鴨江アートセンターで電子工作アートを体験!

浜松市中区

浜松でアートを楽しむとしたら、どこへ行きますか?
美術館で作品を鑑賞したり、ギャラリーでアート作品を購入したり、絵画教室などで作品を作ったり、ワークショップでみんなと協力して作品を作ったり…
今あげたものの他にもいろんな触れ合い方がありますよね!

今回、ご紹介する「鴨江アートセンター」はアーティストやクリエイター達の表現活動を支援し、彼らの創造的なプロセスを広く公開することによって、市民や地域に発信・交流することを目的とした従来の文化施設とは一味違う新しい切り口の施設なんです。

今回の取材では、ここで開催されているワークショップ、
「初めての電子工作 LEDでイルミネーションショーをつくる -KAMOE LAB-」に参加してきました。

鴨江アートセンターについて

鴨江アートセンターとはどんなところ?

鴨江アートセンター_鴨江アートセンターで電子工作アートを体験!|ハマラボ[ハママツ研究所]

浜松市鴨江アートセンターは2013年11月に設置されました。
建物がレトロでとっても素敵です。浜松市鴨江アートセンターになるずっと昔、
昭和3年に静岡県の浜松警察署庁舎として建設され、その後も第二次世界大戦中の浜松空襲、東南海地震をくぐり抜け、昭和45年まで警察署として使われていたのだそうです。
アーチ形が印象的なかわいらしい建物ですが、42年もの歴史を踏まえると感慨深いものがありますね。

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レトロかわいい浜松市鴨江アートセンター

ちょっとレトロで素敵な階段やアーチが印象的なお部屋の入り口など建物自体の雰囲気も良く、
各お部屋広々としており、この日も自由に活動をする方々で賑わっていました。

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手書きの黒板がアットホームかつオシャレ

館内にはイベントDMが多数置いてある場所もあり、鴨江アートセンターのみならず日本各地でのイベント情報をゲットできます!

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アート情報がたくさん!

鴨江アートセンターの三つの取り組み

鴨江アートセンターの活動はイベント開催、アーティスト・イン・レジデンス、制作アトリエの貸し出しの三つに分けられます。

イベント開催
ショップ、トークイベント、ライブ、ワークショップ、展示などが毎月行われています。 お子様向けのものや大人向けのもの、アートの枠にとらわれず本当に様々なジャンルのイベントが開催されています。 鴨江アートセンターのサイトにて確認できるのでぜひチェックしてみてください!
アーティスト・イン・レジデンス
異なる環境に滞在することで新たな芸術表現を生み出そうとする アーティストやクリエイターの個人またはグループを支援する制作場所提供事業。 専門家で構成される審査員による協議のもと、支援を受けるアーティストの方が決定するそうです。
制作アトリエの貸し出し
9:00~21:30まで開館しています。 9:00~21:00まで1時間につき最安で160円からお部屋を借りることが可能です。21:00〜21:30は少しだけお得にお部屋を借りることが出来ます。 作業スペースに困っている方、みんなで集まって活動する場を探している方必見です!

初めての電子工作 LEDでイルミネーションショーをつくる -KAMOE LAB-

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ワークショップ概要

初めての電子工作 LEDでイルミネーションショーをつくる -KAMOE LAB-

日程 : 2017年10月14日(土)
時間 : 6:00pm〜8:00pm
参加費 : 500円
対象者 : 中学生以上

-KAMOE LAB-とは

大人のためのワークショップシリーズ。普段の領域が異なるアーティストやデザイナー、技術者が出会うことで、新しい表現や新技術が始まることを期待し開催されています。
アーティストや技術者と参加者を横断的につなぎ、交流を図ります。

講師プロフィール
長谷部雅彦さん
浜松在住の技術系会社員。合唱曲を中心に作曲活動を行う。 第9・17回朝日作曲賞受賞。個人で音楽系iPhoneアプリ開発や楽器系電子工作に挑戦中。 奇楽堂という屋号でMaker Faire などにも出店している。

ワークショップ体験レポート

Step1 自己紹介

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和やかな空気の中自己紹介

職業も年齢も違う様々な方が参加されていました。プログラミングは初めてという方も多く、初心者でも安心して参加できそうです!

Step2 講師の方の作品披露

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鮮やかな光でとっても綺麗で感動しました!

部屋を暗くし、イルムネーションと共に生演奏のパフォーマンスが始まります。
「日立の樹」通称「この木なんの木」の曲から鮮やかな緑色に光っていた柔らかいフォルムの木が少しずつ絶妙な色合いで変化していきます。
夏、秋、冬、そして春へと季節を代表する曲(日立の樹→真っ赤な秋→ホワイトクリスマス→春よ、来い)に合わせ、夏の新緑から、真っ赤に色づく紅葉、そして最後に満開に色づく桜。
LEDの色合いの変化で四季を表現してしまうなんてイルミネーション、奥が深いです…。

Step3 本日のワークショップで使うものの説明

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こちらが今回の主役、マイコンボードArduino

マイコンボードArduinoについて

マイコンとはマイクロコントローラの略語でコンピュータシステムが備える機能をコンパクト化し、半導体チップに集約したものなんだそうです。 Arduinoは“アルドゥイーノ”と読みます。その呼び名の響きからも予想はつきますがイタリア製でおしゃれな見た目(開発環境のテーマカラーも統一されている)と初心者にも優しい簡単な操作が魅力です。

本日体験する電子工作は、なるべくハンダ付けはせずケーブルを抜き差しして回路を作成します。
回路の作成は基本、PC とUSBを繋げるだけで出来てしまいます。
Arduinoのプログラムの開発環境はc/c++言語に独自の方言を加えたものだそうです。「方言」とは、いわゆる私たちが日常使っている自然言語の方言と同じように、プログラミング言語の中の基本的な文法や機能は共通に用いながら細かい振る舞いに差違が見られる類縁言語のことを「方言」と呼ぶそうです。

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なにやら難しい本日のワークショップでの使用される電子回路

ArduinoでLED Driverに繋がれた12個のLEDの光量が調節できるそうです。

Step4 早速プログラミング練習!

