浜松市防災学習センターの講座に参加して、非常持ち出し袋を作ってみよう!

浜松市防災学習センターの講座に参加して、非常持ち出し袋を作ってみよう!

浜松市中区

浜松市防災学習センターの講座に参加して、非常持ち出し袋を作ってみよう! 浜松市防災学習センターの講座に参加して、非常持ち出し袋を作ってみよう! 浜松市防災学習センターの講座に参加して、非常持ち出し袋を作ってみよう!

防災を促す展示や防災の学習体験、イベントを開催している「浜松市防災学習センター」をご存知ですか。
一昨年の12月に新しくオープンしたこちらの施設ですが、小・中学生の校外学習だけでなく大人にとっても役立つ講座が開催されています。

浜松市防災学習センターの講座に参加して、非常持ち出し袋を作ってみよう!|ハマラボ[ハママツ研究所]

講座に参加してみた

今回、私は「非常持ち出し袋の中身チェックしよう」という講座に参加してまいりました。
普段はあまり意識しない防災についてですが、講座を機に真剣に考えてみようと思います。

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この講座は、「認定NPO法人はままつ子育てネットワークぴっぴ(以下:はままつ子育てネットワークぴっぴ)」さんが行なっている講座です。
はままつ子育てネットワークぴっぴは浜松市防災学習センターの指定管理者として、学習講座の企画を行なっているんですよ。

本日の講師は松山文紀さん。

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全国の震災や豪雨災害の被災地で復興支援活動に携わっている方で、静岡市の災害対応NPO「MFP」の代表を務めていらっしゃいます。

非常持ち出し袋って?

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防災に疎い私。「非常持ち出し袋」とは何かを理解することからスタート。
「非常持ち出し袋」とは、災害が起こって避難せざるを得なくなった時に持ち出す必要最低限のものをまとめた袋のこと。
避難する際にすぐに持ち出せて、移動に適した荷物であることが大切なのだそうです。
非常持ち出し袋は、一家にひとつではなく「一人ひとつ」用意すべきだと言われています。

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こちらのリュックサックは浜松市防災学習センターの展示の一つ。
5kgと10kgのリュックサックを背負ってみて実際の重さを体感するもの。
両方とも背負わせていただきましたが、正直どちらも重かった!
特に10kgの方は膝を使わないと背負えないくらい重く、10kgを背負いながら移動するのはほぼ困難だと感じました。
詰め込みすぎも移動の妨げになるのですね。

「どこへ避難する」段階を追ってイメージできていますか?

浜松市防災学習センターの講座に参加して、非常持ち出し袋を作ってみよう!|ハマラボ[ハママツ研究所] 松山さん 避難という言葉がつく言葉はたくさんあります。
それぞれ、意味も違います。
ですが、多くの人が「避難」というと「避難所に行くこと」だと思っています。例えば、「避難所に行くこと」と「避難行動」は全然違います。

避難には、一次避難・二次避難・自宅避難(在宅避難)の3種類があります。

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一次避難は、地震によって発生した津波、火災、土砂災害、家屋倒壊などそこにいたら命の危険がすぐにでもある場合に、安全な場所へ避難することです。

一次避難の時に避難するところ
  • 地震・大規模火災等緊急避難場所(広域避難地)
  • 地震緊急避難場所(一次避難地)
  • 風水害緊急避難場所(一次避難地)
  • 津波緊急避難場所
  • 津波避難ビル
  • 津波避難タワー
  • 津波緊急避難所
二次避難の時に避難するところ
  • 指定避難所
  • 自主避難所
  • 福祉避難所
  • 福祉避難スペース
  • 二次避難所

浜松市では一次避難と二次避難とも同じ場所のこともあります。
その場合、特に学校が受け入れ先のことが多いのですが、津波であれば三階以上の建物、火事であればグラウンド、台風や二次避難であれば体育館など、どんな災害なのかや、一次なのか二次なのかで逃げ込む場所が違います。

浜松市防災学習センターの講座に参加して、非常持ち出し袋を作ってみよう!|ハマラボ[ハママツ研究所] 松山さん 避難場所とか避難地といった名前のつくところは、広いところです。
建物ではないことがあります。
津波や建物の倒壊、火災から一時的に身を守る場所。
なので設備的に何もないと考えていいと思います。

一次避難先は、あくまで一時退避の場所。
そこで生活するようには想定されていないんですね。
一次避難時にも持ち出す非常持ち出し袋ですから、そのような何の設備もないところでも過ごせるように荷持を選定する必要があるということがわかりました。

持っていくものをどうやって決めたらいいの?

