佐鳴湖畔にあるマニアックな喫茶店【喫茶飛行場】

佐鳴湖畔にあるマニアックな喫茶店【喫茶飛行場】

浜松市西区

佐鳴湖畔にあるマニアックな喫茶店【喫茶飛行場】 佐鳴湖畔にあるマニアックな喫茶店【喫茶飛行場】 佐鳴湖畔にあるマニアックな喫茶店【喫茶飛行場】

メイド喫茶に始まり、執事喫茶、猫カフェに代表される各種動物喫茶、コンセプトカフェなどなど近年は様々なカフェがあります。
それはここ浜松市にとっても同じで、老舗の渋い喫茶店から最新のお洒落カフェまで多くの「喫茶店」が存在します。

そして今回調査したのは、佐鳴湖の湖畔で20年以上営業されているという、マニアにはたまらない喫茶店「喫茶飛行場」さんです。

飛行機がたくさんの外観

駐車場入口です。
いきなり大きな飛行機がお出迎えしてくれました。

喫茶飛行場_佐鳴湖畔にあるマニアックな喫茶店【喫茶飛行場】|ハマラボ[ハママツ研究所]

情報を知らなければ、ここが喫茶店であるということに気づく人は少ないと思います。
この飛行機たちの後ろに、ただずんでいるのが喫茶店なのですが、遠目やすれ違いざまに一瞬目にするくらいでは、喫茶店とは思いもしないでしょう。

そして飛行機をよく見てみると、機体の一部だけのものが多いです。浜松には航空自衛隊の基地もあるので「退役機体」がここで余生を過ごしている・・・という感じでしょうか。
確認できる機体は、

ロッキード「T-33A」

喫茶飛行場_佐鳴湖畔にあるマニアックな喫茶店【喫茶飛行場】|ハマラボ[ハママツ研究所]

アメリカ空軍初の実用ジェット戦闘機「P-80」から発展した、初の複座ジェット練習機。
日本では、航空自衛隊の創立当初(1954年)から広く用いられましたが、1980年代より後継機の川崎T-4への置き換えが進められました。
そんな中、1999年に入間基地所属機による事故(T-33A入間川墜落事故)が発生し、翌2000年に全機除籍されました。愛称は「P-80」同様シューティングスターですが、日本ではその型番に由来する「サンサン」の名で広く呼ばれました。

三菱「MU-2S」

喫茶飛行場_佐鳴湖畔にあるマニアックな喫茶店【喫茶飛行場】|ハマラボ[ハママツ研究所]

三菱重工業が製造した多目的小型ビジネス飛行機「MU-2」の自衛隊仕様モデルです。
双発のプロペラ機であり、1967年に「救難捜索機」として航空自衛隊に採用されました。
老朽化のため、1995年から順次「U-125A」に世代交代し、2008年に退役しました。

ロッキード「F-104J」

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「F-86F」の後継主力戦闘機として1962年~1986年まで在籍した要撃戦闘機です。
「スターファイヤー」という愛称が付いていますが、日本では「マルヨン」という呼び名で知られています。
三菱重工業がライセンス生産を担当したこともあり、航空自衛隊の現場では「三菱鉛筆」との愛称もあります。退役後は無人標的機(UF-104J)として使用され、1997年に最後の1機が撃墜されるまで所属しました。

ノースアメリカン「F-86D」

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アメリカ合衆国のノースアメリカン社が開発したジェット戦闘機F-86から派生した全天候要撃機です。愛称は原型機と同様「セイバー」ですが、機種の形状と形式「D」をかけて「セイバードッグ」とも呼ばれました。航空自衛隊への配備は1958年~1962年までです。自衛体内での愛称は「月光」。
これまで全天候型戦闘機といえば操縦士とは別にレーダー捜査員が搭乗する複座式でしたが、火気管制システムの自動化により単座式です。

富士T-1B

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内初のジェット練習機「T-1A」は、エンジンが英国製でしたが、本機では石川島播磨重工業製のエンジンを搭載しており、純国産の練習機です。
燃費は向上しましが、速度・航続距離などは若干性能が落ちています。愛称は「初鷹」。
1963年に20機が配備され、2006年に全機が退役となりました。

他にも多数の機体がありましたが、どうやら「F-104J」が多く置いてあるようです。
飛行機に詳しくはないのですが、こうやって目の前にあるとなんだかテンションが上がりますね。
じっくりと見ていると、あっという間に時間が過ぎてお店に入るまで5分くらいかかりました・・・!

