格式高き、井伊谷宮とは
公開日:2017/07/12
浜松市、浜名湖の北側にある井伊谷地区は、2017年NHK大河ドラマの主人公・井伊直虎が、井伊谷を本拠地としていたことで知られています。
戦国時代にお家断絶の危機を救った、女性の城主・直虎のゆかりのスポットが、ここ浜松市の井伊谷地区では龍潭寺を筆頭に、たくさんありますね。
「井伊谷宮」も直虎にゆかりのあるスポットのひとつです。
今回はそんな井伊谷宮を調査して報告します。
井伊谷宮は龍潭寺のすぐ隣にあります。後醍醐天皇の第四皇子である「宗良親王」を祀る神社です。
征東将軍としてこの地を本拠に50余年の間、吉野朝方のために活躍した人物です。
井伊谷宮は明治5年に、明治天皇の命により創建された、ということで静岡県内でも数少ない“官弊社”という格式高い神社になったとのことです。
とても優れた人物だったということが分かりますね。活躍範囲も幅広かったようですよ。
なお、以来昭和5年には、昭和天皇が御親拝になり、続く昭和58年には現在の天皇皇后両陛下がご参拝される等、皇室とも大変関係深い神社なんです。
井伊谷宮のご利益として宗良親王は歌人だった、ということから和歌に秀でていて、「学徳成就・合格」の守護神として、
そして73歳と、当時としてはとても長寿だったので「長寿・除災開運」の守護神として信仰されています。
澄んだ空気の井伊谷宮 敷地内紹介
平日の午前中ということもあり、あまり人はおらず、落ち着いている中探索が出来ました。ゆっくりと回りたい、という方は平日の午前中に行くと良いかもしれませんね。 また、敷地内に足を踏み入れた瞬間から、とても澄んだ空気、といいますかスピリチュアルな雰囲気があり不思議な気分になりました。まさかパワースポット効果・・・?!
では、さっそく主な敷地内紹介をさせていただきます!
拝殿
拝殿です。鈴緒が三本。
ご祈祷はここ、拝殿で行います。絵馬がたくさん飾られていますね。
たまにイベントとしてジャズライブ等も開催されるらしいです。今のところ、近日にそのようなイベント情報はないですが、森と神社とジャズ・・・。一見異様な組み合わせにみえますが新しい世界を覗けそうですね!
御神木
御神木です。なんだかパワーがもらえそうなほど、堂々とした雰囲気です。
御神木の下のほうにはおみくじがたくさん結われていました。
これは完全に私の主観なのですが、御神木の囲いの紐におみくじが結んであるので、まるで御神木がこの、あまりいい結果ではなかったであろうおみくじ結果を包み込んで守っているかのように見えました。
資料館
また、御神木のすぐ近くには小さな資料館もあるので覗いてみてはどうでしょうか。
入館料は無料で、自由に見回ることができます。
この資料館は、昔の巻物や絵などが展示されていました。昔の文字は難しく、なんて書いてあるのかさっぱりわかりません。ですが、こうやって自分の目で見てみる、と読むことはできないけれど、なぜか見入ってしまいます。
石でできた鳥居
小さな鳥居がありました。
この鳥居は石で出来ているようです。
神社のぼりもたくさんあると格式めいたものを感じます。
ここ、井伊谷宮は除災開運ということもあってか、交通祈願と記されていますね!
また、それに伴い車のお祓いなども行っているようですよ。新しく買った車に祈願して頂く・・・というのもいいかもしれません。
木でできた鳥居
木で造られている大きな鳥居です。
ここを入口にして入る方もいれば、出口として出ていく方もいます。
私たちは、出口として出ていきました。龍潭寺に行ってから井伊谷宮に寄ると、出口として出ていく方が多いのではないでしょうか。
何はともあれ、鳥居は神様との境界線とよく聞きます。
真ん中は神様がお通りになる通路といわれているので、左右どちらかに寄って通るのがよいでしょう◎
井伊谷宮の狛犬
井伊谷宮の狛犬です。
よく、つのがなくて口を開いている獅子は「阿吽(あうん)」。
つのがあり口を閉じている狛犬は「吽形(うんぎょう)」とききますね。
それぞれの口元は「阿吽(あうん)」の形をあらわしていることが多く、魔除けのために置かれているといわれているそうですよ。
この狛犬たちも厄物から、守ってくれているのでしょうね!
井伊谷宮は龍潭寺のとなりにありますが、龍潭寺のように大きくはないのでとっても回りやすかったです。
立派な神社ですし何よりとても格式が高い神社となると、少しどきどきしてしまいますね!
御神木も立派なので、今度はゆっくり廻れたらいいなと思いました。
この記事を書いた人
- ライター見習い、なんでもやります、だから許してください。
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