天浜線佐久米駅でカモメと記念撮影

天浜線佐久米駅でカモメと記念撮影

浜松市北区

天浜線佐久米駅でカモメと記念撮影 天浜線佐久米駅でカモメと記念撮影 天浜線佐久米駅でカモメと記念撮影

浜松のローカル線、天竜浜名湖鉄道。
二俣駅で行われる転車台見学ツアーや、都田駅併設のおしゃれな駅カフェなど、駅そのものに見どころが多い天浜線ですが、「冬にのみ絶景が見られる駅」があるのをご存じでしょうか?
今回調査するのは天竜浜名湖鉄道「浜名湖佐久米駅」。通称「○○○がくる駅」です!

佐久米ってどんなところ?

浜名湖佐久米駅は、北区三ヶ日、浜名湖畔にある天竜浜名湖鉄道の無人駅。

天浜線佐久米駅_天浜線佐久米駅でカモメと記念撮影|ハマラボ[ハママツ研究所]

駅から徒歩10分のところには佐久米海岸があり、春から夏にかけて潮干狩り・ウインドサーフィン・ヨット・海水浴と多くの若者や家族連れで賑わいます。

「佐久米」という地名は、「佐久」は狭く先が細くなった形、「米」は集落を指すといわれており、その通りの地形であるこの地に佐久米という名がつけられたようです。

天浜線佐久米駅_天浜線佐久米駅でカモメと記念撮影|ハマラボ[ハママツ研究所]

駅舎の横には、可愛らしい牛型のトイレがありました。

天浜線佐久米駅_天浜線佐久米駅でカモメと記念撮影|ハマラボ[ハママツ研究所]

仔牛もいる

冬だけ見られる○○○の大群

海岸近くの立地で夏場賑わう佐久米駅ですが、秋が終わり冬も本番の寒さとなってくるとまた賑やかさを取り戻します。
その理由を実際に調査すべく、ハマラボ研究員が現地に向かいました!

天浜線佐久米駅_天浜線佐久米駅でカモメと記念撮影|ハマラボ[ハママツ研究所]

無人駅のため改札などはなく、駅舎はどこかレトロな雰囲気。
駅舎からホームに出ると、「冬、賑やかな理由」が早速出迎えてくれました。

天浜線佐久米駅_天浜線佐久米駅でカモメと記念撮影|ハマラボ[ハママツ研究所]

かわいい!
駅のホームで待ち構えていたのは大群のカモメ。
ここ、浜名湖佐久米駅は「カモメがくる駅」としてメディアにも取り上げられたことのある駅なんです。
毎年11月~3月の間、渡り鳥であるユリカモメが飛来します。佐久米駅長が電車の時間にあわせて餌付けを行い、カモメたちもそれに合わせて駅へと集まるため、電車とカモメの躍動感あふれる写真が撮れる、と観光客も多く訪れるのだとか。

天浜線佐久米駅_天浜線佐久米駅でカモメと記念撮影|ハマラボ[ハママツ研究所]

観光客向けの撮影マナーが書かれた看板もありました。

ユリカモメってどんな鳥?

ユリカモメ(チドリ目カモメ科カモメ属)
日本では冬鳥。主に全国の海岸や河川、沼地などに飛来。全長は約40cm、翼開張は約93cm。足と嘴は赤。夏羽は頭部が黒褐色になる。冬羽は頭部が白く、目の後ろに黒い斑点があるのが特徴。夏に繁殖するため、日本では営巣しない。

天浜線佐久米駅_天浜線佐久米駅でカモメと記念撮影|ハマラボ[ハママツ研究所]

頭の羽根が白くなり完全に冬羽のユリカモメ

夏場は日本を離れるユリカモメですが、平安時代にはすで冬鳥として定着していたのだそう。
古典文学にも登場する、日本に馴染み深い鳥なんですよ。

飛び立つカモメと天浜線

駅構内には、カモメがくる駅でベストショットを撮ろうとカメラを片手に電車を待つ方々が。
ハマラボ研究員もその中に加わり、カモメの様子を観察します。

天浜線佐久米駅_天浜線佐久米駅でカモメと記念撮影|ハマラボ[ハママツ研究所]

突然飛び立つカモメ

天浜線佐久米駅_天浜線佐久米駅でカモメと記念撮影|ハマラボ[ハママツ研究所]

一周飛んで戻ってくるカモメ

飛び立っては停まり、を繰り返すうちに段々とカモメの数が増えてきました。
おおよそ200羽ほど集まってきたところで、餌をもった佐久米駅の駅長さんが登場。

天浜線佐久米駅_天浜線佐久米駅でカモメと記念撮影|ハマラボ[ハママツ研究所]

手からもガンガン餌をもらっていくカモメ

どうやら餌付けの時間帯が近づいてきたためにカモメの数が増えたようです!

