべく黒色の背景を用意。
いざ、引っ張る
思ったより長いぞ
ヒモが思ったより長くて黒い背景に収まっていないではないか。
この長いヒモ、もう少し引っ張ったところでようやくスコンと引っこ抜けます。 ヒモが抜けたらお弁当の蒸気と熱膨張による音が出始めるということなので、ウキウキスタンバイ。
だんだん音がし始めて、蒸気が、蒸気が…
蒸気がやさしい(笑)
なんということでしょう、ほとんど写らない!
すごい蒸気が出てくると思って黒色の背景を用意してカメラを構えていましたが、出てきたのはとっても控えめな蒸気。いやいや、お弁当箱内ではすごいことになってんのよ、きっと。
ということでこのまま、10分程待ちます。
待ち時間経過!
待ち時間が経過したお弁当箱を触ってびっくり、すごい温かい。
思った以上にアツアツだ。
加熱式弁当箱の威力、侮れぬ。
「いただきます!」
加熱の儀式を楽しんだら、いよいよ鰻とご対面です。
いざ、ご開帳~!
蓋を開けると、美味しそうな香りが広がります。
ふぉおおお
ふぉおおおおおおおお!美味しそう
特撰うなぎ弁当(並)には、鰻1本分が贅沢に盛りつけらたれています。 加熱でアッツアツになったごはんに、アッツアツの鰻。
タレも温かい
お弁当箱の中にあったのでタレも一緒に加熱されて温かい。
温かいタレをかけて
お好みで山椒を
さぁ、召し上がれ
あつみ秘伝のタレで焼き上げた浜名湖産うなぎの蒲焼き。
見よ、このふっくらとした鰻!
ふっくらと膨らんだ鰻
ごはんも鰻もアツアツになったけど、何より驚くのは食感。
レンジでチンすると水分が飛んでパサつくことが多いけど、加熱式弁当だと蒸気で温めるからかごはんも鰻もふんわり美味しいまま。苦手な人が多い皮までちゃんとやわらかい
。やはりお弁当箱内では蒸気がすごいことになっていたようだ。
お味はもちろん折り紙つき。
蒸気で芯から温まっているからか、時間が経ってもすぐに冷めちゃうなんてこともなく、お店で食べるのと遜色ない鰻
が食べられます。
「特撰うなぎ弁当(並)」でお腹いっぱいになるボリュームだったので、少食な女性なら「特撰うなぎ弁当(並少)」でも良さそう。
うなぎ料理あつみの加熱式「特撰うなぎ弁当」はお店で食べるのと遜色ないふっくら美味しい鰻が、いつでもどこでもアツアツで食べることができます。しかも、食べる前も楽しい!ウッキウキでお弁当を温め、いただきましょう。
うなぎ料理 あつみ
http://unagi-atsumi.com/index.html
053-455-1460
営業時間:昼11:30~13:30/夜17:15~19:30(売り切れ次第閉店)
定休日:火・水
※「特撰うなぎ弁当」は電話予約可。
なお、土用の丑の日の弁当は早めの予約なら対応できるようなのでお急ぎあれ。(席予約不可)
弁当底の発熱ユニット
消石灰は畑の肥料にしようっと
ふるさと納税で浜松のうなぎを食べる
この記事を書いた人
- 文鳥を飼っています。
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