本家よりワンサイズ大きい!引佐奥山の大あんまき
公開日:2018/11/05
甘い物とあらばなんでも調査!をモットーに、浜松のおいしいスイーツの研究結果をご報告する、ハママツスイーツラボ。
前任者の研究員aが涙の引退。後任に選ばれたのは、さほどスイーツには詳しくない、スイーツ初心者の研究員k。
スイーツ初心者が「ハママツスイーツラボ」とは恐れ多い…。
それならば!と「ハマラボスイーツ部」として新たに活動を始動。
果たして「ハマラボスイーツ部」は前任者の志を継ぐことができるのか!?
研究員の出会った素敵なお店のスイーツのお味、雰囲気を独自のバロメーターで分析!
これを読めばあなたも浜松スイーツ通になれるかも?
今回は奥山観光の定番お土産、野沢製菓さんの大あんまきをご紹介します。
あんまきって?
あんまきは愛知県三河地方の銘菓で、ふっくらとしたどら焼きの生地ような小麦粉の生地に餡をまいた和菓子です。
愛知県では知立(ちりゅう)市にある「藤田屋」さんと「小松家」さんが有名なお店なのだそうです。
愛知県知立市は、江戸と京都を結ぶ「東海道五十三次」の39番目の宿場があったところ。
あんまきは、明治の頃、宿場町の知立の茶店で発売されたのが始まりだそうです。
街道を行き交う人々の休憩時のお供のお菓子として、評判になり広まっていったとか。
ちなみに、知立は池鯉鮒(ちりふ)と書いたのだそうです。愛知は変わった読み方の地名が多く面白いですね!
浜松奥山の大あんまき
奥山方広寺の門前にあり、引佐奥山観光の際のお土産としてみんなに愛される大あんまきで有名なお店、野沢製菓さん。
あんまきに書いてある印は奥山方広寺の焼印。
奥山方広寺は500体以上(推定)の仏さまの石像が敷地内にあることで有名なお寺です。
鎮守である「奥山半僧坊大権現」は火事を防ぐ火伏せの神様。
その姿が鼻高天狗だという伝説から、天狗のシンボルのヤツデの葉のマーク入り。
大あんまきの種類は3種類。
野沢製菓さんの大あんまき
- こし餡 450円
- 白餡 500円
- いちご餡 500円
全部食べ比べちゃおう!と思ったのですが、白餡が売り切れでした。残念。
こし餡といちご餡を購入しました。
この大あんまき、普通サイズのあんまきを想像していると結構驚きますよ。
写真では分かりづらいので、iPhoneX(アイフォンテン)と比べて見たのがこちら!
デカ!iPhoneX(アイフォンテン)がすっぽり収まる大きさ。
そのサイズ、なんと約18cmx9cm!
ぎっしり中身詰まってます!色鮮やかないちご餡。
実はこってりとした甘いものが得意ではない私。
ちょっとくどいか…?と戸惑いつつもいただきました。
そんなにくどくない!
餡はあっさりした味で食べやすかったです。
女性はお腹いっぱいになるくらいのボリュームがあるので、お茶菓子として好きなぶんだけ切り分けて楽しむのがオススメです。冷蔵で三日ほどはもつそうです。
また、奥山観光をした晩に家族みんなでいただくのもいいですね!
季節限定のイチゴ餡は想像していた以上にイチゴの風味があり驚きました。イチゴの酸味が、やさしい甘みの生地とベストマッチでした。
奥山まんじゅう
奥浜名(細江、三ケ日、引佐)の名物、みそまんじゅう。この地域のみそまんじゅうには味噌は入っていないということをご存知でしたか。
黒糖入りの小麦粉の皮で餡を包んだ茶まんじゅう。
見た目がみそまんじゅうそっくりだったため、いつしか「みそまんじゅう」と呼ばれるようになったそうです。
いまでは、皮や餡に味噌を練りこんだものも取り扱うようになっています。
野沢製菓さんの「奥山まんじゅう」。
こちら、お味は6種類!季節限定のものもあります。
野沢製菓さんの奥山まんじゅう
- みそまんじゅう(黒糖)
- 白味噌まんじゅう
- よもぎまんじゅう
- かぼちゃまんじゅう
- 酒まんじゅう(季節限定)
- イモまんじゅう(季節限定) ←季節ではなかったため販売されておらず
販売されていなかったイモまんじゅう以外の奥山まんじゅうを大人買い!
色とりどりのおまんじゅう達。並べてみるとなんだか可愛い。
黒糖のまったりしたコクのある甘さで艶のある皮。口触りがしっとりしています。中の餡も甘すぎずにちょうどいい。餡がこし餡なのも、この口触りをさらになめらかにしていて美味しかったです。
シンプルな材料でつくられたおくやままんじゅう。素朴な味がまたいいですね。緑茶と合わせたら最高です。
- 値段
- サイズ
- 見た目
- 味
ハマラボスイーツバロメーターをもとに出した野沢製菓さんの調査結果は…
観光の思い出に花が咲く。
茶の子にぴったりのお菓子
「今日は楽しかったね」「今度はどこに行こうか」
楽しかった旅を思い出しながら…
「方広寺ってお寺に行ってね…」「あの仏様は絶対500体以上いると思うのよ、わたし」
親しい友人に旅の報告を…
昔、明治の人がそうしたように旅の疲れを甘い和菓子で癒しながら、しばし語らう。
そんな楽しいひとときのお供にぴったりなお菓子でした。
この記事を書いた人
- 浜松を愛し、浜松に愛されることを目指して日々研究に没頭中
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