法多山星満夜で夜空に舞うスカイランタン
公開日:2020/09/28
数多のイベントを開催する法多山。
9月下旬~10月上旬の新月の週末には秋の夜長を楽しむ「星満夜(ほしみつよ)」を開催。2020年は、はじめての試み「スカイランタンを夜空に飛ばそう」もあるということで、秋の夜の法多山に行ってきました!
イベント前に本堂にお参りへ
境内を彩る灯り
法多山星満夜
古来より、「星見の僧」と呼ばれる係があったほど密接な繋がりがある仏教と星。
法多山では、現代においても星空を眺め、宇宙の広さを感じ、お寺に親しんでもらう為に、美しい星を眺めるイベント「星満夜」を開催。秋の星空観賞会をはじめ、ワークショップや飲食店、ライブなど多くの催し物で賑わいます。
ほっこりマルシェ
フードや雑貨の販売、イヤリング作りや多肉植物寄せ植え、こけ玉作りなどの楽しいワークショップが集合。
ワークショップや雑貨販売
占い横丁
毎年大好評という占い横丁。
タロット占い師や手相など、実力派の占い師たちが集合!
実力派が大集合!
会場は周りから見えないように1店ずつ目隠しされているから不思議な空間が広がっています。一見並んでいないようでも予約待ちでいっぱいだったりするので気になる場合はお早めにお申し込みを。
美味しいグルメが集合
ハンバーガー、フライドポテト、かき氷、唐揚げ、クレープ、コロッケなどのお店が出店。
イベント出張販売ではお馴染み、三ケ日の「魚兼(うおかね)」。
この日は、「うおかねコロッケ」と「メンチカツ」に加え「いかゲソメンチ」を販売!
いかゲソメンチは出店時に必ずある商品ではないそう、ちょいレアに出会えました。どれもあっという間に売り切れになるので後で食べようなんて思ったらチャンスを逃します。
いかゲソたっぷり
ハマラボで以前ご紹介したお店も出店していました!
浜松と磐田にお店を構えるシフォンケーキ専門店「HALELANI(ハレラニ)」。
ふわっふわのシフォンケーキが味わえます。
マヒナセイサクジョ
元々は看板屋だという「マヒナセイサクジョ」では、マヒナバーガーや自家製シロップを使用したタピオカドリンクなどを販売。バーガーは個数に限りがあるのでご注文の方はお早めに。
ちなみに「マヒナ」はハワイ語で「月の光」を意味します。
星満夜のイベントになんてピッタリなんだ!
わくわく謎解きラリー
週末の間、日中に開催されたのは境内に隠されたなぞなぞを解く「わくわく謎解きラリー」。
謎解きラリーに参加して全問正解すると、先着200名限定で期間限定の「バナナだんご」をプレゼントという企画。バナナの香りがする白餡のお団子、食べてみたかった~。 今回お邪魔したのは夕方だったのでイベントはすでに終了していましたが、これからもイベント限定お団子が現れるかもしれない! と期待が膨らみますね。
虫尽くし!? の天井画が一般公開
普段は非公開ですが星満夜のイベントに合わせて一般公開されたのが、2020年6月に法多山に奉納された虫の天井画「百蟲図」。
会場は法多山の持仏堂(幕末の安政年間に建立)
100種の虫、テーマは「生命の賛歌」
袋井市出身の日本画家 只内寿則(ただうちとしのり)氏による精緻な100枚の虫の画。
法多山周辺の小笠山に生息するホタルやカブトムシ、テントウムシなど馴染み深い昆虫を題材に描かれています。
まるで本物のよう
ひぇえええ、天井にいたら落ち着かないやつ
天井が光りそう
えのき背負ってる?
訪れた人々は「見て! あの虫キラキラしてる」などと各々虫の絵を指さしては楽しんでいました。
スカイランタンイベント
2020年の星満夜ではじめて開催するイベントがスカイランタン!
ランタンに願いや想いを込めて空に飛ばします。
もともとタイや台湾の祭りで有名なランタン飛ばしですが、近年は世界各地でランタン系のイベントの人気が上昇、日本国内でも開催が増えてきています。
「スカイランタンを夜空に飛ばそう」という企画のため、雨天の場合は残念ながら開催中止。
この日はいつまでもはっきりしないお天気で雨は降ったり止んだり。
法多山公式ホームページによると受付開始の1時間前、16時に開催有無をホームページ上で案内とありましたが、確認してからでは間に合わないのでとにかく法多山へ。
まだ開催有無が決まっていない16時前に受付に向かいましたが、すでにこの行列! みなさん早くから並んでいるよう。
受付まで1時間以上あるけどこの行列である
スカイランタンは先着100個限定。
ざっと見た具合だと100人以内には入っているので、開催することだけ祈るひととき。
しばらくすると無事に開催決行の案内があったのでひと安心でした!
