巨大な大黒天が煌めく金運パワースポット 遠州光明山光明寺
公開日:2021/09/07
秋葉山、春埜山の並ぶ北遠三霊山のひとつ、光明山。
秋葉信仰が盛んだった頃、秋葉山は「火の神様」、光明山は「水の神様」として、ふたつの霊山を一緒にお参りすることでより一層のご利益を期待し「両参り」をする方も多かったそうです。
そんな風に古より崇められてきた光明山光明寺は、占いで有名なゲッターズ飯田さん(磐田市出身)も通うオススメのパワースポットなのだとか。
ハマラボスタッフも運気をアップすべく、お参りに行ってまいりました!
光明山の麓に坐す 遠州光明山光明寺
浜松市天竜区にある光明山光明寺は717年(奈良時代)に僧侶・行基により開創されたいう名刹。正式名称は「金光明山公明護国禅寺」。
もともとは標高539メートルの光明山山頂付近、現在 光明山遺跡があるところに位置していたのですが、1931(昭和6)年に火災によって消失したため麓の山東(やまひがし)へ移設されました。
光明寺があるのはここから上へ行ったところ
坂をぐるっと上がると駐車場があり、道路付近なら数台、さらに奥には数十台分が停車できるスペースがあります。
奥の駐車場は広いよ
駐車場のすぐ横は光明山古墳
駐車場のすぐ横の盛りっとした小山は、国指定史跡の光明山古墳。 全長83.4m、浜松市内で唯一の前方後円墳です。
よーく見ると前方後円墳っぽいカタチしてる
そして光明山古墳の向かいにあるのが光明寺。
左右には「五穀豊穣」と「天下泰平」を祈願した石灯籠。
境内に向かってのびる階段はどうやら厄除け坂のようで、前半は「女厄除け坂」、後半は「男厄除け坂」と石に刻まれています。
どちらの厄除け坂も性別関係なく通ってよいのか、やや疑問に思いつつ上る
暑さ和らぐ緑陰の階段
夏の終わりを告げるセミの声を聞きながら、紅葉に染まった光景も良さそうだなと秋の訪れを期待しちゃいます。光明寺では秋に咲く四季桜と紅葉の共演が楽しめるそうですよ。
開けた境内は砂利が敷かれた地面と緑と空のコントラストが美しい静謐な空間。
手水舎
コンコン
摩尼車(マニぐるま)でご利益アップ
何やら気になる石碑を発見
境内の中央に鎮座する石碑は摩尼車(マニぐるま)。
摩尼車は表面にお経が刻印されていたり、内部にお経が内蔵されてたりする回転式の仏具。一回転させる事でお経を一回唱えたこと「一廻一誦(いっかいいちじゅ)」になるそうで、ぐるぐる回せば回した回数だけお経を唱えるのと同じご利益が得られるとされています。
「おんろぎゃろ ぎゃぎゃらやそわか」
一般的には摩尼車にはお経が刻まれているようですが、光明寺のマニ車に刻まれているのは「おんろぎゃろ ぎゃぎゃらやそわか」という言葉。
気になったので調べて見ると「おんろぎゃろ ぎゃぎゃらやそわか」は諸神通用真言といって全ての神様に伝わるお経なのだそうです。
回転させつつ真言を唱えてご利益アップや
黄金色に輝く日本最大級の大黒天で金運アップ
光明寺の大黒殿に祀られているのは金運アップと名高い大黒天。
大黒天は他にも五穀豊穣や出世開運などのご利益がある神様です。
さっそく大黒殿へお参りに
大黒殿の扉はしまっていましたが、中を覗いてみると「扉は開きます 中へ入ってお参り下さい」との案内が。
ということでお邪魔しますね
ででーん
大黒殿の扉をあけると、とんでもない存在感を放つ大黒天にびっくり。
黄金色に輝く巨大な大黒天はそれはそれはご利益がありそう。打出の小槌と福袋も金ぴか~。眩いことこの上なし。
大きい
高さ約4メートルの大黒天は、昭和の火事の際に伐採を余儀なくされた光明山の御神木「大黒杉」から作られており、木造では国内最大級の大きさ。
