自然豊かな公園の中にある美術館 浜松市美術館
公開日:2021/04/01
浜松で自然と文化を一度に楽しみたい人にまずオススメしたいのが、浜松美術館。
自然豊かな浜松城公園の敷地内にあり、市のランドマークでもある浜松城のすぐ隣に位置しているので観光にもおすすめ。
自然とアートと歴史を同時に楽しむことができますよ!
浜松市美術館ってこんなとこ
浜松市美術館は浜松市が運営する公立美術館。
老若男女が訪れる憩いの場でもあります。
春には桜が咲く
浜松駅から徒歩25分ほどのところにある浜松市美術館。
歩くのは少し遠いなという方はバスも通っていますよ。
バス停「美術館」
バス停前 入り口
この道をまっすぐ歩き、つきあたりを右
鳥さん
バス停からの道路には味のあるレリーフがあり歩くのが楽しいです。
道が凸凹しているので、小さいお子さんを連れて行く場合はつまづかないように要注意です。
建物が見えてきました
美術館二階からみたレリーフ
車で行く方は浜松城公園の駐車場に車を停めて、公園内を散策がてら美術館を目指すのがおすすめ。
浜松城公園駐車場
桜の咲く時期は公園利用者も多く駐車場が混雑します。
市役所前の駐車場は有料ですが、あまりに混雑している場合はこちらに停めるのも手です。
最大料金500円なので周辺の駐車場よりは割安です。しかし、場合によってはこちらも混雑している可能性も。
浜松市役所前 駐車場
駐車場から公園を通って行くルート
浜松城公園側入り口
美術館の裏に駐車場が数台分ありますが、車椅子の方などの専用駐車場になっています。
臨時駐車場もかつてはありましたが、今は使用不可のようです。
この先は車椅子の方など専用駐車場
自転車を利用の方は美術館裏に駐輪場がありますよ。
浜松城公園駐車場にも駐輪場がありますので、園内散策する方はそちらに停めても良さそうです。
駐輪場
浜松城公園駐輪場
ただいま(2021年3月)浜松美術館では、春の企画展「みほとけのキセキ-遠州・三河の寺宝展-」が開催中。
遠江国に属した浜松市、袋井市、湖西市と三河国に属した豊橋市にあるお寺の宝物を集めた展示で、文化財に認定された仏像を鑑賞できますよ。
エントランス
エントランスにはロッカーも
入り口すぐのところでチケット購入できます
第2展示室 入り口
写真撮影OK!
最近の美術館の新しい試みとしてすごいなあと思うのは、どんどん撮影OKな展示が増えているところ。
この「みほとけのキセキ-遠州・三河の寺宝展-」も全ての仏像撮影OKなんだそうです!
ちょっと昔は、展示品を撮影するなんてご法度!だったのに自由になったものだなあとアート好き&カメラ好きの自分はとても嬉しい限り。
重要文化財もあるのに本当にいいの!?と恐縮してしまいますが、SNSや携帯を使って写真のやりとりが盛んな今の時代、すごく嬉しい配慮ですよね。
自分が絵を描いたり作品を作る時の資料にもなりますし、制作が捗るアーティストさんもいるのでは?
第1展示室
展示室は、1階と2階合わせて3つあります。
- ・2階 第1展示室
- ・1階 第2展示室
- ・1階 第3展示室
3部屋というと小規模に感じますが、第1展示室と第2展示室はL字型の広い大きな部屋という感じ。
パーテーションなどで企画に合わせて部屋を区切ったりするので、実際に展示を鑑賞している限りではもっと部屋数があるように感じますよ。
早速、展示を覗いてみると、迫力満点の仏像が展示されていましたよ。
手が優雅
かっこいい
おしゃれだなあ
第3展示室はメインの展示室からは離れたところにありますので、忘れずに!
