アムールトラの4つ子ちゃんに会いに行こう【浜松市動物園】
公開日:2021/06/29
2021年2月に浜松市動物園で生まれた4つ子のアムールトラの赤ちゃん。
その一般公開が6月11日から開始されました。
さっそくハマラボでもアムールトラの赤ちゃんを見学に!
ひたすらアムールトラの赤ちゃんを愛でようではないか。
広々とした運動場でのびのび過ごす虎たちを愛でようぞ
アムールトラの4つ子ちゃんをひたすら愛でる!
はまZOOこと浜松市動物園のアムールトラ、雌のローラと雄のソーンとの間に2月に生まれた4頭の赤ちゃん。
今月から一般公開が開始された虎の運動場前は大盛況。運動場でのびのびと過ごす虎の親仔の様子が見学できます。(※公開日時は限定)
それでは、ひたすら愛でては撮影した虎の赤ちゃんをたっぷりご紹介します。
やんちゃ盛り
仔どもらしさ溢れる表情や動きを見られるのも小さい時だけ。
ごろにゃん
仔虎と竹
虎と竹という掛け軸のような景色。
虎の運動場に竹を植えた人、天才じゃないかしら。
ガジガジ
いたずらっこ顔
そろりそろりとローラママに近づく2頭
だるまさんが転んだみたいな近づき方するの何でだろう。
「ママ~」
「あのね、あのね」
じゃれあう親仔
仔どもたちを見守りつつ、時には相手をしてあげるローラママ。
睨めっこからの
猫パンチならぬ虎パンチ
肉球の大きさよ。
ローラママも虎パンチ
もうね、虎たちが何しても見学者の歓声が上がります(笑)
みんなで水遊び
ブルブル
お父さんのソーンは水泳が大好きだからな、仔どもたちも水が好きなのかな。
がぶっ
水遊び場にとり残された仔
スン(なかなか出られない)
尻尾は積極的に狙ってく
ママの尻尾もロックオン
突然はじまる追いかけっこ
野性味
ママに巻かれた…
コロコロ転がるように動き回るのも目に楽しい。
ハグ(ぎゅっ)
あぁ、かわいさが溢れてます。
4つ子ちゃんのお母さんローラとお父さんソーン
赤ちゃんばかり注目されがちなので、お母さんとお父さんもしっかり紹介しますね。
先日(2021年6月26日)に9歳の誕生日を迎えたばかりのローラ。
ローラ9歳、ソーン5歳の姉さん女房です。
ロシア美女ローラ
ローラは2012年ロシア クラスノダール動物園生まれ。
2015年4月に浜松市動物園にやってきました。
当時、浜松市動物園にいたアムールトラは「テン♂」。
2012年10月に浜松市動物園で生まれたやらまいか遠州男児です。
テンの父「ビクトル」はドイツ ライプチヒ動物園生まれ。多摩動物園や京都市動物園を経て浜松市動物園へ。15歳というアムールトラの中でも長寿な生涯を浜松市動物園で終えました。母「ミー」はロシア ペルミ動物園生まれ。現在は富山市のファミリーパーク在住。
遠州男児テンの繁殖相手としてやってきたロシア美女ローラでしたが、どうやらテンとのお見合いの結果はいまいちだったようでテンは2018年10月に新天地の広島市安佐動物公園へ。
次のお見合い相手がソーン
テンの次にローラのお見合い相手として2019年に北海道の旭山動物園からやってきたのが道産子ソーン。
4つ子ちゃんのお父さんですね。
ソーンは公開時間が仔どもたちとは別。雄の虎はほとんど仔育てに関わらないそうです。
2016年旭山動物園生まれのソーン。
ソーンの父「キリル」はアメリカ ユタ州ホーグル動物園生まれ。母「ザリア」はアメリカ ランバー動物園生まれ。どちらも2014年に旭山動物園にやってきました。そして旭山動物園で初めて繁殖に成功して生まれたのが「ソーン♂」と「ナージャ♀」。アムールトラの生息地域がロシアのアムール川周辺ということで、オスはロシア語で「夢」という意味を持つ「ソーン」、メスは「希望」という意味の「ナージャ」と命名されました。
でも、ロシア語でソーンсон(ソーン)は、夢は夢でも睡眠の方の夢らしい。
将来の夢の意味を持つ単語は мечта(メチタ)……。よく寝ていい夢見ろよソーン。
体格がいいソーン
雄の方が体格いいので迫力があります。
さすがネコ科最大級の大きさを誇るアムールトラ。
道産子ソーン この迫力からの
にゃん顔
さすがネコ科!