浜松市防災学習センターの講座に参加して、非常持ち出し袋を作ってみよう!|ハマラボ[ハママツ研究所] 松山さん 何のために持ち出すのか、どんな時に必要なのか。
何も考えないで用意していませんか?

非常持ち出し袋を荷造りする時に、一番迷うのは「一体何を持って行ったらいいのか」ということですよね。
ネット通販ではセット商品が売られていることもしばしば。
その中身だって各商品ごとに違っていて、ばらつきがあります。
自分で考えるのが難しいと思ったからセットを購入しようと思ったのに、「一体どのセットが正解なんだろう?」と結局、頭を悩ませることに…。

浜松市防災学習センターの講座に参加して、非常持ち出し袋を作ってみよう!|ハマラボ[ハママツ研究所] 松山さん みなさんが非常持ち出し袋を用意しようとすると、多くの人がセット商品の購入を検討すると思います。
でも、そのセットはあなたではない他の人が「必要だ」と判断したものを揃えています。販売側はその商品を買う人の個別の事情は知らないんです。
そのセットの中身、本当にあなたの必要なものが入っていますか?
浜松市防災学習センターの講座に参加して、非常持ち出し袋を作ってみよう!|ハマラボ[ハママツ研究所] 松山さん セットを購入するのことが悪いことではありません。
そのセットを買って、「これで安心だ」と考えるのをやめてしまうのが怖いんです。

とにかく自分で「被災したら自分はどのように行動するか」をある程度想像しないと、自分が本当に必要とするものはわからないんですね。他人まかせではダメなんです。

浜松市防災学習センターの講座に参加して、非常持ち出し袋を作ってみよう!|ハマラボ[ハママツ研究所] 松山さん 非常持ち出し袋の中身はそれぞれが違っていて当たり前なんです。
大人と子供、女性に男性、お年寄りと若者、それぞれ必要なものって違うんです。
お子さんは普段食べ慣れているお菓子や大好きなぬいぐるみがあるだけで落ち着けるかもしれないですよね。これがあるだけでこの子は避難所での生活を順調に滑り出せるかもしれない。

さらに、非常持ち出し袋の失敗あるあるを教えてもらいました。

・中身を知らない、覚えてない
・見えない場所、すぐに取り出せない場所に保管している
・「一家に一つ」でOKだと思っている
・モノの使い方を知らない
・賞味期限を把握していない
・普段あえて食べたいと思わないものを買ってしまう
・使う時を想像していない
・自分は被災しても大丈夫だと思い込んでいる
・なんとかなると思っている
・用意したものが無駄になったという経験

う〜ん、耳が痛いですね…。お家の食料の備蓄に関してもそうですが、賞味期限切らしてしまって無駄にしてしまうのは、かなりあるある。

毎年毎年、備蓄を確認したり管理をする習慣がないから、つい買いっぱなしになってしまうんですよね。

浜松市防災学習センターの講座に参加して、非常持ち出し袋を作ってみよう!|ハマラボ[ハママツ研究所] 松山さん 値段を安く抑えるために、とか、日持ちが長いほうがいいから、というので、普段はあえて食べたいと思わないものを買ってしまうのもよくあります。
非常時にこそ、美味しいものを食べたいと思うじゃないですか。自分が食べたいと思うものなら、おそらく無駄にはしませんよね。