この奥が第3展示室
1階 第3展示室
春の企画展では、浜松市美術館が誇る東洋美術の一大コレクション「小杉惣一コレクション」の中から、石仏や金銅仏を展示しています。
5月から始まる新たな展示では、この「小杉惣一コレクション」の名硯・名仏に着目した展示が開催予定ですよ。
「天上天下唯我独尊!」
風化すらも優しげに感じる穏やかな表情
収蔵品は、その美術館のこだわりや個性が出るところなので、是非チェックしてみてくださいね。
浜松美術館ではその他に、「ガラス絵」「浮世絵版画」、「彫刻・工芸」、「大津絵」、「泥絵」、「日本の近代絵画」、「静岡出身の絵画」などもコレクションしています。
ちなみに、ガラス絵は、ガラスの片面に絵を描いたもの。
描画面ではなく、その裏側から絵を鑑賞するので、絵を描く画家さんは左右も逆、塗り重ねていく絵の具の順番も逆順で絵を描いていきます。そのプロセスも込みで鑑賞すると面白いですよ!
大津絵は、江戸時代に近江国で販売された民衆の絵画とのこと。
近江国のお土産として有名になったそうで、お守りとしても持ち歩く旅人もいたんだとか。
初めは仏画が描かれることが多かったようですが、だんだん美人画などの庶民的な題材、最終的には教訓的・風刺的な絵が主題になっていったとのこと。
浮世絵よりもラフで柔らかい画風が可愛らしいですよ。
泥絵は江戸時代から明治時代にかけて描かれた浮世絵の一種。
浮世絵は版画ですが、泥絵は筆で描かれているんですよ。
胡粉と安価な粉末顔料で作られた絵の具を用いています。
油絵具にも通ずるものがあり、作品も遠近法など洋風表現で表現されたものも多いのだとか。
2階からは桜が見える
1階 ロビー
1階のロビーには周辺の博物館美術館のDMが置いてありますよ。
ロビーは情報収集の場でもある
美術館を訪れた時には、ここのコーナーも併せてチェックしてみると素敵な展覧会情報をGETすることができますよ!
1階エントランスでは、展覧会関連グッツや図録などを購入することができますよ。
図録や関連書籍
絵葉書も
ずらり!
浜松市美術館の営業時間は午前9時30分から午後5時。
休館日は、原則月曜日。祝日の場合は翌日休館になります。
展示準備期間も休館になりますので、訪れる方は開館・休館日カレンダーを確認するようにすると安心です。
そして、お子さん連れで来館したいという方は必見!
毎週水曜日は「思いやりトークデー&キッズウェルカムデー」になっています。
美術館では静かにおとなしく鑑賞がマナーですが、水曜日は作品を見ておしゃべりOK!
作品を見ながらお子さんとお話しして楽しく作品を鑑賞できますよ。
開館・休館日カレンダーや展覧会の情報は、浜松市美術館公式ホームページ(https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/artmuse/index.html)から確認できます。
美術館に寄ったついでに♪周辺情報を紹介
浜松美術館で展示を堪能した後は、園内を少し散策♪
展示面白かった〜
せっかく美術館まで来たら寄って欲しいのが浜松城。
すごく近い美術館と城
浜松城
眺望よし
浜松城公園の駐車場の付近にはスターバックスもありますよ。
少し頭を使った後はスタバで休憩
公園の緑を眺めてホッと一息
美術館でアートを楽しんだ後に、園内を散歩して景色を楽しみ、ついでに浜松城に寄って浜松の街並みを眺めて景観を楽しんだ帰りに、スタバで一服。
…これって良い休日!
今度のお休みの日どうしようかなと悩んでいる方はぜひ浜松市美術館をチェックしてみてくださいね!
この記事を書いた人
- 猫と一緒に暮らし始め、猫アレルギー疑惑が払拭されました。猫の毛ってすごい空中に舞いますね。ふわふわ。
0件のコメント
「 自然豊かな公園の中にある美術館 浜松市美術館 」についてのコメント募集中