雷の神様をお祀り。曽許乃御立(そこのみたち)神社
公開日:2020/03/13
はままつフラワーパークのすぐ北東にある、曽許乃御立(そこのみたち)神社にお参りに行ってきました。
地元の方達には、「お鹿島様」と呼ばれて親しまれているそうですよ。
お参りしてきた
最初の鳥居を抜けて、しばらく歩いた先に見えてきたのは御手洗池。
湧き水だから池が綺麗
池には、鯉が悠々と泳いでいました。
池のほとりでこんなものを発見。
こいねがい札
鯉がプリントされてる!
この御手洗池は湧き水でできた池で、ここに神社ができるきっかけにもなった池なんだそうです。
このありがたい神様の池と中国の故事より「黄河の滝を超えて、竜門をくぐることができた鯉は龍になる」という立身出世の鯉に願いをかけるお札、とのこと。
お札は水に溶けるそうなので、安心してお札を池に浮かべましょう。
こんなものもありましたよ。「放生餌(ほうじょうえ)」。
昔は、神社仏閣では「放生会」という行事がありました。
殺生を戒める意味で、捕まえた魚や鳥などを池や野に放すそうです。
魚を放す代わりに放生餌をあげることにより、命を慈しむことになるそうです。
あげてみた
なんかたくさん鯉がどこからともなく現れたのですが、みんなお腹いっぱいなのか一匹たりとも私の餌を食べてくれませんでした。
誰からも必要とされていなかった私の慈しみの心よ…
池の彼方に流されていく私の慈しみの心
さあ、気を取り直して、拝殿に向かいます。 正面には、階段の「男坂」。
右脇には「女坂」。
女だけど、とりあえず男坂を登ってみました。
せっかくだから、女坂も。
緩やかな坂道
境内には大きな御神木がありました。
神々しッ…
「オガタマノキ」という木とのこと。3月下旬~4月上旬に直径2~3センチほど白くて花びらの根元は濃いピンクの綺麗な花が咲くそうです。
こちらが拝殿。
狛犬ちゃんはこんな感じで、ちょっとむちっとしてて、賢そうなお顔。前足が立派。
曽許乃御立(そこのみたち)神社にお奉りされているのは、武甕槌命(タケミカズチノミコト)という神様。
古事記では、「建御雷神」という字を当てられています。その名前のとおり、雷を司る神様。いわゆる雷神様です。
武甕槌命(タケミカズチノミコト)ですが、イザナギとイザナミの神産みの神話でイザナミが火の神様を産んだ時に、やけどによって命を落としてしまいます。それに怒ったイザナギが火の神様の首を切り落とし、その時に剣から流れた血から生まれた3人の神様の中の一人です。
剣に滴る血から生まれたということもあり、剣の神様としても知られています。
雷に剣の神様ということで、めっぽう強く、戦いの神様としても知られています。
剣先にあぐらをかいて地上の神々をビビらせたり(演出家でもありますね。)、相撲の元になったという力比べの勝者だったり、地震を起こす大ナマズを石で仕留めたりなど、強すぎエピソードも盛りだくさん。
勝負&剣の神様なので武道上達にはかなり適しているのではないでしょうか。
剣道部の方なんかはお参りにオススメです。
こんなものもありました。
雷の絵が描いてある!
この布に「追い払いたい厄災」「やめられない悪習」「無くなって欲しい嫌な思い(不安や不平不満など)」を書き込み、神様の前で真っ二つに破くんだそうです。
破いた片方の布は戒めとして家に祀るか肌身離さず持ち歩き、もう片方は拝殿前に結んで祈願するそうです。
嫌なものを雷でピシャーン!っと追い払ってくれるんですね。
車をお祓いするところもあった
お守りも
祈願方法が多彩で面白い神社。 武道上達や厄災を除けて道を開きたい方はぜひお参りしてみてくださいね!
9月にはお祭りもやるみたいですよ! ツイッターで神社の様子を知ることができますよ。
そこのみたち:曽許乃御立神社
@Sokonomitachi
https://twitter.com/sokonomitachi
この記事を書いた人
- 猫と一緒に暮らし始め、猫アレルギー疑惑が払拭されました。猫の毛ってすごい空中に舞いますね。ふわふわ。
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