チーズケーキとあげ潮 浜松の銘菓店 まるたや

甘い物とあらばなんでも調査！がモットーのハマラボスイーツ部。
今回は、浜松屈指の銘菓「あげ潮」で有名な「まるたや」をご紹介します。

まるたや洋菓子店 神田本店

まるたやの店舗は、神田の本店、佐鳴台店、メイワンエキマチ店、遠鉄百貨店、初生店（FC店）の全部で５店舗。

今回は、工場直売店でもある「まるたや洋菓子店 神田本店」に行ってまいりました。
営業時間は10：00～18：00。神田本店は工場直売店なので、定休日は元旦のみ。
駐車場は10台駐車可能です。

ただいま、感染症対策で二組までの入店になっています。

店内は暖色系でかわいい雰囲気。

かわいい店内

ショーケースには美味しそうなケーキたち。
ホールケーキの他にアラカルトもありますよ。

ケース・オ・ショコラ

プリンアラモード

ショコラ（カット）

神田本店では、たまに店頭に並ぶアウトレットコーナーがお買い得。
黒いトレーが目印で、このコーナーの品物は、早く行かないと売り切れてしまいますよ。
私がお店に訪れた時は、半熟チーズスフレがアウトレットコーナーに並んでいました。

半熟チーズスフレ

お誕生日などのイベント用のホールケーキも予約販売していますよ。
定番の苺生デコレーション（4号〜6号）や、アプリコットジャムが隠し味のまるたや特製のザッハトルテ、フルーツたっぷりのフルーツタルト、まるたや特製の巨大プリンがインパクト大のプリンデコレーションなど個性派揃い。
公式サイトで確認できますのでイベントの際は是非チェックしてみてくださいね。

キャンドルも販売

さて、素敵な商品ばかりですが、やはり「まるたや」の３大商品（ハマラボ調べ）と言ったらこの３つ。

• ・チーズケーキ
• ・スイスロール
• ・あげ潮

まずは、チーズケーキですが「チーズフォンデュケーキ」「チーズボックス」「チーズスフレ」とバリエーション豊か。
その中でも、やはり定番なのが「チーズボックス」。

公式サイトでは、濃厚さと爽やかさの両方を合わせ持つチーズケーキと表現されるチーズボックス。

チーズボックス

クッキー生地に濃厚なクリームチーズを流し込んで焼き、冷めたところへフレッシュなサワークリームを流し入れた３層構造。
この土台のクッキー生地はあげ潮を特別配合した生地を使用しているのだそうですよ。

遠方のお客様にも食べてもらいたいと、冷凍チーズボックスも用意。
インターネットでも購入可能ですよ！

長方形のチーズボックスですが、それを円形にしたチーズケーキ（ホール）も販売しています。
ホールのチーズケーキをカットしたものもあるのでちょこっと食べたい人も安心です。
ホールのチーズケーキは店頭予約販売のみ、カットしたものは店頭のみのお取り扱いなので注意。

チーズケーキ（カット）

まるたやのスイスロールは濃厚なバタークリームと表面のサクサク感が魅力。

スイスロール

こちらもカットした一個から購入できる「ロールカット」がありますよ。
さらに、ロールカット５個入りのギフトセットも用意。

ロールカット

春季限定で「苺ロールカット」も販売。
製造状況によって販売されないこともあるので見かけたら即買い必須の代物です。

苺ロールカット

お次は「あげ潮」。
駅構内のお土産屋さんでも定番の浜松銘菓「あげ潮」ですが、実はチーズ味とチョコ味があるんですよ。

食べやすいミニサイズ

そして、浜松市民は定番手土産としてあげ潮を持参することも多いですよね。
えんじ色とマスタード色の箱は有名ですが、その他にも可愛いパッケージのギフトセットがあるのでご紹介。

定番のえんじ色とマスタード色の箱

ミニあげ潮セット（3袋入り）

バーレルタイプ（6袋入り）

ちなみにミニあげ潮セットとバーレルにはミニ袋が入ります。
中のミニ袋の種類はノーマルのあげ潮のみとなります。

あげ潮以外の焼き菓子も取り扱っていますよ。

ギフト用のボックスの他にも、一個から買うことができるので個人用でもOK♪

３大商品、買ってきた！

チーズボックス（冷凍）

好きなタイミングで解凍して食べられる冷凍タイプを購入。
解凍時間は6〜７時間ほど。
解凍する際は、ケーキの表面についているフィルムを剥がしてから冷蔵庫に入れてくださいね。