この大黒天像の胎内には「秘仏三面大黒天像」が納められており、2017年に開催された「秘仏特別御開帳」の際には80年ぶりに公開されたそうです。次回こそ!と思うものの、私が生きてる間にお目にかかるのはちょっと難しいかな。
大黒天を彫った大黒杉の根株「大黒天のおみ足」も展示
周囲の太さは約10メートルあったという大黒杉
この大黒杉を擦ると開運出世、厄除け、健康。
お財布で擦ると金運に良いとか。
しっかりお財布を擦り擦りしとこうっと
また、毎年1月の第3日曜日には大黒天像の大祭「初甲子祭(はつきのえねさい)」が開かれ、この日にお参りして、新しいお財布をおろすと特にご利益があるそうです。全力で金運アップを狙うなら1月ですね。
お守りで運気アップ
絵馬を奉納して願い事をする「祈りの鐘」で運気アップも
社務所には大黒天みくじがあった
光明殿と三満堂もお参りしてご利益アップ
大黒殿のお隣は光明殿
光明寺境内は歴史を感じさせながらも行き届いた管理がされていて美しい。
大黒殿と光明殿の裏にあるのは「三満堂」
このあたりは、秋頃の四季桜と紅葉の共演でとくに見応えがある場所のようです。
三満堂の近くには観音菩薩像
奥の院摩利支天堂で開運勝利のご利益を
大黒殿を仰ぎ見ると、裏山に鎮座するのは昭和の大火を唯一免れ移築された「奥の院摩利支天堂」。
裏山に見えるのが摩利支天堂
実は天竜区の道路を走っていているとチラリと見える「奥の院摩利支天堂」。
あの禿山は何だろうと気になっていた方もいるのではないでしょうか。
天竜区の道路から見える「奥の院摩利支天堂」
あまり耳にしたことない摩利支天(まりしてん)ですが、仏教の守護神で陽炎(かげろう)を神格化した神様。身を守ってくれる護身の神として、勝利や開運の神として信仰されている戦国時代は武将に人気。光明寺の奥の院摩利支天堂は徳川家康公が守護神として崇敬していたそうです。
摩利支天堂へは光明殿の横から上へ向かいます
いざ、開運!
うんしょこらしょ
10分くらいで辿り着くと言っている人が多く、軽い気持ちで奥の院へ向かったのですが運動不足の大人にはハードな山道。時折、段差が激しい丸太階段やあっちこっち這いくねった木の根で足元は気を抜けません。10分は10分だろうけどぉおおお、これは私にはしんどい。
足元注意
ようやく摩利支天堂が見えてきた!
もうすぐ辿り着くと喜びも束の間……
奥の院摩利支天堂は改修工事中!!!
めっちゃ工事中だった
現場の方に伺うと、あと1ヵ月くらいは工事しているとのこと。
伺ったのが2021年8月末なので、9月末に終わっているか否かでしょうか? 天候にも左右されるだろうし、もしかしたら工事期間が伸びるかもしれません。
改修後に訪れたい方は涼しくなってからが良さそうです。
工事中ですがお参りさせていただけました
逆に珍しい光景だな
お参り~
改修が終わったら、またお参りに来ますね。
摩利支天の眷属は猪! 狛犬ならぬ猪が並ぶ
奥の院からは天竜区が一望
奥の院から望む景色は一見の価値あり。
さらに上には展望台があるというので行ってみた
展望台からは木々が生い茂っていて、眼下を望むことは難しいかな
細部まで手入れが行き届いていて美しい光明寺の境内は、静謐な空気に包まれるよう。運気アップのお参りもいいけど、気分がスッとするので、頭がもやもやしている時は浄化(?)しに来ようっと。
黄金色に輝く巨大な大黒天は見るだけでありがたい気分。もちろんご利益にも期待!何卒よろしくお願いします、何卒~。
バテバテすぎて摩利支天堂の帰りは工事資材用の装置で下山したかった
この記事を書いた人
- 文鳥を飼っています。
0件のコメント
「 巨大な大黒天が煌めく金運パワースポット 遠州光明山光明寺 」についてのコメント募集中