ソーンの公開中は空いてたよ(ソーンも観てってな)
人だかりができるくらいの赤ちゃん公開時間とは打って変わって見やすいソーン単体の公開。
水泳が大好きで水堀でほぼ毎日泳いでるらしいのですが、園内を回っていたら残念なことに見逃しました。
浜松動物園でのアムールトラの繁殖成功は9年ぶり
無事に4つ子ちゃんを出産したローラ、実は今回の出産が2回目です。
ローラ
ローラ初めての出産は昨年(2020年)。
ソーンとの間に赤ちゃんが3頭生まれましたが、数日から数か月以内に3頭とも亡くなってしまいました。
繁殖が難しいとされているアムールトラは出産しても亡くなってしまうケースが多いようです。
4つ子ちゃんは2回目の出産(2021年2月)。
浜松市動物園でのアムールトラの繁殖成功は、やらまいか遠州男児テン以来9年ぶりです。
国内アムールトラ界の期待の星!?
国内の動物園にいるアムールトラは約60頭、野生での生息数は推定500頭ほど。
絶滅が心配されているアムールトラは世界中の動物園が協力して血統を調査・管理し繁殖計画を立てて飼育しているそうです。国内で血統登録を管理しているのは神戸市王子動物園、国際的に血統管理しているのがドイツのライプチヒ動物園。
血統に偏りが出る(血縁が濃い)と弱い個体になりがちなため、国内のアムールトラたちにはない血統を持ったローラが仔を増やすことに期待されています。
希少な種類であるアムールトラは「種の保存」に基づいて環境省との協議もあるそうで、虎の嫁入りの際には国から結婚の許しをもらって動物園にやって来るそうです。どこの王室の嫁入りだよ?(王室よく知らんけど)。
世界規模で出産を期待される虎。
虎は出産のプレッシャーを感じていないとは思いますが、なんだか田舎の長男に嫁いで第一子男児を期待されるお嫁さんの図が浮かぶ。虎よ、お前も大変だな。
ローラ出産おつかれさま
ロシアから来た国内アムールトラ新たな血統であるローラ。
アメリカから来た両親から生まれたソーンも国内アムールトラの新たな血統。
その2頭から生まれた4つ子ちゃん。
今、浜松市動物園にいるのはみんな国内アムールトラの期待の星!
4つ子ちゃんたちよ。
元気に大きくなっておくれ。
虎の赤ちゃんが見学できるのは公開予定日の9:00~11:00頃(※天候や虎の体調によって変更有)。
詳しくは浜松市動物園公式サイトにて
https://hamazoo.net
動物の成長は早いもの。
野生では2~3歳まで母親と共に暮らすそうなので、親仔で観られる期間なんてあっという間に過ぎちゃいますね。すくすく大きくなるので今しか観られない虎の赤ちゃんを堪能したい。
来年2022年は寅年。動物園で撮った写真は年賀状用にもできますね!
吾輩は虎である。
名前はまだ無い。
仔虎ちゃんたち、実はまだ名前がありません。
愛称募集中
浜松市動物園では4つ子ちゃんの愛称を募集中!
両親と同じ3文字で、2文字目は「ー」とすることが条件。
期限は2021年7月11日まで。
応募用紙は動物園内のゾウ運動場の前
ハマラボスタッフも応募してきました。
紅一点「ローズ」
浜松市動物園のすぐ横はフラワーパークなのでフローラルな名前に。どうなるかな~。採用されたら夏場にバラが入った氷とかプレゼントしてあげてほしいな(妄想)。
でも、4頭を見分けられないのだよ
この記事を書いた人
- 文鳥を飼っています。
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