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ちっちゃくてかわいいLED

基礎知識として…

基礎知識1 関数
このカッコ{ }で囲われたひとかたまりを関数と呼ぶのだそうです。
基礎知識2 setup()とloop()
Arduinoでは二つの関数からプログラムを開始します。
・setup()・・・・・・電源を入れた直後の状態を記述します。
・loop()・・・・・・Setupが終わった後、繰り返し行う処理を記述します。
基礎知識3 RGBの組み合わせ
LEDの色はRGBの組み合わせで表現します。
絵の具などは色を混ぜれば混ぜるほど混色して色は暗くなっていきますが、
RGBは加法混色といって色が加わるほど作られる色は白に近づいていきます。
今回は0~4095までの数量で光量を調節していきます。
例えば、(4000,0,0) と記述すると、
R(red)→4000、G(green)→0、B(blue)→0となり赤い色がつきます。
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とっても簡単に繋げられました

基礎知識を習ったところでグループに分かれ、ArduinoとLEDをコード、PCとArduinoをUSBで繋ぎ、 早速エディターを起動!

練習として、例題が5つ出ました。
この例題にチャレンジしながらLEDの光らせ方を学んでいきます。
あらかじめ用意していただいた関数に自分で数字を打ち込み値を変えていきます。

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慣れない英語と数字の列に戸惑うハマラボ研究員

void setup(){
color = {4000,0,0};
setColor(0,color);
}

color = {4000,0,0}; がLEDの色を変更するコードで、setColor(0,color);がどの電球を光らせるのか指示するコードです。

色の箇所の記述を変更してアップロードして…
コードが読み込まれると、光った!

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ちいちゃいのに光はパワフルなLED

LEDの発色も美しく、自分で打ち込んだ数字がLEDを光らせているということが嬉しかったです。
色味と各LEDのナンバーを試しながら確認し、あっという間に例題5まで夢中で挑戦しました。

今回のワークショップで表現を教わったのはこの5つ。

  • ・LEDの色味を変える
  • ・LEDが光っている時間を設定する
  • ・LEDの明るさを徐々に明るくする
  • ・LEDの色を同時にグラデーションさせるように変える
  • ・LEDの色味と光っている時間を上手に設定し動きを表現する

簡単なコードなのにこれだけのことが表現できます!

さあ、どんなものをつくろうか…
次はいよいよ自由制作です。

Step5 各チームでオリジナルのイルミネーションショー作成

1.影絵のパターンを選ぶ

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花火、ハロウィンの魔女、天使、イルカを用意していただきました。
その中から私たちは天使の絵を選択

2.LEDの位置を決めて舞台を組み立てる

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天使の持っている蝋燭が印象的ですねという話から蝋燭の位置にひとつ、それからバランスよくその他の位置にLEDを貼り付けます。
光が漏れないように箱と影絵の型紙を貼り付けます。

3.プログラミング

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「天使の持っている蝋燭をまず最初に光らせよう!」「何色にします?」「ふわ〜って全体が徐々に明るくなっていったら綺麗かも!」「全体が光った後に最初に光らせるのは青色だね」
チームのみなさんで意見を出し合いわいわいとショーの方向性とディテールを決定します。
プログラミングをし、ちゃんとその通りになっているか確認をしながら修正を重ねます。
与えられた時間は45分程だったのですが、だいぶ余裕があると思っていた時間もチームのみなさんと楽しく作業するうちにあっという間に時間になってしまいました。
チームのみなさんの意見に刺激を受け自分の想像力まで広がっていくような感覚がとってもわくわくしました!

4.最後に各チーム作品を鑑賞

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ドキドキの作品発表!

最後に各チームの制作した作品をみんなで鑑賞です。
今回は3つのチームに分かれたのですが、
赤い色が綺麗で印象的だった花火の作品にハロウィンの怪しげな雰囲気がコミカルに表現されていた魔女の作品とみなさん本当に初めてプログラミング挑戦したの!?と感じるくらい面白い作品でした。

そして、自分のチームの作品の発表は少し照れる気持ちと「これを作ったんだ!いい時間だったなあ〜」という満足感があり充実したひとときでした。

結果報告

初心者でも電子工作は楽しめる!
そして、ワークショップって普段では体験できない出会いがありとても濃厚な時間を過ごすことができる。

人との触れ合いや初めての体験、人の想像力に触れることのできるワークショップは新たな発見がたくさんあり、実際に手を動かすことの充実感はワークショップならではのものでした。

アートを楽しむ手段は様々ですが、自分で体験することによって新たな発見や出会いを求める方は、
ぜひ鴨江アートセンターで自分にぴったりの体験を探してみてはいかがでしょうか!

おまけ
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女性が多めのチームだったので作品もメルヘンにまとまりました

今回、ハマラボ研究員が参加したチームの作品。
天使の淡い光がメルヘンな雰囲気を醸し出していました。

この記事を書いた人

ハママツ研究所
ハママツ研究所
浜松を愛し、浜松に愛されることを目指して日々研究に没頭中

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