溶けないアイス!?四代目近江屋の葛氷
公開日:2019/10/29
甘い物とあらばなんでも調査!がモットーの「ハマラボスイーツ部」。
今回は浜松市西区雄踏町にある老舗和洋菓子店「近江屋製菓」をご紹介します。
近江屋製菓は、店舗を新装し「四代目近江屋」として雄踏町にお店を出店しています。
浜松駅から車で約30分と少し離れていますが、お目当てのスイーツがここにあるんです!
長年愛され続ける近江屋製菓
創業1916年から続く近江屋製菓は、2018年5月に「四代目近江屋」をコンセプトに店舗をリニューアルしました。
建て替えは約35年ぶりだそうで、新店舗は白を基調とした清潔感溢れるオシャレなデザイン。
お店の外にはテラス席が用意されており、購入した商品をその場でいただくことができます。
この日は天気も良く、こんな日に外で食べたら気持ちいいですね!
店内は、手作りの和洋菓子がたくさん並べられていました。
実物は手のひらサイズ!大きい!
遠州地方のご当地お菓子「お平パン」を発見。
遠州地方では、お葬式や法事の引出物でお平パンが出される風習があったそう。
素朴な甘さでどこか懐かしい味がするので、昔を懐かしんで買われる方もいるそうです。
その他にも、2018年に天皇陛下が浜松にお越しになる際に、お出しするおやつの候補となった「みそまんじゅう」や、
季節やその時期に旬なフルーツを使った「フルーツ大福」など人気商品もたくさん並んでいます。
溶けないアイスって?
今回ご紹介するのは、溶けないアイス「葛氷(くずこ)」。
アイスなのに溶けないってどういうことなんだろう、、、
その疑問のカギを握るのは、商品名にもなっている「葛(くず)」。
葛とは?
山などに自生する植物「葛(くず)」。
葛の根をつぶしてデンプンを取り出し、何度も不純物をとりのぞいて精製したものを「葛氷(くずこ)」といい、
体を温め、胃腸を整える効果があるとして、日本古来から漢方薬や精進料理などに使われ重宝されてきたそうです。
葛を使ったお菓子の特徴といえば、何と言っても食感!
熱を加えるとゼラチンのゼリーや寒天のゼリーとは違った独特のぷるんとした弾力が出るため、
葛氷のように、凍らしてしてから少し時間をおいても溶けることはなく、もっちりとした食感を味わうことができるんです。
良く凍らして食べるとシャーベットのようなシャリシャリ食感も楽しめます。
葛氷は、全部で7種類のフレーバーがありました。
小倉
一晩かけて炊き上げた北海道産の小豆がたっぷり使われた「小倉」。
甘さ控えめで、小豆の風味が口いっぱいに広がります。
ピーチ
白桃がふんだんに使われた「ピーチ」。
白桃のすっきりした甘さと凍らした葛のシャリシャリ感がとっても爽やか。
マンゴー
濃厚な味わいの「マンゴー」。
マンゴーの甘さと葛のぷるぷる食感が合わさって、まるで本物のマンゴーを食べてるみたいでした。
ブルーベリー
オシャレな組み合わせの「ブルーベリー」。
浜松産ブルーベリーの程よい酸味とチーズを合わせた、大人な味わいです。
抹茶
静岡県産の茶葉を練りこんだ「抹茶」。
茶葉の奥深い風味と小豆の上品な甘さが合わさって、甘さ控えめで食べやすい。
みかん
三ケ日みかんを使った「みかん」。
果実のようなみずみずしさと自然な甘さが、本物のみかんに負けないくらいのジューシーさ。
いちご
紅ほっぺのつぶつぶがそのまま入った「いちご」。
静岡県産紅ほっぺの甘酸っぱさに濃厚ミルクがプラスされてすっきりとした甘さでした。
どのフレーバーも本格的で、こだわりの詰まった一品でした。
結果報告
ひんやり冷たくてのどごしがよく、でも体は冷やさずに温めてくれる葛を使った葛氷。
季節問わず食べられる体に優しいスイーツでした。
この記事を書いた人
- 甘い物とあらばなんでも調査!をモットーとし浜松のスイーツを食べまくる部活。
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