フィルムを剥がした

「まるたやのチーズケーキ」は、1964年東京オリンピックの開催年に発売されました。
発売から今年で57年。地道に地元のファンを増やし、今では全国的にも知られる看板メニューに成長しました。

あげ潮を特別配合した土台生地はサクサク。
香ばしくしっかりとした固さがある素朴なクッキー生地はまろやかなチーズケーキによく合いますね。
一番上の層のフレッシュなサワークリームはとてもフルーティーで酸味があり濃厚。真ん中のクリームチーズのケーキはしっとりとした舌触りで爽やかな甘さ。
三層が絶妙なバランスでマッチしています。絶品！
クッキー生地が美味しいのでやっぱりボックスで買うのがおすすめですね。

ロールカット

今回は、ノーマルと季節限定の苺を購入。

まるたやのスイスロールはスポンジの表面にナッツ入りの自家製マカロンをトッピング。
スポンジにはレーズンが入っており、それがまたアクセントになっています。

使用されるクリームはバタークリーム。バタークリームというと生クリームより苦手という方もいるかもしれませんが、まるたやのバタークリームはとても美味しいですよ。
油っぽくなくて、あっさりとした口溶けのクリームで、生クリームにも引けを取らないと思います。

さらに、生クリームにはできない楽しみ方としては、冷蔵と常温で舌触りが全く違うクリームになるというところ。
私はクリームはあっさりと食べたい派なので、冷蔵して少し固めの状態で食べるのが好き。
ひんやりとしたクリームは濃厚、かつ、あっさりとしていて美味しいですよ。

マカロンの食感がクセになる

苺

バタークリームにいちごの酸味がプラスされてさらにあっさり。酸味とスポンジの甘みに感動して、あっという間に完食。

あげ潮

各味ごとにミニパックを購入。

実はチーズケーキよりもその歴史が深いあげ潮。その始まりは創業時に遡ります。
創業当時（昭和24年ごろ）にアメ横の闇市で、アメリカ進駐軍が売っていたケロッグのコーンフレークを買ってきて何か作れないかと考えたのがその始まりなのだそうですよ。

あげ潮は、レーズン、くるみ、オレンジピール入りの生地にコーンフレークをまぶして焼いたクッキー。コーンフレークの軽いのカリっとした食感とクッキー生地の食感が相まってザクザクとした食感に。
レーズンやオレンジピールのしっとりとした柔らかい食感とのコントラストが楽しい一品です。

チョコあげ潮

チョコあげ潮は、ノーマルのあげ潮の生地にカカオマスとココアパウダーをイン。
お察しの通り、チョコにはコーンフレークがすごく合いますものね！

チョコも濃厚。香りも良く、ほんのり苦みのあるチョコでシックな一品。

チーズあげ潮はころんとしてノーマルよりもう少し小さめ。
プロセスチーズとナチュラルチーズ入りで、カリッと香ばしい一品。

チーズの風味を生かすために、味付けは控えめ。
塩気をほんのり感じる香ばしいチーズ味。

並べてみた

「あげ潮」は干潮から満潮までの間で海面が上昇する時の潮のことを指します。
浜名湖、遠州灘にちなんで、かつ、浜名湖に潮が満ちてくるように、皆様のもとへ幸運が打ち寄せ、運気が上昇しますように、という願いを込めて、「あげ潮」と名前をつけたそうですよ。とても素敵な由来ですね。

半熟チーズスフレ

軽くふわふわとしたスフレタイプのチーズケーキを半熟状態で焼き上げた半熟チーズスフレ。

半熟チーズスフレ

じゅわっとしっとりふわふわ食感。半熟っていいですよね。
2種類の厳選したクリームチーズをブレンドしたケーキは、チーズの風味濃厚ですが、甘さ控えめ。3つくらいは余裕でパクパクっと食べられちゃいますね。
オンラインショップでも取り扱っていますよ。

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まるたや大好き！ケーキを買いたい時や手土産を買いたい時などお世話になっています。
あまりに身近だったので、今の今まで記事に書きそびれていました。いかんいかん。

あげ潮は、誰にあげても喜んでもらえる地元民自慢のお菓子。
手土産を買うついでに自分用も、と大きな袋を購入して、お茶の時間に少しづつ食べています。
そんなあげ潮ですが、約70年ほど前に発案されたお菓子だと今回知ってびっくり。
みんなに長く愛されてきたお菓子なんですね！
私も後世にあげ潮を伝えるべく、モリモリあげ潮食べていこうっと♪

創業は1949年