使う時を想像してコンセプトを考えよう。

・どんな災害に対して
・どこに避難するのか
・どのくらいの日数を想定するのか

などによって用意するものは違ってくるとのこと。
松山さんが今日持ってきてくださった非常持ち出し袋のコンセプトはこちら。

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・自宅は倒壊せずに大丈夫だったが、ライフラインは止まってしまった状況で
・どんな天候でも自宅以外に安全に避難できる
・一泊2日は辛い思いをしない
・その後の生活に支障が出ない

浜松市防災学習センターの講座に参加して、非常持ち出し袋を作ってみよう!|ハマラボ[ハママツ研究所] 松山さん まずは、死に至る危険因子を取り除くこと。
何を優先して用意するのは人それぞれ。
危険因子と自分の中の優先順位を掛け合わせて考えてみてください

そのコンセプトをもとに松山さんが荷造りした中身はこちら。
テーブルの上に、日常使いのバックでいつも持ち歩いているものと非常用持ち出し袋の中身を並べてくださいました。

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浜松市防災学習センターの講座に参加して、非常持ち出し袋を作ってみよう!|ハマラボ[ハママツ研究所] 松山さん 僕は出先なんかで車に乗ることが多いので、シガーソケットにさして携帯などを充電できる「シガーソケットUSB」を普段から持ち歩いています。
100均なんかでも売ってますから、車を持っている人はもしかしたら非常時に役にたつかもしれません。
あとは、モバイルバッテリー。いつも充電して持ち歩いています。

普段持ちのものからすでに使えるものばかり。荷物は少し増えますが、非常時を考慮して普段持ちのものを少し増やしてみてもいいのかも、と思いました。

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浜松市防災学習センターの講座に参加して、非常持ち出し袋を作ってみよう!|ハマラボ[ハママツ研究所] 松山さん よく見えないというのはすごいストレスですから、予備のメガネを用意しています。
それから、とりあえず暖は少しでもとれる方がいいと思うので、レスキューシート(アルミのブランケット)なんかも用意しています。
浜松市防災学習センターの講座に参加して、非常持ち出し袋を作ってみよう!|ハマラボ[ハママツ研究所] 松山さん あとは、上履き。 避難所などに土足のまま入ると感染症の危険が増すので上履きは持っていた方がいいです。
上履きによくホテルでもらうスリッパを用意している方いらっしゃいますが、あれは1日持たないです。それから、新聞紙で作るスリッパ、あれは二時間持たないです。これは実際に、履いてみてわかりましたね。なので、それより丈夫なものを用意しています。
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浜松市防災学習センターの講座に参加して、非常持ち出し袋を作ってみよう!|ハマラボ[ハママツ研究所] 松山さん それと、お水。非常持ち出し袋のものは500mlにしています。
あとは、食料。僕のコンセプトは一泊2日死なないですから、栄養価はあまり考えてないです。ただ、火を使わずにそのまま食べられて、カロリーがあって日持ちがするもの。
賞味期限が近づいてきたら少しずつおつまみにして食べたりしてますね。
浜松市防災学習センターの講座に参加して、非常持ち出し袋を作ってみよう!|ハマラボ[ハママツ研究所] 松山さん ラップは使えますよ。ラップは固く絞るとすごく強い紐になるんですよ。それと、外傷のところに巻けば感染症予防にもなります。
防災手袋は軍手でなく、ゴム付きの手袋にしています。滑り止めが付いていて使い勝手が非常にいいので。ただ熱いものを掴むのは向いてないですね。
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浜松市防災学習センターの講座に参加して、非常持ち出し袋を作ってみよう!|ハマラボ[ハママツ研究所] 松山さん ポストイットは連絡用や何かを書き残す時にも役に立ちます。
それとバインダー。
炊き出しの時に、机が限られているので、器が2つあると地べたに置かないと食べられないんですよ。だから、カレーとか豚汁とかのメニューが多いんですけど。
バインダーはね、そんな時にトレーにもなるし、何か書く時にも使えるっていうので、僕が使えるんじゃないかなと思って持っています。
浜松市防災学習センターの講座に参加して、非常持ち出し袋を作ってみよう!|ハマラボ[ハママツ研究所] 松山さん よくね、非常持ち出し袋の正解を教えてください言われます。
でも、それは人それぞれ違いますから。
これは正解ではなくて、“私”が必要だと思うものです。
大切なのは、この非常持ち出し袋を使う、あなた自身が考えて用意することなんです。
自分自身が考えて選んで用意したものはすべて正解なんですよ。

