大福寺とヤマヤ醤油 浜納豆を食べ比べてみよう!
公開日:2021/08/10
浜松の伝統食材の浜納豆。
名前だけ聞くと、「浜松で作られた納豆のことかな?」と想像してしましますが、納豆とは全くの別物。
- ・ねばねばしていない
- ・麹菌で作る
- ・中国発祥で、元々は「豉(シ)」という名前だった
なんでも、中国からきていたお坊さんが京都のお坊さんへ豉(シ)という塩辛納豆の作り方を教え、浜名湖湖畔のお寺にもその製法が伝わったとのこと。
その中で大福寺の塩辛納豆は、室町時代から作られ、代々の時の権力者に献上されてきたそうです。
大福寺の塩辛納豆が大好きだったのは、徳川家康。大福寺の浜納豆を「浜名の納豆はまだ来ないか?」と心待ちにしており、そこから「浜納豆」と呼ばれるようになったそうですよ。
健康オタクだったとも言われる家康。食事にもこだわっていたとのことで、浜納豆に目をつけるとはさすが、お目は高い!
現在、浜納豆を製造しているところはいくつかありますが、今回は「浜納豆の有名な製造元、ヤマヤ醤油と大福寺の浜納豆を食べ比べてみよう!」ということで二つの浜納豆を用意。
浜納豆を買いにいこう!
ヤマヤ醤油
浜松市中区助信町にあるヤマヤ醤油有限会社。
江戸時代から続くヤマヤ醤油の浜納豆は、駅構内のお土産屋さんでも取り扱いがあり、定番中の定番です。
助信にあるヤマヤ醤油
浜納豆発見!
これ使いやすそうでいいね
ヤマヤ醤油のきざみ浜納豆GET!
大福寺
なんとなく、冬限定で出回るイメージのあった大福寺の浜納豆。
調べてみたところ、そんなことはなく通年で購入可能のようです。
FAXにて注文可能です。詳しくは大福寺公式サイトを確認してください。(大福寺公式サイト:http://daifukuji.jp/)
大福寺社務所(冬)
お昼には売り切れてた
近くの酒屋さん 足立商店へ
あった〜!
大福寺の浜納豆GET!
中はこんなこんじ
食べやすい刻み浜納豆に加工
浜納豆ビギナーなので食べやすいように“刻んだ”状態で比べていこうかと思います。
なのでまずは、大福寺の浜納豆を刻むことからスタート。
う〜ん!結構香りが強い!
見た目全然似てないけど、納豆っぽい香りがするかも。
みじん切り
左:大福寺、右:ヤマヤ醤油
盛り付けてみると結構違う!
大福寺の方が色が薄く、大豆のレアさが残る感じ。ヤマヤ醤油は色が濃く、じっくり発酵してる感じ。
さあ、準備が整ったところで食べ比べていきましょう。
食べ比べるといっても、どっちが美味しいとかではなく、両方をよく知るために比較してみるといった感じなのでその辺はご了承くださいね。
食べ比べてみよう!
食べ比べ:俵おむすびと共に編
両者、位置について…
はっけよ〜い、のこった!
引き分け!ご飯はどっちにも合う!
浜納豆だけでご飯がすすむですね。
やはり、匂いは大福寺の方が強いかな。納豆をさらに発酵させたような感じ。
香りが強かったので味にも多少癖があるかと思われましたが、納豆を味噌っぽくした感じで割と気にならない。
納豆食べられる人ならば全然平気ですね。納豆フレークって感じ。むしろ、粘つかないから気軽に食べられる。
ヤマヤ醤油の方は、大福寺ほどにおいがキツくないので食べやすいですね。ローストされたような、どこか香ばしい感じもあります。
少し塩気が強いので、かけすぎ注意ですね。
口に入れた時に、風味はありつつも発酵した感じが前面に出てこないので初心者に優しい浜納豆です。
納豆の発酵した感じや豆の風味も楽しみたい玄人は大福寺がオススメ。
食べ比べ:ゆで卵と共に編
ぱらり
半熟:大福寺!
固茹で:ヤマヤ醤油!
半熟卵の柔らかい口溶けには、豆の柔らかさがある大福寺浜納豆の方が合いますね。
黄身との絡み具合、口どけがちょうどいいです。
良く噛むと味わい深くなるヤマヤ醤油浜納豆は固茹でに合いますね。よく噛んで食べるとしっかりと塩味が効いて満足感があります。
食べ比べ:お豆腐と共に編
ぱらり
どっちも美味しいけど、大福寺が奇跡レベルで合う!
大福寺浜納豆が驚くほど豆腐にあう。
豆腐の旨味が引き出されるのか、豆腐のみ食べた時より豆腐が美味しい。
相乗効果生み出す奇跡の食べ合わせだ。
ちなみに、ヤマヤ醤油浜納豆は中華料理に相性抜群!
麻婆豆腐と共に
香ばしい風味の浜納豆が加わることで本格的な中華に近づきますよ。
熟成されているのでいろんな料理にアレンジとして加えやすくて大助かりです。
今回の食べ合わせに選んだ食品は、浜納豆の味がしっかりわかるように素材一本なあっさりとしたものを選びましたが、浜納豆があるだけで十分おかずになりますね。
製造元が違うとはっきりと個性があり、食べ比べるのが楽しかったです。
思わぬ相乗効果を生むことがわかったので、とりあえず一通りのものにはかけてみようかな。
まさかの納豆に浜納豆をかけても美味しいかも♪
実験はまだまだ続くのです…!
この記事を書いた人
- 猫と一緒に暮らし始め、猫アレルギー疑惑が払拭されました。猫の毛ってすごい空中に舞いますね。ふわふわ。
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