受付30分前にはこんなに後ろまで行列が
17時から受付開始
研修会館前が受付
17時頃からはじまった受付。
ようやく我らの順番がやってきました。
申込書に必要事項を記入して、ランタン代を支払ったら完了です!(ランタン1基につき2,000円)
受付完了!
受付番号29番だったので29個目のランタンかと思いきや、1グループで2個以上申込の方もいるので実際のランタンの数ではないそう。1時間以上前に並んでも、すでに30個以上のランタンが予約されているという驚きの人気ぶりです。
ではでは、スカイランタンのイベント会場を事前に確認。
会場は受付からも近い「あじさい広場」。会場内はABCと区画割されていました。
スカイランタンの見学だけするなら「ここからかな」と、小高い丘の上から会場を一望。
イベント開始前にはここも人だらけになりそう。
19時からランタンの引き渡し
夜空の都合か、当初の予定より30分遅らせて19時からランタンの引き渡しが開始。
またしても行列に並び順番を待ちます。
ようやくランタンとご対面
スカイランタン、どんな仕組みになっているのだろうと思ったら和紙で包まれているのは風船。
その中で光っているのはLEDライト。
火は使っていないので安全ですが、衝撃に弱いということでランタンを受け取りながら取り扱いの説明を受けます。
月と星がかわいらしい
持ち手は傘の柄のよう。
「星満夜」をイメージしているのか月と星のモチーフがついていてかわいらしい。
ランタンは安全と環境に配慮して、終了後は回収できる紐付き。
傘をさすように持ち手を真上に向けるとランタンの紐がどんどん繰り出されてしまうので、持ち手を地面と平行にしつつ、紐を指で押さえてランタンが飛んでいかないように注意して運びます。
宙に浮かぶランタンはふわふわ、ゆらゆら。
新種のペットを連れてお散歩してる気分。思わずウキウキ。
スカイランタンのイベント会場に到着!
会場のあじさい広場に到着
会場はABCで大きく区画割りされているので、参加者はそれぞれランタンと一緒に受け取ったアルファベットの区画内に立ちます。
明るい内に確認した会場横の小高い丘にはやはり見学者の人だかりが! スカイランタン眺めるのを本日のお目当てにしてきた人も多いようです。注目度抜群のルーキーイベントだ。
謎の集いのよう
秋の夜、虫たちの鳴き声をBGMに参加者みんながランタンを受け取って会場に集合するまでしばし待機。待っている間もランタンを見てるだけで楽しい。
ランタンを持った集いし者たちが増えてきた
青色のランタンもチラホラ
会場には100個のランタンと100人以上の参加者が集まりましたが、一人ひとりの間隔には意外と余裕があり密は回避されているよう。
いよいよスカイランタンを飛ばす
さてさて、全員が集まったらいよいよ会場アナウンスでスカイランタンイベントのカウントダウン開始!
「10・9・8・7……」
いざ、飛ばす時が
「3!2!1!0(ゼロ~)!」
なぜか大多数がカウントでゼロ~と叫ぶ。
一斉に夜空に舞うスカイランタン
舞い上がった瞬間の幻想的な光景がたまらない。
紐の扱いが少し難しくて意外とみんなゆっくり上がっていった
会場ではウクレレの生演奏もはじまり、イベントを盛り上げます。
勝手に題して、「秋の夜空に舞う幻想的なスカイランタン ~ウクレレと秋虫の声を添えて~」
(料理の名前みたいになった)
ふわふわと宙を舞うランタン、美しきかな
スカイランタンを眺めるたぶん私
スカイランタンを眺めるたぶんカップルたち
ひと通りスカイランタンを眺めることに満足した参加者たち。
上を向きすぎて首が痛くなってきたのもあるからか、紐をひっぱってランタンを下げたり、また飛ばしたりとみんな思い思いに遊び出しました。
一旦下げては
また飛ばすという遊びにいそしむ
こうして時間いっぱい、心ゆくまで満喫しました
イベントの雰囲気が伝わるように動画にしてみました!
スカイランタンが夜空に一斉に舞い上がった瞬間が一番たまらない。
日頃見ることができないような幻想的な光景を楽しめるイベントでした。
ほぼ同時刻に開催していた、本堂前で天体望遠鏡を使って行う「秋の星空観賞会」もいつか参加してみたい。
夜撮影するならカメラの腕を上げねばと己に誓ったのであった……
そしてスカイランタンと一緒に帰ろう
翌日のちょっと力尽きたランタンちゃん
この記事を書いた人
- 文鳥を飼っています。
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