松山さんの非常持ち出し袋の中身を確認したところで、今度は講座を受けられている方々の中身も一緒にチェックしました。
小銭やトイレットペーパー、防災頭巾に、ろうそく・マッチなど、みなさんよく考えていて準備していて尊敬。
それに対し、非常用持ち出し袋なんて今まで用意したことのない私。
今日の講座に参加しなかったら、多分一生準備しようなんて思わなかったと思います。参加してよかった〜。

講座を踏まえて「非常用持ち出し袋」を作ってみた!

まずは、コンセプトを決めよう

まずは、オフィスのある砂山町のハザードマップを確認し、どんな災害が起き得るかをチェック。

静岡県地理情報システム みんなのハザードマップ
https://www.gis.pref.shizuoka.jp/?mc=19&mp=1801&z=14&ll=35.006523,138.523262

みんなのハザードマップ 凡例 (※ PDFへのリンク)
https://www.gis.pref.shizuoka.jp/Resource/hazardmap/hazardmap_legend.pdf

私は静岡県で出している「みんなのハザードマップ」を参考にしました。
「みんなのハザードマップ」によると、我々のオフィスに降りかかりそうな災害は以下の通りでした。

・震度分布(南海トラフ基本) → 震度7
・津波浸水 → なし
・液状化(南海トラフ基本) → 危険小と危険大の間に建物が建っている

津波の被害はないものの、最大震度7を記録する可能性があること、またオフィスがあるところは液状化が起きる可能性があるということがわかりました。
身の安全が確保できるまで待機する一次避難所を調べると、近そうなのはこちらの二箇所。

・双葉小学校 歩いて4分
・(旧)高砂小学校 歩いて10分

(旧)高砂小学校までは、おおよそ800mくらいでしょうか。
状況がわかったところで、持ち出し袋のコンセプトを決めました。

・いかなる天候の時も想定(雨、寒さ、暗さ)
・緊急避難所に無事にたどり着ける
・緊急避難所でも1泊できる

この3点を頭に中身を決めていきたいと思います。

講座を受けて、なるほどと思ったことなのですが「いつも携帯しているもの」も考慮して中身を考えたほうがいいということ。

・スマホ
・財布
・リップクリームやハンドクリームなどの化粧品
・エコバック
・生理用品
・髪ゴム

この辺はいつもだいたい持ち歩いているものなので、非常持ち出し袋以上にさっと背負って家を出れる自信があります。
この日常使いアイテム + 「あったらいいな」を想定しました。
そして、何件もハシゴするのは辛いので、お店は「驚安の殿堂 ドン・キホーテ」「DCMカーマ」「セリア」「ダイソー」の4件に絞りました。

品物を吟味し買い物しよう

必要なものを吟味し、リストアップ!

○移動の時にあると役立つもの
・リュック
・ヘルメット
・防災手袋
・笛
・雨具
・ヘッドライト

○緊急避難先であるといいもの
・日持ちする食料品(缶詰、ビスケット)
・水 500mlを二本
・ミニタオル
・保温・防寒具
・現金
・お箸やスプーン
・ラジオ
・簡易トイレ
・ランタンなどの灯
・電池