餌付けの時間は電車の到着に合わせ、午前は10:3310:54
午後は14:2814:50に行われるそう。(ダイヤによって変更あり)
この時間に合わせていけば、より多くのカモメを見ることができるほか、天竜浜名湖鉄道の車両とカモメを合わせて撮影できちゃいます!

ハマラボが撮影したベストショットはこちら!

天浜線佐久米駅_天浜線佐久米駅でカモメと記念撮影|ハマラボ[ハママツ研究所]

飛び立つカモメと天浜線!青い空と浜名湖と電車とカモメ、主役級の被写体が4つもそろった素敵な写真が撮影できました。

カモメへの餌やりは、個人で餌を持っていけば誰でも体験することができます。
カモメと触れ合いながら撮影すれば、より迫力ある写真が撮れるのでは!
ハマラボ研究員も早速挑戦してみましたが…

天浜線佐久米駅_天浜線佐久米駅でカモメと記念撮影|ハマラボ[ハママツ研究所]

近い

天浜線佐久米駅_天浜線佐久米駅でカモメと記念撮影|ハマラボ[ハママツ研究所]

こわい

確かに迫力ある写真が撮影できましたが、想像以上の迫力に少々びっくりしてしまいました。

天浜線佐久米駅_天浜線佐久米駅でカモメと記念撮影|ハマラボ[ハママツ研究所]

研究員の頭に乗るカモメ

佐久米駅に集まるカモメはかなり人慣れしていて、頭や腕に乗ることはあっても攻撃してくることはないので、鳥好きな方はぜひ餌持参で触れ合いも楽しんでみてくださいね。

ハマラボが調査を行ったのは12月の中旬。最高気温7度ととても寒い日でしたが、さすが冬鳥。カモメは元気いっぱいでした。
気温が下がれば下がるほど、自力での採餌が難しくなったカモメたちが佐久米駅に集まってくるため、ピークはさらに寒さの厳しい1月なのだそう。

ベストショットを撮影しよう

これらの情報から、ベストショットを撮るタイミングを箇条書きにまとめてみましたよ!

1月下旬~2月上旬の寒い日がねらい目!
シーズンは11月~3月ですが、そのうち最も気温の下がる1月下旬~2月上旬がカモメ飛来のピーク。寒さが厳しいほどカモメは集まるので防寒をしっかりして寒い日をねらいましょう!
10時台と14時台の給餌タイムがおすすめ!
10:33、10:54、14:28、14:50の1日4回、電車の時間に合わせて佐久米駅の駅長さんによる餌付けが行われています。天浜線車両とカモメの共演は佐久米駅の醍醐味!
餌を持参するとかなり迫力ある写真が撮れる!
餌を持参すればカモメへの餌やりも可能。餌はパンの耳などがメジャーなようです。人間慣れしているカモメは目の前でホバリングして餌を要求したり、頭の上に乗って鳴き声をあげたり、とても積極的!なかなかできない体験ができますよ。

白くてフワフワの羽根も賑やかな餌くれコールも可愛らしくてとても癒されました。
ポイントを押さえて、浜名湖と電車とカモメの素敵な写真を撮影してみてくださいね。

結果報告

冬しか見られない絶景を楽しむことが出来ました。
調査を行ったのは平日でしたが、餌付けの時間には駅のホームにたくさんの人が訪れており、観光地としての人気ぶりがうかがえましたよ。
ユリカモメは水鳥のため、駅のホームと目の前の浜名湖を行ったり来たりしています。浜名湖で遊んでから人の頭の上に!なんてこともあるので、もしものときのためにタオルがあると便利かも…?
次回はぜひ、車両の中からカモメと並走する風景を見てみたいと思います!

この記事を書いた人

ハママツ研究所
ハママツ研究所
浜松を愛し、浜松に愛されることを目指して日々研究に没頭中

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