創業100年以上 天竜銘菓を買うなら むらせや
公開日:2020/09/18
甘い物とあらばなんでも調査!がモットーのハマラボスイーツ部。
今回は浜松市天竜区にある遠州菓子処「むらせや」をご紹介します。
むらせやに行ってみた
創業は明治三十年。今年で123年目の老舗「むらせや」。
浜松市天竜区にある店舗に行ってきました!
店内は老舗らしい落ち着いた内装。
天竜区の名所や、ゆかりのある歴史上の人物などをモチーフにした郷土色豊かなお菓子が魅力。
菓子折やお土産にもオススメ。
この時期の売れ筋は、北遠州の地栗を使用した栗蒸しようかん。
このゴロゴロと入った栗をみよ!
その他にも天竜の郷土色豊かな創作銘菓が並ぶ。
一個から購入できるのが嬉しい。
天竜二俣城モナカ&天竜川区の清流を思わせる鮎のモナカ
船明ダムという名前のお菓子
天竜産の食材を使用
お店を訪れる前は、和菓子が多い印象だったが洋菓子も負けじと展開。
上の写真のポップで紹介されていた「天竜抹茶のチーズケーキ」。
私たちも、こちらを狙っていたのですが既に売り切れ。
店員さんのお話によると、「日によって売れ行きが違うので今日はたまたま…」とのことでしたが、静岡新聞などで紹介されたこともある商品のため人気の様子。
生菓子も人気なのだそう
美味しそう〜
お煎餅系も
買ってみた
今回、購入したのは以下。
なぜか鮎っ子は二つ
信康?
こちらの信康シリーズ。
歴史に疎い私は「信康って誰?」と言うところからだったのですが、徳川家康の長男で「徳川信康」と言う武将さん。若くして岡崎城の当主になったり、戦にも15歳で初陣するなど武将として頭角を表していましたが、謀反の疑いをかけられて二俣城で切腹したと伝えられています。
「信康の頭の良さに織田信長が恐れを抱いたから」や「三河の当主であり家康の家臣でもあった酒井忠次らとの対立の末に」など、なぜ切腹しなくてはならなかったのかについては諸説あるみたいです。
悲しい縁ではありますが、天竜区に縁のある人物なんですね。
さあ、お待ちかねのおやつタイム!順々に紹介していきますね。
天竜梅香
ジュエリーのような透明感
みずみずしい
こちらは梅のゼリー。
酸味のないさっぱりとした甘みで美味しい。
梅の果汁が入っているので果実感があり、甘味が舌にスッと染み込みます。
クラッシュゼリーにして梅酒に入れたら、超豪華梅酒になってきっと美味しいのではという感想も。
ゼリーの中では高級なお値段ではあるものの、一個売りもあり、ひとつ150円ほどなので手に取りやすい。
信康くんマドレーヌ
まず、特筆すべきなのはこちらのゆるキャラ。その名も「信康くん」。 パッと見、浜松市マスコットキャラクターの「出世大名家康くん」にそっくり。
わしは信康ナリ!
家康くんのちょんまげはうなぎだったけれど、信康くんはきのこ。
天竜産のしいたけは品質が高く美味しいですよね。
さらに、家康くんの袴はピアノだけれど、信康くんは木。
天竜産の木材(天竜杉や天竜ひのき)をしっかりアピール。
家康くんは三角形のお髭たちの真ん中にあるのが口。お鼻は描かれていませんが…、
信康くんは、お鼻と口がちゃんとあるんですね。ポーカーフェイスの信康くんなのです。
こちらのマドレーヌはホワイトチョコとチーズパウダー入り。
包丁を入れた感触だとどちらかというと固めなしっかりしたマドレーヌでしたが、食感は柔らかく上面の焼き目はさっくり。
ホワイトチョコ入りなので、しっとりとしており美味しい。チーズケーキのようなコクがあり、マドレーヌとチーズケーキの合いの子という所感。
天竜抹茶マドレーヌ
「天竜抹茶」を使ったマドレーヌ。
こちらにも、抹茶の他にホワイトチョコとチーズパウダーが入っています。
苦味はないのにお茶の風味がしっかりとして非常に美味しい。
スタッフからも「おお〜!これはお茶だ!」と歓声が上がった一品。
上面の焼き加減が、信康くんマドレーヌよりもさっくりと仕上がっていて食感も楽しい。
信康餅
餅にあんこが包まれたコロンとしたフォルムが可愛い信康餅。
中は粒あん。餅は5mmほどの厚みで柔らかい。
お茶うけにオススメ。
鳥羽山桜
「鳥羽山」は二俣城を少し南下したところにある山。
山のてっぺんには、鳥羽山城跡があり、桜の名所なんですよ。
その桜をモチーフにした「鳥羽山桜」。
小ぶりなパイ生地に包まれたほんのり桜色のあんこ。
パイ生地&クルミ入りで和洋折衷なパイまんじゅうとのこと。
ちなみに、こしあんです。
ふなぎらダム
天竜川のダムの中で最下流にある「船明ダム」がモチーフ。
中にはアルミホイルに包まれたお菓子。
むらせやの看板商品かつロングセラーの「ふなぎらダム」。
中のあんはインゲンマメの白あんに、ほんのり黄色に色付けしたもの。 ほろほろっと崩れる黄色あんの水分は少なめ。甘さは控えめです。 フォークで一口サイズに切り分けると、ぽろぽろっと崩れていってしまうので、アルミホイルから出した後はそのままパクッと頬張るのがオススメ。コーヒーや紅茶なんかと一緒に食べたい一品。
鮎っ子
おお!
こりゃ見事な鮎で
鮎釣りが人気の天竜区。天竜川は言わずもがな、気田川や阿多古川などの一級河川も流れていますね。
天竜に育まれた鮎がここにも一匹。
中は、インゲン豆の白あんに抹茶を混ぜたお茶あん。
モナカの餡のため、トロリとした粘気のあるあん。
甘さ控えめで食べやすい。
二俣城最中
かわいい〜
二俣城をモチーフにしたモナカ。ミニのお城って可愛いですねえ。
野面積(のずらづみ)の石垣まで丁寧に再現されたモナカは、城マニアの心もくすぐるはず。
中は粒あん
甘みの強いあんこと香ばしい皮は、これぞ王道なモナカ。1973年10月発売開始で、47年間愛され続ける
伝統銘菓。
年末の挨拶などで購入するお客さんが多いのか、年末が売り上げのピークなのだそう。
まさに地元民に愛される和菓子。
郷土愛が詰まったお菓子が素敵でした。
購入したものは全て美味しく、ハズレなし!
予算の関係で今回購入できなかったものもまだまだあるので、次の機会にはぜひ食べてみたいです。
まな板の鮎をさばく職人
この記事を書いた人
- 甘い物とあらばなんでも調査!をモットーとし浜松のスイーツを食べまくる部活。
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