○衛生用品
・ラップ
・ティッシュ
・ビニール袋
・液体歯磨き
・歯ブラシ
・抗菌ウエットティッシュ
・マスク

○在宅避難できなくなった時に欲しいもの
・下着
・最低限の服一着分
・現金
・給水バック
・コップや食器
・十徳ナイフ
・生理用品
・上履き

これを新しく全て揃えようとすると、9000円〜1万3000円くらいする計算になってしまったので、もう少し絞り込んでみたのが、こちら。

・リュック
・黒いビニール袋
・ラップ
・レインコートL
・氷砂糖
・長期保存水 500ml×2
・カンパン
・水のタンク
・簡易トイレ
・ランタンLEDライト
・電池交換式充電器
・防災手袋
・緊急用呼子笛
・レスキューシート
・おしぼり
・お箸とスプーン
・アルカリ電池
・キッチンポリ袋M
・歯磨き粉付き歯ブラシ
・大人用からだふき
・コップと食器
・上履き
・ハサミやナイフなどの刃物

そして、買い物してきました!

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これが中身だ!

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リュック

リュックは「ドン・キホーテ」で購入。
赤色のものと迷いましたが、被災時には心落ち着かせたいので青色のものをチョイス。

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黒いビニール袋

自宅避難になった際、トイレが使用できなかった場合の汚物入れなどに活用できそうだったので黒いゴミ袋を買いました。
あとは、簡易トイレ使用時の目隠しにも黒いゴミ袋は使いたい!

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上の写真のような抗菌・消臭タイプもお店で見かけたのですがサイズが小さかったのが難点でした。

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カーマ21には、トイレや着替え目隠し専用のポンチョも販売していました。

簡易トイレで安価なものだとこのような目隠しがついていないことが多いです。
たとえ車の中だったとしても、目隠しなしは女性には抵抗ありますよね。
緊急避難所からなかなか移動できなかった場合はやはり簡易トイレが必要だし、最悪の場合に野外でトイレする状況になったら目隠しなしでは絶対に無理だと思ったので、大きさ優先で選ぶことにしました。

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ラップ

こちらも「ドン・キホーテ」で購入。
100均にもラップはありましたが、だいたい25mから50mのものが多かったです。
皿の上にラップを被せて使うことで、水がない状況でもお皿を洗わずに何度でも使えると講座で学んだので、それならばたくさん使うかもしれないと100mのものを選びました。

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ダイソーのレインコート

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袋もついていて丈夫そうだった200円のレインコート(ダイソー)

他にも、ズボンと上着が分かれたタイプや何回も使えそうな丈夫なものなどもありました。濡れるのはいやだと言う人は雨具にお金をかけてもいいかもしれません。

そして、忘れてならないのが食料。
私はズボラなので、短期間で食料を買い替えるというのが無理そうだったので、5年のスパンでの買い替えで済むようになるべく日持ちしそうなものを選びました。
まずは水。

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長期保存水

普通のお水だと持ちが短いそうなので、防災の備え用の水、長期保存水を購入。これは、カーマ21の防災コーナーで入手しました。

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氷砂糖

そして、賞味期限のない氷砂糖。そのままエネルギーになりそうなのと、私は結構すぐ喉が乾く人間でなので、お口を潤す意味で飴のような役割でも役にたつのかなと思いました。

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カンパン

カンパンにも氷砂糖が入っていますが、あれも水分の少ないビスケットを食べた後に氷砂糖を舐めることで口を潤わす目的で入っているそうですよ。よく考えられてますね!

その他にも、カーマ21の防災コーナーには、たくさんの食品がありました。

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ビスコやハーベスト、ルヴァンなどのお菓子

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井村屋のえいようかん。食べきりサイズのミニようかんとのこと

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アルファ米ってこんな美味しそうだっけ?2wayな食べ方が楽しめるそうだ

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おにぎりができる!アイディア商品。

100均にも温めずに食べられるカレーがありました。

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ダイソーの食品売り場にて

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ケータイ水タンク 6L

カーマ21で購入。成人一人1日で3Lの水が必要なのだそう。これ一個で2日分。

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携帯簡易トイレ ニューミニマルちゃん 3回セット

正直、これで足りるかどうか。
最悪の場合、緊急避難所で一泊することを想定して3回分を購入。
簡易トイレは、男性用や女性用、男性女性兼用可能などの種類があり、女性は特に自分が使えるかどうかをよくみて購入することをお勧めします。

