舘山の魅力を分析する

舘山の魅力を分析する

浜松市西区

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舘山(たてやま)に開かれた寺であることから、舘山の寺という意味で名付けられた「舘山寺(かんざんじ)」。
当時は舘山寺という寺号でしたが、今では「曹洞宗 秋葉山 舘山寺(そうとうしゅう あきはさん かんざんじ)」と呼ばれています。

御本尊は、福一万願虚空蔵菩薩(ふくいちまんがんこくうぞうぼさつ)様が祀られています。
無限の知識と慈悲をもち、知恵と福徳を授けてくれる仏さまとして知られているようですよ!

それではさっそく行ってみましょう!

舘山寺_舘山の魅力を分析する|ハマラボ[ハママツ研究所]

舘山寺の駐車場は、30分間は無料。1時間まで300円。それ以降の場合、30分毎に100円となっています。

縁結びの地蔵

境内の本堂に向かって左手側にある「舘山寺縁結地蔵尊」。
縁結びのお地蔵様として知られ、多くのひとが訪れています。

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びっしりと奉納された絵馬。独特の雰囲気を醸し出しています。日々たくさんの人々が、願いを託しているのですね。
見えづらいのですが、奥のほうにお地蔵様がいらっしゃいます。
絵馬は福一万願虚空蔵菩薩特有のデザインで、「心」「願」と書かれた二種類のデザインになっているんですよ!
良縁の願を忘れないように「心」の思いに鍵をかけて「おじぞうさん」にすべてを託し、純粋な気持ちでいるよう心がければ成就する、ということを意味しているようです。

珍しいデザインでとても気に入ってしまいました。

カップルの愛を誓った絵馬や、出会いを願掛けした絵馬がたくさんありました!
みなさんの願い、叶うといいですね。

日本の凛々しさを感じさせる愛宕神社

舘山寺のすぐそばに愛宕神社があります。

祀られている神として「火之迦具土神」が知られている愛宕神社は、舘山寺の北の外れに創建されています。 旅館や土産物屋の中を北に向かって行くと、鳥居が見えてきますよ。

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愛宕神社の鳥居です。
とても堂々とした佇まい・・・
鳥居の上にはまるでぼんぼりのような電球がついています。夜には足元を照らすようにライトアップされるのでしょうか。幻想的な風情がありそうですね。

鳥居をくぐると、長い階段が待っています。

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木々のおかげで日陰になっていました。
石段で出来ており、両脇には石灯篭。なんだか格式が高い印象を受けます。

そして階段を登り終えるといよいよ参拝堂が見えてきます。

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日の丸国旗と狛犬に赤いお賽銭箱。
まさに誇り高き日本の神社という雰囲気ですね。

舘山と西行岩

舘山寺は縁結びの地蔵などの他にもまだまだたくさんの見どころがあります。 例えば館山。館山は舘山寺からスタートすることができるウォーキングコースがあります。

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ウォーキングコースはこのようになっています。
※だいぶ険しいウォーキングコースです!山道のようになっていて、軽い気持ちで行くと一周も回れないほど大変な道のりです。

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案内板も少なく、何度も迷いましたが「西行岩」というスポットにたどり着きました。

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西行岩とは、西行法師が朝夕座したといわれている岩です。
西行法師の俗名は、佐藤義清(のりきよ)といわれており、祖先が藤原鎌足という裕福な武士の家系に生まれ育ったそうです。
高い評価を受けるほどに歌が上手く、鞠を落とさずに蹴り続けられるほどスポーツも上手だったといわれています。
また、院直属の名誉ある精鋭部隊、通称「北面の武士」と呼ばれる「北面」の採用にはルックスも重視されており、西行は見事に選ばれたそう。
きっと、スポーツ万能で容姿端麗だったのでしょうね。

舘山寺_舘山の魅力を分析する|ハマラボ[ハママツ研究所]

このお方が西行法師なのでしょうか?
石がたくさん積まれています。

舘山寺_舘山の魅力を分析する|ハマラボ[ハママツ研究所]

浜名湖が見えるのもいいですね。

途中、海岸へ降りる道を発見したので降りてみることに。

舘山寺_舘山の魅力を分析する|ハマラボ[ハママツ研究所]

先ほどよりも浜名湖が見渡せます。こうしてみると浜名湖はやはり大きいですね。

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他にも館山には見どころがあるのですが、日が暮れてきたので一旦引き返すことにしました。

戻っている途中でこんなところを発見しました。

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少しばかり雰囲気がちがいます。ここは穴大師といい、弘法大師が舘山に訪れて修行していたと言われている場所です。
弘法大師が作ったとされる石仏が安置されている祠に入ることができます。

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入口がとても小さく狭いので注意してください。
中は火が灯っていて、神秘的といいますか、異空間に来たような感覚になりました。

この祠には「眼病早瘡」「心願成就」の功徳があります。

ご利益の由来として、こんなお話があります。
昔、あるお百姓さんがいました。お百姓さんは体力が自慢でしたが、ある日伸びた草の葉で不意にも目をついてしまいました。日ごとに視力が衰え、困ったお百姓さんは「弘法大師様におすがりしよう」と考え、毎日お参りをするようになりました。しばらくたった冬の日に手ぬぐいをくわえた鷹が飛んできて手ぬぐいを落としていきました。
お百姓さんは手ぬぐいを持って帰り、毎朝洗顔後その手ぬぐいで丁寧に目をふきました。
数日後、不自由だった目は嘘だったかのように回復していきました。
お百姓さんは「弘法大師様のおかげだ」と、その手ぬぐいを家宝にしました。

それ以来「穴大師」は眼病早瘡と心願成就のご利益があると言われているそうですよ。

結果報告

舘山寺の周辺観光地に訪れたことがあるという方は多いと思います。
しかし、舘山寺のご利益や名前の由来などはご存知でしたでしょうか?
弘法大師が作ったとされる石仏が、安置されている祠の中にはぜひ入ってみてください。
薄暗い中、ゆらゆらと揺れる蝋が幻想的ですが、外とはまた少し雰囲気が違います。
それだけパワーに満ち溢れたスポットなのかもしれません。
またお休みの日にゆっくりと回ってみたいですね。

備考:舘山には十分な覚悟で行くこと!

おまけ

まだまだご紹介しきれない見所がたくさんある館山。
もっと詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてくださいね。

この記事を書いた人

研究生
研究生
ライター見習い、なんでもやります、だから許してください。

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