細かいところまで凝った店内

今回は正式なアポイントをとっていないので、店内での撮影は控えていますが、お店の中は昔なつかしいレトロな雰囲気の落ち着いた空間でした。
しかし、よく見ると飛行機のフィギュアや自衛隊が被っていたであろう帽子、パンフレットなど“自衛隊”や“飛行機”にちなんだものがたくさんありました。
思わず、わたしも他のお客さんも見入ってしまいました。
優しそうなご夫婦二人で経営しているようで、常連の方と楽しくお話されていましたよ。

楽しいメニュー

外観や店内だけでなく、飛行機マニアの方が心くすぐられるような楽しいメニューもあるんです。
何を頼もうかとっても悩んで頼んだものはこちらです。

喫茶飛行場_佐鳴湖畔にあるマニアックな喫茶店【喫茶飛行場】|ハマラボ[ハママツ研究所]

こちらは “ブルーインパルス”です。飛行機にあまり詳しくない私でも知っている、ブルーインパルスという名前のカキ氷があって気になったのでこちらを頼んでみました。
大きい器にブルーハワイ味のカキ氷、ラムネ入りのソーダ味のシャーベットアイスに大きなカットパインが乗ったものです。
見た目も涼し気でかわいいですが想像していたよりも大きい。ですが、パインとブルーハワイのカキ氷がマッチしていておいしかったので、案外ペロッといけちゃいました。

その他カキ氷シリーズでは、いちごが乗ったいちご味のカキ氷“レッドインパルス”や、
ヨーグルトがかかった“ホワイトインパレス”、プリンが乗っていてチョコレートソースがかかった“エリア88”などもありました。
その他のメニューも、軽食からがっつり食べられるカレーまで充実しています。
また、手作りなのも魅力のひとつではないでしょうか。

最後まで楽しめるこだわり

喫茶飛行場_佐鳴湖畔にあるマニアックな喫茶店【喫茶飛行場】|ハマラボ[ハママツ研究所]

お会計のレシートは整備作業記録として出されました!私たちは整備してもらっていた・・・ということなのですね。
細かいところまで凝っていて本当に素敵です。
裏には“ミッションに備え明日もここで待て”と記入されていました。
心くすぐられます・・・!思わず、許可を得てもらってきてしまいました。

ちなみに“ツクバヤマハレ”とは陸軍の攻撃中止の暗号電文で、“作戦を中止して直ちに帰投せよ”という意味らしいです。調べてみましたが真偽のほどはわかりかねます。
今日のお仕事はここらへんでもうやめにして、ここへ帰ってきなさいということでしょうか。通いたくなってしまいますね。

結果報告
喫茶飛行場_佐鳴湖畔にあるマニアックな喫茶店【喫茶飛行場】|ハマラボ[ハママツ研究所]

まだまだ追跡調査の余地がありますが、以上で【喫茶飛行場】のレポートは一旦ここで終了いたします。
見どころは何といっても、外観の“飛行機”、“店内に飾ってあるグッズ”ですね。
場所も分かりやすいので、気になった方はぜひ行ってみてください。
落ち着いた雰囲気でゆっくりできて料理もおいしい・・・。
飛行機好きな方はもちろん、わたしのように飛行機にあまり詳しくなくても楽しめる、とっても素敵な喫茶店でした。

この記事を書いた人

めがね
めがね
ハマラボの取材を理由に浜松周辺を旅する公私混同中年。

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