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こちらはセリアの商品棚

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こちらはカーマ21の商品棚

カーマ21の方が種類は豊富でした。
また、自宅のトイレで使うことを想定したものなども陳列。
100均は店舗によっては置いていないところもありそうです。
よく考えたら、簡易トイレセットにはトイレットペーパーが付いてない!水で流せるポケットティッシュもあると最強。

次に、夜道での避難やライフラインが停止した中での明かりは大事。
講座では両手が使えるヘッドライトをお勧めしていましたが、そもそもヘルメットを持っていない。
カーマ21でヘルメットも販売していましたが、今回の予算を考えたところヘルメットは除外せざるを得ませんでした。

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1000円程度の安価なもの

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折りたためるヘルメット

今回は、いろんなものを購入するためにヘルメットは省きましたが、避難途中で死んでしまったら買ったもの全てが無駄になるのでヘルメットは買った方がいいと思います。
その時はヘッドライトもご一緒に買うことを検討してみてください。
100均にもヘッドライトがありましたよ。

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100均にて(ダイソーとセリアの両店舗にありました)

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ランタンにもなるLEDライト

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持ち手が光るようになってます。

ランタンのようにぶら下げるために輪っかもついているので首から下げれば両手が空く!
これなら、足場の悪くなった避難経路でも安心。

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電池交換式充電器

スマホはやっぱり大事。

・メッセージを録音・再生できる災害用伝言ダイヤル(171)
・LINEの位置情報送信機能
・災害時に開放される無料Wi-Fi「00000JAPAN」

などなど、スマホが使えるとできることがたくさんありますよ。

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カーマ21にて。ポケットラジオも1000円程度の安価なものがあった。

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ラバー付き手袋

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緊急用呼子笛

私の声は非常に通りづらいので、瓦礫の下敷きになった時や建物の中に閉じ込められた時などの緊急時には、これを吹こうと思います。

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レスキューシート

私はセリアで購入。カーマ21の防災コーナーには多種多様な品揃えがありました。

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紙コップに紙皿

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紙コップにマドラーついてるやつにしてみた

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肌に優しいノンアルコール

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ポリ袋

調理に使える耐熱ポリ袋が欲しかったが、100均にはなかった。

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歯ブラシ

非常時では水が貴重なので、予算があれば液体歯磨きもおすすめ。

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ドン・キホーテにて

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上履き

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カッターナイフ

十徳ナイフが良かったんですが、私がまわった4店舗では見つけられませんでした。
代わりに、ハサミかカッターで迷い、カッターにしました。
カッターを選んだのは、ものを開けたり、鉛筆を削ったりできるかなと思ったからです。

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おしぼり

ミニタオルがいいなあと最初は考えていたのですが、おしぼりの方が安くてたくさん入っているのでおしぼりでいいやと思い最終的にはおしぼりを購入。

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お箸とスプーン

以上、24点で6910円。
これでひとまず、備えは万全!
また、一年後何事もなかったら中身を点検して備えていきたいと思います。

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結果報告

今回、一から非常用持ち出し袋を荷造りしてみて思ったのは、一から全て完璧に準備するのは難しいということ。
「あれも欲しい、これも足りない!」と無限にリュックに詰め込みたくなります。買い出しに行った後に、「あ、あれもあった方がいいかも!」と思いつくことも。
これは1日で完璧に整えるのは難しい。
少しずつ買い足し買い足ししていくのが一番いいと思います。

何も用意していなかった人は、この中の5品でもいいから用意してみてください。その半年後にもう5品。そうやって少しずつ買い足していくのでも立派な防災対策。

防災は1日にしてならず。でも、何もしないより何かした方が確実にいいですよね。
日々、コツコツと備えていくことが大事なんだと身を以て学びました。

この記事を書いた人

さんかく
さんかく
猫と一緒に暮らし始め、猫アレルギー疑惑が払拭されました。猫の毛ってすごい空中に舞いますね。ふわふわ。

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